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現代か昂輝の世か。揺れる千里が出した結論は!? 平安鬼ごっこ題6弾・完結編!!
kimi kou
長かったようで短かった異世界追いかけっこ、既に6巻までなっていたと
読み終えて気がつきました。
祖母の田舎の蔵で見つけた扇に長持、この最終巻で現世と異世界とが繋がっていて、
今回主役の二人が運命的なつながりを感じさせるストーリーになっていました。
しかし、個人的にはちょっと不満と言うか、これは私の嫌いな設定だったと
思う事があって、最終巻なのにどこかで不満を抱いてしまいました。
長々の追いかけっこもラストは無事と言うか、子供だった千里が異世界で帝と
出会ったことで少し成長し、意地っ張りなうえに自分の気持ちを冷静に判断出来ない
子供っぽさを持っていたけれど、前作で現世に帝と共に戻り、
そこで現世で自分を苛めていたクラスメイトと再会し、
人の気持ちを推し量ることが出来るようになっていたみたいです。
でもね、何となく前作からの流れでちさとの祖母が異世界と関係があるのは
解っていたつもりですが、まさか帝の亡き妻でたった一人の跡継ぎの母親が
ちさとの祖母だったと言うのはちょっと個人的には嫌かも。
ちさとと祖母は血のつながりがないけれど、感覚的に好きになれない流れでした。
これが、帝の母親とか姉とかなら許せるけれど、死んだと思っていた正妻と言うのは
どうしても生理的に許せない設定でした。
まぁ、その辺は個人的な思いで、内容的には面白いお話ではありました。
でも祖母の家の蔵の長持が何故異世界と繋がっていたのかが後引く感じで気になります。
もっともこういうのはファンタジーならではのアバウトさでしょうね。
結局は帝の情熱に押される形で、千里もやっと素直に自分の気持ちを認めて、
家族と離れる事よりも愛する人と共にいる事を望む、千里ちゃん成長したのねと
思えるラストになっていて、帝も本当に愛する人を手に入れて異世界に行ったことで
帝も人を思う気持ち、優しさ思いやりが強くなった気がします。
ハッピーものだと思っていても結末が気になっていたのですっきりしました。
いよいよ完結しました!
祖母の家の蔵の中の長持ちの中から平安みたいな時代にタイムスリップしてしまった、根暗な16歳の千里が、
時の御上である昴耀帝に見染められ無理矢理妻にさせられてしまった始まりのこのお話。
逃げる千里に追う帝といった鬼ごっこな二人は一体どうやって決着をつけるのか?
千里が元の時代に戻ってくるのに帝も付いてきてしまって、そして千里を苛めていた泉も千里のいる祖母の家にやってきて、逃げてばかりだった千里は一体どうするのか?
身体は開発されちゃってるけど、まだ16歳。
この恋を知らない16歳の千里・・・これが全ての切り札だったのですね。
少年がとんでもないハプニングに巻き込まれて、今まで辛い事から逃げてばかりだったものが、ほんのちょっとだけ自分で物事を決断できるようになる。
この”ほんのちょっと”が大事だったのだと。
とても受け身だけど、千里の性格からしたらこの結末は納得の結末です。
長持ちの中が帝の時代と繋がっている事に気が付いた帝・彰正。
なんとしても連れ帰ろうとするのですが、最後の最後まで千里は逃げます
大嫌いな泉が実は千里が好きで苛めていたのだと、好きだと告白されて、彼と両親の家まで逃げてしまったり、泉と彰正の違いについて散々考えます。
最初と何も変わってないじゃないか?とも思えるのですが、ほんのわずかな勇気は、相手と向き合う事だったのです。
向こうに行ったからと言って、一生帰って来られないわけではない。
もう帰る術は知っている。
彰正の気持ちに応えられるかどうか、きっと特別に思っていることは泉との差で明らかなんだけど、まだそれが「好き・愛してる」の類かは千里はわからない。
でも彰正は自分を求めてくれている。
この決断は、千里がやっと、ようやく彰正と向き合う事を決めたほんの小さなでも本人には大きな一歩だったのです。
まだ16歳、しかもエロいけどかなり奥手w
彰正の世に戻った二人はのタイムスリップは、いなくなったその時間でなく、最初に千里が落ちてきたその日に逆戻り。
それは新たにやり直すのには偶然とはいえ、good timing
以前のタイムスリップで帝回りの事情を色々知った千里だから、きっとそれが上手く作用するでしょうし、何よりエッチにも変化が!
彼等の未来を楽しく想像し、ケンカしては「実家に帰らせていただきます!」とか、突然泉が押しかけて来るんじゃ?とか、色々その後が想像すると楽しそうなものがあり、これはこれで大団円だったのでしょう。
さて、千里の祖母ですが、、、まさかよもやの設定が。
想定されるものでしたが、その元の姿はとてもビックリです!!
途中、あまりの千里のネガティブさと子供っぽさに中だるみを覚えてしまった巻もあったのですが、無事終わりを身届けられて何だか達成感すらあるのです(笑)