あらすじ
真面目でおとなしく、校則を厳守する学生、伊藤睦月は、不真面目で喧嘩っ早くて校則のひとつも守らないクラスメイト、上原結弥を心の底から嫌い、関わらないようにしていた。しかし忘れ物を学校にとりに戻ったことがきっかけで、担任教師に「赤点をとらせないようにしてくれ」と結弥の先生役を押しつけられてしまう。
こうして始まった放課後の勉強会。結弥の学力が中学生以下であることが判明し、睦月はひたすら頭を悩ませる。一方で、結弥は穏やかに接してくれる睦月に好感を抱いていく。睦月も、課題はしっかりこなしてくる結弥に少しだけ好印象を抱いていた。
そんなある日、睦月は結弥に呼ばれ、彼の家に行くことに。一緒にビデオをみるだけ……のはずだったのだが、耐え切れなくなった結弥が睦月に襲いかかる。
「好きだ」と結弥に言われて戸惑う睦月の前に、「きみに興味がある」と結弥の兄、貴弥まで現れて――。