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――永遠の愛を、お前に捧げよう。
himitsu no ouji to hisui no hanayome
六芦かえでさんのふんわり甘いイラストがピッタリのセレブ花嫁ものの
甘いラブストーリー。
出会いはある事情と攻めであるレオナールの誤解と思い込み、その背負った背景の為に
互いに相容れない出会いとなっています。
それが次第に誤解や思い込みが溶けて、傍にいるようになると互いに好意に変わり、
惹かれあい、途中にトラブルがあって1度は離れることになるが、
攻めが受けを迎えに行ってのハッピーエンド。
甘くて健気受けで、セレブな王道花嫁ものです。
内容は、日本で畳職人の孫として祖父母と暮らす樹里、両親は健在なのですが、
何か訳があって樹里とは6歳の頃から別に暮らしその間1度も会っていない。
そんな時に下町には不釣合いな車が祖父母の家に現れ、樹里を迎えに来たという、
イケメンのキラキラオーラの攻めレオナールとその秘書がやってくる。
両親の為に行くことになるが、女装が条件で、実は樹里は両親と暮らしてた
6歳までも女装で生活していた過去がある。
このあたりに何か秘密があるようなのです。
離れて暮らす両親の身に危険があると両親を助けるためにも樹里が父親の生まれ故郷に
行くことになるのですが、はっきり理由も聞かされずレオナールの屋敷で
生活するように。
未だに連れてこられた理由も解らないままに、始めは冷血な雰囲気だったレオナールが
次第に樹里を理解すると同時に過保護的になり、プロポーズされるまでになります。
王家の後継者問題に巻き込まれる樹里ですが、事実を知った後は今度は
レオナールの邪魔になると、相愛になったのも束の間一方的に離れることに。
王家の問題より恋人が何より大事と言う甘いウエディングラブでした。
外国が舞台の年の差ラブストーリーです。
外国人セレブ×少年が好きな方にはオススメできると思います。
ストーリーもいわゆるシンデレラストーリーと違って謎があり、外人セレブ攻めは好きだけどシンデレラストーリーには飽きた・・・て方でも楽しめるかと。
大まかなあらずじですが、商店街で暮らすごく普通の学生の樹里は、行方知れずの両親がピンチだと聞いて、突如現れた金髪セレブのレオナールに遠い異国の地まで連れていかれる・・・というもの。
舞台となっているのはヨーロッパの架空の国です。
しかし、勢いで外国まで連れてこられた樹里が理由も聞かされず外出もままならない…その理由がわかるのがかなり後の方ですが、樹里の出自の秘密や両親の謎など、そこまで引っ張っても読み手はもやもやするだけだし、いざ明かされたらそこまで内緒にするような内容でもなかった…なので読んでいてずっとスッキリしないところがありました。
レオナールは溺愛系のセレブ攻めではなく、クールな仕事人間系です。
どっちも好みなのですが、最初は樹里に興味なさそうなレオナールが樹里に惹かれていく様子が無理矢理でなくて、微笑ましくてよかったと思います。
個人的にクールな仕事人間が、受けのために膝を折る・・・というのが好きなのでカップリングは好みでした。
ただ、樹里が最初から女の子として育てられてきたというエピソードがあるからが、ちょっと女性感が強い作品な気がします。
ドレスを着ている表紙からしてもそうですが、花嫁モノなので女の子っぽい受けが苦手な方には逆に向かないかもしれませんのでご注意です。