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裕貴と、つがいになりたい。
koi suru wanko wa otoshigoro
人外ものファンタジーで、読みはじめは助けた子犬が実は人外だったと言う
ワンコ王道的なファンタジーかと読み進めていたのです。
子供の頃に大好きで可愛いワンコを助けて一緒に暮らしていた裕貴ですが、
2年後くらいに突然その可愛いワンコは姿を消してしまう。
そして裕貴は高校生になり、いつも傍にいてくれるのはイケメンで裏表のない友人の怜。
その怜の裕貴への態度でいつしか裕貴は好かれていると言うより懐かれているとまで
感じるし、幼い日にいなくなったワンコを思い出す。
そんな風な流れですから、これはワンコ王道ものの再会ラブかと思いますよね。
それが次第に様変わり、作者も自らあとがきに綴られているようにファンタジー要素
てんこ盛り気味なのです。
怜は裕貴が好きで告白し戸惑う裕貴からの返事待ちですが、その間に怜の周りには
ライバルが出てきます、怜と同じ狗人と思われる人物がまず裕貴の真向かいに
引っ越してくるのですが、これは当て馬キャラにもなれない感じです。
そしてライバルは、と言ってもラブ的ライバルでは無くてただ裕貴を狙う存在の
バケモノが現れます、こんなにてんこ盛りするのなら、そのバケモノにも個性を
与えたらもっと面白かったかもと思うのですが、それこそ収拾がつきませんね。
人間と人外だと王道ですが、それがワンコと人魚で、これほど異種な関係もないかも。
更にワンコが相愛になった途端に神々しいまでの変化になる。
ここまでてんこ盛りだと流石にあっぱれですが、膨らみ過ぎて萌えポイントが
逆に分散してしまったように思われ少々残念だったかも。