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辛さを忘れるために刷り出した幻…まさかオリジナルが現われるなんて…
anata ni koi wa shitakunai
最初読んだ時は萌で登録したんだけど
今回レビューを書くのに再読して神に変えました♪
1度目より2度目の方が面白かったな~
いつもはこの人何考えてるんだろ~って考えながら読書するのが面白いけど
このお話は人物の気持ちを知ってから読んだ方が納得できるし萌えました!
でも攻めは変わりすぎ!
北沢先生の挿絵がとってもかわいかったので、差に慣れませんでしたw
後半は1年後の話でこっちもびっくり!
自由な作家さんだな~
途中はドキハラしたけど読み終わって見たらほっこりして
色んな愛の形が見れて大満足でした(*≧▽≦*)
新刊チェックで粗筋を読み、同級生と同居しているけど幻?
と、どういうことなのか、あまり理解が出来なかったのですが、
表紙絵が北沢先生だということと、特典ペーパーなどが付く
ということで、気になったので取り敢えず読んでみようと思い、
いつもの書店で予約して購入しました。
読んでみたら、どういうことなのか直ぐに分かりました。
10年ほど前に振られたことがショックで幻が創り上げてしまった
ということですが、幻しか拠り所が無く、依存してしまう気持ちに
共感しました。
幻を創ってしまうほどなので、本当は重症の状態だと思いますが、
こんなことを考えてしまうのは不謹慎ですが、私も幻の存在が
欲しいなと思いました。
幻が佑季くんの生きる希望であり、佑季くんを支えている光景が
良いなと思いました。
カズオミくんが消えてしまった時は、佑季くんの動揺が伝わってきて、
私も思わず不安になってしまいました。
沖津くんと再会してから様々なことがありましたが、紆余曲折を経て
佑季くんの中で消化したのだと思いました。
沖津くんと恋仲になった後も、きっと佑季くんの中ではカズオミくんが
大切な思い出として生き続けているのだろうなと思いました。
佑季くんとカズオミくんの関係について、違和感なく読みやすかったです。
ただ、沖津くんにとっては複雑で、実際に会話をするとなると、
幻のカズオミくんと現実の和臣くんの、どちらの「かずおみ」くんのことを
言っているのか、混乱して大変なのではないかと思いました。
作品を読み終わった後も、中学生の頃の沖津くんと現在の沖津くんが
どうしても別人に思えて仕方がありません。
いくら様変わりといっても、中学生の頃は佑季くんよりも背が低く、
受け系の可愛い守られ型の子が、強引で完璧で包容力がある攻めに
変貌するのは、なかなか違和感が拭えないでいます。
佑季くんの唯一の親友である牧村くんは良い人だと思いました。
本当は佑季くんに想いを寄せていたのではないかと思わずには
いられませんでした。
牧村くんにも良い人に巡り合えると良いなと思いました。
家庭環境や告白のショック、ストーカー被害など、これまで色々と
大変な目に遭ってきましたが、その分、佑季くんにはカズオミくんの
存在だけでなく、助けてくれたり守ってくれたり支えてくれる人たちが
何人もいるので、良い人たちに恵まれていて良いなと思いました。
表紙絵の受けのシャツのデザイン(色のグラデーション)がお気に入りです。
今回の評価は、迷うことなく「萌×2」です。
物語の内容や展開、人物設定、絵など、とても萌えました。
幻という存在が個性的で面白い作品だと思いました。
幻覚幻聴が見えて聞こえる、それは普通ではありえない精神状態、
そんな現象が日常化しているのがこのお話の主人公である作家の相葉佑季。
精神疾患の幻覚とは少し違っていて、過去に好きだった相手が自分の側にいて、
会話まで交わしている展開、読み進めると原因は心因性な感じで、
相葉自身が防衛本能のように自分の心を守るために生み出した「カズオミ」。
本来であればかなり病的でシリアスな内容だと思うのですが、
登場する相葉には「カズオミ」が見えるだけでそれ以上の病的なものを感じない。
実はそれが個人的に違和感を持ってしまう。
それも好きだった相手にフラれてから10年間も「カズオミ」傍にいて暮らしている。
そこに10年ぶりに本物が現れて、誤解や擦れ違いをしながら、思いを通じ合わせ
幻影の「カズオミ」が消えるというもの。
相葉本人も「カズオミ」が幻影だと認識していて、「カズオミ」と会話している姿を
人に見られればおかしいと思われる事も認識出来ているのもなんだかなぁと思う。
そして1番は10年間も幻覚を見る程好きだった相手の本物の沖津和臣との
10年前のこだわりも、聞く耳持たずで強制的な同居をしているのですが、
過去の誤解の内容も、これはコミカルなオチ付き作品ですかと思える擦れ違い。
ある意味笑えてしまいます。
相葉の幻覚が見えてしまうストレス的なものは、和臣との事の前に義母との確執があり、
確執と言うよりも精神的虐待みたいですが、その最中に心を救ってくれたのが
和臣だったようで、余計にフラれたショックが大きくて幻影を見るようになった。
まぁ、そんなところでしょうね。
ツッコみどころが妙にあるのですが、BLファンタジーですから素直に読めば
そこそこ楽しめる作品だとは思います。
表題作、続編、後日談的SSの3作品が収録されています。
「あなたに恋はしたくない」で、再会した二人は両思いになります。
「あなたに恋をしたあとで」で、恋人同士になった二人の前に、佑季のストーカーや謎の男が登場します。
「ならんだ恋のみちゆきに」は和臣の目線で、父親と会う佑季を待つ間、牧村と話します。
佑季の妄想である「カズオミ」と、約10年ぶりに再会した「和臣」の変貌ぶりを許容できるかが、この作品のポイントになるような気がします。
私は妄想の「カズオミ」は序盤に示してくれていたので、結構大丈夫でした。これがラストまで引っ張って、実は「カズオミは妄想でした」オチだと許せなかったかもしれませんが。
ただ、現実の和臣の変わりぶりがどうにも受け入れられず、自分の中で消化し切れなかったです。外見はともかく中身でもう少し中学校時代の名残を感じたかったです。
その辺が妙に落ち着かなかったのですが、作品は佑季の脆さがよく表されていて良かったと思います。ただ、コミカルで弾けた内容でもなく、重くシリアスな内容でもなく、どっちつかずの印象の読後でもありました。
※辛口注意※
あ、あれ……?
デビュー作がもの凄く良くて、作家買いしようと既刊をまとめ買いしたんですが、さっそくアレレレレ-??? な感想になってしまいます。
分厚い文庫にちょっと耽美な表紙になっていて、期待感満載で読み始めた
ものの、この肩すかし感は何でしょう……?
もの凄い筆に迷いが見えるんですが。
設定は非常に面白いと思うのですが、言葉は悪いけれども設定厨という印象。
複雑な家庭環境、中学時代の初恋→告白→フラれる→トラウマ、そしてそれを拗らせた末に、初恋相手の幻覚を作りだし、自分の殻に閉じこもる受。
そこにフった当人が現れて、いきなり居候することになりうんたらかんたら……。
なんというか、凄く評価に困る。
はっきり言って、話が全然面白くなかったです。
攻にも受にも全く魅力を感じず、受の友人も中途半端なポジションで宙に浮いたような気持ちの悪さです。
すれ違い・勘違い・再会ものですが、いずれも中途半端で切なさを期待すると肩すかしくらいます。
お話自体も支離滅裂で、一体何を伝えたかったのかもよく分りませんし、受の家族とのゴタゴタなんかも安っぽくて、あれだけ引っぱったのは何だったのかと。
最後の数枚がうまく嵌らないピースを、無理くり押し込んで完成させたパズルみたいなストーリーになっていて、余韻を楽しむどころか時間を返して欲しいくらい。
新人さんなので、こういう話にしてと言われたら、それに沿った話を書かなければならないのかもしれないですが、ちょっとこれは、ね。
綾さん、本当にこのお話を書きたかったのかな。
とても「イエスタデイをかぞえて」を書いた人と同一人物とは思えなかったです。
そしてイラストに関しても、この話には合ってないというか、何から何まで噛み合っていない印象。
とても繊細でキレイなイラストなんですが、まるで別の小説の挿絵を見ているような違和感に脳が混乱しました。
最後の挿絵は、攻が頭に包帯巻いてるように見えたんですが、レーターさん、最早話すら読んでなかったのかなという疑惑(私の勘違いならすみません)
それとも編集ミスで、挿絵入れる場所間違ったの?
どっちにしろ疑問符。
今後に期待して中立にしました。
期待が大きい分、どうしても辛口になってしまう。