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kare to kare no jijo
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
大学時代の水泳競技で顔見知り程度だった二人が研修先の
病院で偶然の再会をして運命に翻弄されながらも恋に落ちるお話。
攻め様は高校生の時に両親を交通事故で亡くし、何とか生きていた
父親が医療過誤の疑惑の中で命を落とし、そして事故の相手が
ヤクザ者だった事で、頼りの弁護士にも相手が悪かったと言われ
辛く悔しい思いをした攻め様は2年間だけ研修医として勉強し
その後弁護士になる為に選んだ病院で密かに惹かれていた受け様と
偶然再会するが・・・
そして受け様もまた、この再会に驚きを隠せなかった。
攻め様のたまに見せる寂しげな後姿が気になっていたからで・・・
でも、攻め様のヤクザに対する憎しみを目の当たりにする度に
受け様は人知れず心を痛めていて、それは受け様の亡き父が
暴力団の組長で、祖父が現役の会長に付いていて攻め様の嫌う
ヤクザの血が半分流れているからなのです。
それを隠して友人付き合いをしてる時に攻め様から好きだと告白され
自分も攻め様も思っていた事に気が付き二人は結ばれる。
でも、受け様は攻め様に嫌われることが怖くて自分の家族の事を
隠したままでいる事にも辛くなってしまう。
そんな時に攻め様の亡き親友の妻でモデル仲間の友人に助けを求められ
その事で受け様がトラブルに巻き込まれヤクザに拉致されてしまう。
受け様は屈辱的な目に遭わされながらも、攻め様たちを守る為
祖父に助けを求め、攻め様たちの保護を依頼、しかし自分の居場所は
わざと教えないで、受け様は死を覚悟するのです。
それは唯一攻め様に対しての受け様の精一杯の誠意だったのです。
攻め様が嫌うヤクザの力を頼ることなく受け様は己を犠牲にする覚悟で
しかし、受け様が隠していた事を攻め様は既に6年前から知っていた。
偶然だったが、知った時には絶対叶わない思いと諦めていたが偶然の
再会でやはり受け様が欲しくて、受け様の背景を知りながらも諦める事が
出来なかった攻め様。
そして攻め様は受け様が祖父に居場所を知らせなかった事で受け様の
覚悟を知るのです。
そして攻め様も単身受け様を助けるために・・・自分も共に死を覚悟して。
なかなか面白かったんですが、受け様の背景を知りながらも度々ヤクザを
嫌いだ、許せないと受け様に言ってる当りが無神経な攻め様です。
背景を知っていて告白して欲しいと願った相手なんだからもっと考えようよ
って一人突っ込みしちゃいましたよ~
でも、受け様も優しくて弱い感じだったけれど、後半の覚悟を決めて
ヤクザに殺せなんて言ってるところは血筋なのかもとギャップ萌えです。
医者&ヤクザ設定はそれだけで萌え対象なのでなかなか楽しかったです。