「…お前が離れたとたん、好きだって気付いたんだ」諦めた相手から、11年後の告白――。

戀愛-koiai-

koiai

戀愛-koiai-
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×27
  • 萌11
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
9
得点
68
評価数
23
平均
3.1 / 5
神率
4.3%
著者
崎谷はるひ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
価格
¥514(税抜)  
ISBN
9784861346613

あらすじ

橋田達巳は大学のサークルで出会い、今は同じ会社に勤める奥田にずっと片想いをしていた。だが、男前な容姿と明るい性格で彼の傍らにはいつも女性の影が。3年前、ある噂を聞きやっと想いをふっ切った達巳だったが、仕事帰りに突然、奥田に暗闇の中でキスとともに告白される。戸惑い混乱している中、身体だけでも自分のものにしたいと強引に迫られて……!? アラサーの11年越しの恋模様。

表題作戀愛-koiai-

イベント運営会社勤務、29歳
大学からの同期で同僚、29歳

その他の収録作品

  • 恋々-renren-
  • 得恋-tokuren-
  • あとがき

レビュー投稿数9

長すぎる片思い

春から体調不良とのことでシリーズものもしばらくは読めないと思っていましたが、
過去にサイトでアップされていたものが1冊の作品として出てくると嬉しさも一入。
描き下ろしも加わっての作品なのでとても嬉しいですね。

サイトにアップされていた短編2作と描き下ろし1作の薄めの作品ではありますが
そんなことは微塵も感じさせない恋のお話。
11年押し殺して来た恋がクリスマスの日に突然諦めていた相手からのかなり強引な
行動で叶ってしまうと言う展開で、作者らしいエロさも加わって最高に素敵な1冊に。

学生時代からの友人同士で、同じイベント会社の同僚でもある既に11年の月日を
共にした仲でもある、突然の恋の展開に長く片思いしていた達巳は困惑。
相手の奥田は達巳の気持ちを学生時代から気がついていたけれどノンケであり、
応えられない相手だと気がつかない振りで来たけれど、でも達巳からの熱のある
視線を感じていると優越感を感じていた事も事実。
ちょっとずるい男な気がしますが、そんな関係も3年前から達巳が自分を見ていない
事に気がつき、付き合っていた彼女のことそっちのけで何故達巳が自分を見なくなったか
そんなことを考え初めて彼女にフラれ、そして気がつく達巳への気持ち。

今度は奥田が達巳へ片思いするような展開になって、でも達巳が社長と関係があると
噂が出て来たことで焦った奥田が強引な方法で達巳に迫り身体から籠絡する展開。
もっとも、そんなことをしなくても達巳も今でも好きなのだから相愛なんです。
ちょっとしたズレを解消すれば11年間の思いが爆発する恋です。

社会人から始まった恋、そして書下ろしは学生時代の二人を描きながら二人の
心の動きが描かれていました。
達巳視点、奥田視点、双方の視点で描かれているのもより深く二人の心の動きを
感じる事が出来てとても素敵でした。
そして崎谷先生、無理をなさらない程度にまた素敵な話をお待ちしています。

5

力加減がちょうど良い

「戀愛」「恋々」「得恋」の3作品が収録されています。

「戀愛」は、達巳(受け)は好きになって11年の奥田(攻め)にキスされ、告白され、抱かれてしまうという急展開の60ページです。でも作中の奥田の言動はともかく、急いだあまりの物足りない内容ではなかったです。

「恋々」は、前作の一週間後、大晦日の夜が舞台。奥田は、抱いたけれどそっけない達巳に不安で、ついサービス停止状態のツイッターに好きだと告白します。ところがそれが流れていて…前作が2人の会話で終始したのと対照的に、こちらは全世界にバレる運びになりました(笑)

「得恋」
本の半分以上の長さです。
二人が、初対面の大学一年(達巳目線)、大学二年、大学三年、社会人四年目、半年前、そしてまた初対面の大学一年(奥田目線)と、思い出を振り返ります。現在と交互に入れ替わる展開が、とても良かったです。

達巳が奥田を諦めた、奥田を見ることを止めたことが、奥田が達巳を意識するきっかけになったというのが面白いと感じました。11年好きだったのは達巳ですが、だからといって奥田が上位なわけじゃない。二人の力加減がちょうど良く、「友達からの恋人」という雰囲気が良く出ていると思いました。

達巳の、本当に諦めた、けれど好きなのをやめたことはない、という言葉にじんと来ました。自分の感情なのに自分の思い通りにならない、という嘆きを思いました。

この作者様の本は、辛く、切ない印象が強いのですが、この作品は明るい雰囲気でさくっと読めます。
片思い中の達巳の心情を思うと切なくなりますし、達巳に告白するまでに女性と同棲をしていたことを思うとちょっと複雑な気持ちにもなりますが、深く考えず読み進めれば、11年経ての二人のラブラブっぷりを楽しめます。

2

テンポ早っ!!

長年片思いしてきた相手から突然の告白に流されるようにエッチ。
一応恋人同士になって、それから過去の大学時代の想いとか
いろいろと振り返るストーリーでした。

とっかえひっかえ彼女を変える男・奥田に思いを寄せてもう何年?
だけど3年前に奥田が結婚を決意したと思い込んだ達巳は
やっとこの気持ちから解放されるとある意味吹っ切れていたのに
今になってその奥田から突然の告白!!

今までの彼の行動からして勿論すぐに信じることもできず
身体だけは繋げましたが冷たい態度。
だけど奥田の押し押しや、ツイッターでのハプニングで公認の仲に。
簡単にくっつきすぎ?とも思いましたが
必死になってる奥田は良かったです。

0

焦りを感じさせたら…

何かの続きものだったらどうしようかな?って
少しドキドキして購入致しましたw
結構スピンオフとか多い崎谷さんなので…。

文庫が薄めで、あっさりテイストなのかもと予想しながら
『戀愛』を読んだら
「ちょっ!!もうしちゃってるんですけど!!展開早すぎ!」
なんて思ってしまいました。
本当に強引で、奥田、どうなのソレ!!とツッコミつつ
エロはやっぱりいやらしいのでニヤけましたがw

達巳は大学生の頃から好きだったから
流されても仕方ないし、結局嬉しくなってしまうのは当然かな。
ずっと友達でいたのに停電の中でのキス、
「クリスマスだから?」と、つい言い訳のような
イベント頼りになってしまう奥田。
社長・宍戸との仲を疑っていつつ、真相を確かめられて
ココ!!っていうタイミング逃さないのは
たらしゆえ…?w


その後の年末カウントダウンイベントでの奥田視点『恋々』、
ははぁー、イベンターは年末年始も忙しくて大変だねぇと
すっかり他人事のように思いながら読んでしまいました;
自分には素っ気ないのに宍戸には違う態度の達巳に不満を覚え、
体を繋げてもちゃんとした答えをもらえていないから
ツイッターで大胆発言……。
(お恥ずかしながら、タカツキさん同様私もクジラってわかんなかったんです;)
これはさすがにどうなんだろうと思ってしまいましたが
インパクトで言えば相当だろう事は間違いありませんし
物語ならいんじゃない、くらいの印象ですw
リアルだったらちょっと引くかなー……w
皆がやいのやいの祝福するのも、出来すぎっぽいけど…。

『得恋』
達巳視点の大学生編。
奥田が女の子の胸を揉んでる場面に遭遇してしまったとか
嫌な感じの出逢いでしたが
人気ミュージシャンが出演するイベントでのハプニングで
おおざっぱながらも臨機応変に動く奥田をみて
見直してしまうという恋心決定なお話です。
ああいう機転がきく人って、それこそ知識云々じゃないし
度胸とか本人が意識していない部分で働くので
惹かれるのもわかるかも。
女の子と円満な別れを繰り返していたにも関わらず
達巳を巻き込んでのいざこざは
いつもの穏やかな奥田ではいられなかったとか
達巳にしてみれば、好きならツラいよねー…。
宍戸がバイを公言していて、
達巳を口説こうとするとかお約束ですけども
そういうたきつけられる部分もなければ
奥田が達巳に対して独占欲が生まれないでしょうし。

達巳が、奥田の結婚の噂を耳にして
長い片想いを自分の中で終わりにするのも切なかったのですが
その彼女と別れてしまうほど
焦燥感に駆られた奥田の様子が楽しかったです。
(楽しかったというと語弊がありますがw)
達巳を好きだと自覚して二年も清い体でいたとか、
そのくらいの誠実さが無きゃ駄目だよね!って
ちょっと上から目線になってしまいましたw

抱かれながら達巳の訴える
「あのころおまえは、やっぱり、俺を好きじゃなかったよ」に
だよねー…って思いつつ、
奥田は自分の気持ちを否定される悔しさを味わいやがれって感じですw
でもまぁ、掴まえたから離さないでいればいいんだから
結果オーライ…かな??

『戀愛』の時に感じた「そんなあっさり!?」が
多少なりとも補充されていくような気が私はしたので、萌です。


お体の調子がよろしくないとの事ですが
執筆活動を続けるというのは非常に大変でしょうね…。
あまりご無理をなさらないでいただきたいです;

3

嫌いになりたくても嫌いになれない複雑な想い

「ビーボーイ&ダリア ノベルフェア2013 inアニメイト」
の告知で初めて知りました。
新刊チェックで粗筋を読み、興味を持ったので、
今回はフェア特典のために新刊で購入しました。
しかし、某店舗の不備で特典CDが貰えないという被害に遭い、
一悶着ありました。
どういうトラブルに遭ったのかは、このレビューでは記載しませんが、
作品自体や先生は何も悪くないのに、購入前は読むのを
とても楽しみにしていたのに、販売店や出版社のために
作品や先生に対する心象が不本意に非常に悪くなってしまいました。

受けについて、何度も何度も攻めのことを諦めようとしているところや、
辛く苦しい想いから解放されたい思い、嫌いになりたくても
嫌いになれない、という様々に複雑な思いがとても伝わってきて、
好感を持ちました。

攻めについては、どうしても好きになれず、
どうしても好感が持てませんでした。
だからといって何故か嫌いになれず、
受けが「こんな人をどうして好きになったんだろう」
という風な実際の台詞や心の中の台詞でもよく登場しますが、
受けのそんな複雑な思いに何度も共感しました。

読む前まで、表紙絵の攻めの顎の部分は、髭ではなく単なる影が濃い目に
描かれているのだと思っていたのですが、読んでいると髭だということで、
他の挿絵も見ましたが、自然な感じに生えて揃えているというより、
某有名アニメの顎髭に似ていて、顎髭だけがアニメ絵のようにベタ塗りの
筆づかいが、非常に強い違和感を覚えました。
タカツキ先生の綺麗な絵が好きで、表紙絵買いすることも
多々ありますが、顎髭の描写で綺麗な絵が台無しになったという思いが
拭い切れませんでした。
顎髭が影だと思えば、寒い冬に温かさが伝わってくる絵で
とても良いのですが、影ではなく顎髭だと一度 認識してしまうと、
影だと思えなくなってしまいました。

崎谷先生の作品を読むのは、この作品が初めてです。
以前から崎谷先生の作品で読んでみたい作品があったのですが、
まだ一冊も入手していなくて、そんな中、今回、フェアを機に
新刊で購入したのをきっかけに、非常に多くの作品を出している
先生の作品を読むのを楽しみにしていました。

届いた本を手に取った時、約170ページと薄かったので、
また、あらすじを読んだ時は好みの設定だったので、
直ぐに読み終えられると思っていたのですが、いざ読んでみると、
文章が読み辛いわけでもなく、不快に感じる表現もなく、
とても読みやすいのに、何故か読み終えるのに随分と時間がかかり、
250~260ページくらいの小説の読書時間と同じでした。
結局は読む時間がかかってしまった原因が分からず、
最終的には第六感的に波長が合わなかったのかなと結論づけました。

この作品が発売される前、どのBL作家さんだったか忘れてしまいましたが、
その作家さんのツイッターで崎谷先生のツイートをリツイートしており、
そのリツイートを見て、崎谷さんの体調不良を知り、心配しました。
あとがきでも病気について触れていて、早く病気が治ってほしいなと
思いました。

今回の評価は、あまり迷うことなく「萌」です。
物語の内容や展開、絵など、一部を除いて、適度に萌えました。
購入時のトラブルで嫌な思いをさせられたり、何故か読む時間が
かかってしまったり、攻めの性格と攻めの顎髭に好感が
持てませんでしたが、それでも不思議と「中立」評価が
頭を過ぎることはありませんでした。

本来、特典が付かないのなら新本で購入するつもりではなかったところを、
店側の都合や不手際でもキャンセル出来ず、無理やりに新本で買わされた
形になってしまいました。
この作品を見たり手に取ったりするたびに嫌な思いをさせられたり
思い出さされたりするのが非常に残念に思いました。

1

こんな会社…ヤダ

崎谷はるひさんの(しかも最近の)作品を久しぶりに読みました。結構あっさり目で読みやすい作品だと思います。

崎谷さんの書く受はタイプは違えど思考がすごく乙女だと常々思っているのですが、今作の主人公・達巳も例に漏れず…ダメ男に惚れて「恋は盲目」状態から11年も抜け出せない女そのものでした。

親友でもあり会社の同僚でもある二人のお話で、そのうち一篇にTwitterで業務連絡をするやり取りがあるのですが、思わず「こんな会社ねーよ。あったらヤダ」とツッコんでしまいました。いくら重要機密はツイートしないとはいえ、実名であんなやり取りする会社なんてないですよ…。あれを取引先の誰かが見てたらどうするんでしょう。

崎谷さんはこういうオンタイムなネタをお話に登場させるのが好きなのかなぁとたまに思うのですが、どうもこう…ちょっと感覚がズレているというかあまりリアリティを感じない結果になることが多く、そんな微笑ましいところも含めてファンを魅了しているのかしら、と想像しました。

1

ちょっと大人な物語

 この間会った友達に、感想読むと、その本、読んでみたい!! ってなるよ!! って嬉しいことを言われたので、調子に乗って再開してみる。

 橋田達巳は大学で出会った男にずっと片想いしている。
 そんな男から、クリスマスイブに唐突に告白される。
 今までずっと歴代の彼女も知っている達巳は彼の告白を信じられずにいるけれど……

 という話でした。
 ちょっと大人な物語でした。

 達巳はずっとずっと相手のことを好きすぎて。
 気持ちが盛り上がる時もそうでない時も経験してきて。
 自分が彼と付き合えることなんてない
 って諦めてる気持ちは、すごく理解できる。

 相手は達巳に対して「好きだ」「前から好きだったかも……」とか言ってくるのに対して反論してるのも好感が持てます。
 ただ好きに流されるだけじゃなくて、相手に怒るのでもない、穏やかでもある作品でとても読みやすかったです。

0

あっさり軽~い。

作家さんのサイトに掲載されていた(2年前くらい?)短編とその続編のおまけ的SSを加筆修正の上、書き下ろしの中編を加えて文庫化されたものです。

表題作は50ページ程度と短いので、恋愛の過程はあっさり流されてます。いきなり想いが通じるところから始まる感じ。

う~ん、正直まったく好みじゃないですね。

もともと『リーマン(お仕事)もの』がものすごく苦手なんですが(これは『お仕事もの』ではないけど)、それに加えてキャラクターに一切魅力を感じません。
特に、この奥田(攻)のような身勝手なヤツがとにかくダメなんですよ。

表題作はサイトで読んでいましたが、2編目『恋々-renren-』はサイト掲載時はツイッター画面を模したものを入れ込んだちょっと特殊な形式で、(ツイッターでの)ネットスラングや顔文字の嵐に途中でイヤになって読むのを放棄してしまいました。

あとがきでは、ツイッター画面で多用された顔文字等は本来横書き前提なので、縦書きの文庫では読みづらいので書き直されたようですが、チラッとでも考えたという横書きにならなくてホントよかったよ。それでも非常に読みにくかったけどね。

まあ、それはともかくほぼ30の男がワールドワイドで愛を叫ぶ(垂れ流す)ってだけでもう無理だった。

書き下ろし『得恋-tokuren-』は、現在(表題作と『恋々』のあと)から出逢いの大学時代~を振り返っています。

初対面の悪印象は別格としても、私は達巳(受)が奥田を好きになったきっかけそのものが理解不能というか、これのどこに惹かれる要素が?とさえ思いましたよ。
繰り返しになりますが、コイツのどこに魅力があるのかがまったくわかりません。

そして、個人的に宍戸(大学時代のイベントサークルリーダーで、現在社長)のようなキャラクターが寒気がするほど大ッキライなので、この書き下ろしはかなり苦痛でした。もちろん、メインキャラクターが好みだったらまた別でしょうが。
ただ、この宍戸のようなタイプが好きという方は多いかもしれませんね。

こちらに限ったことではなく、私は苦手なキャラクターの濃いHは邪魔なのでほぼ読み飛ばしましたが、それでも鬱陶しかった。多過ぎて。

申し訳ありませんが、買って読むまでもなかったとしか言えません。

作家さんの体調不良の影響で新作刊行予定の延期が続いているので、(崎谷さん作家買いだから)とりあえず唯一出たこれでも・・・程度だったのと、サイトで読んだ時からなんの思い入れもなかったので、最初から期待していなかった分ガッカリはせずに済みました。
ひとことで言えば『あ~、やっぱりダメだったな』だけですね。

あとがきで『書き下ろしのはずがこのような~』と言われていたので、新作が無理な分再録を強引に突っ込んだってこと?
もしそうなら、お待ちしますので無理なさらず、体調を整えてから納得のいく作品をお願いしたいです。←新作・再録や新装版にかかわらず。

6

他人が諫めても聞く耳持ってなさそう

既にくっついているカップルの現在と過去から、受けにとって気持ちが揺れ動いた分岐点を振り返る回想で構成されている一冊。
しかし、単純に話を楽しむよりも攻めの人物像が結構シビアに映ってしまうのは、この構成と受け目線が災いしているとしか考えられない。

イベント企画会社のスタッフ同士という背景から一般的な会社員とは違うラフさ、Twitterのやり取りを意識したノリでテンポの良さを演出しているが、文章をおしゃれに飾るって感覚はどうも軽々しく感じる。
それがウケるかどうかってのは自分にはピンと来ないなぁ…

攻め・奥田の押しの強さって、こういうのを『オレ様攻め』って言うの?
いや、何か違う気がするのだが…
恋愛沙汰に聡くて大学生の事から受け・達巳の秋波を察知していたのに、肝心の達巳の淡白さに業を煮やしてやや強引に抱いて、恋人同士になりましたって既成事実を作った経緯はちょっと引く。

奥田って他人から諫められたとしても、自身はこう思うってのを正当化して聞く耳持たなそうなタイプだな~とは思った。
大学生の頃は女の子をエッチするってところを目撃されるし、大人になっても達巳とのいちゃつきをTwitterで暴露してしまううっかりさから、いくつになっても若気の至りが抜けなさそうな軽率さを感じるんだな~。

話はフィクションなのに、どうも実際にいそうなタイプで苦手だなってのを感じたのだった。

0

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