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kusari honey trap
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ドイツの大企業の社長とSPとの再会ラブ、それも2度目の再会ものです。
二人は幼い頃に出会い、互いに相手を女の子だと思い込みプロポーズするくらいに
美少年で、男の子同士でお嫁にももらえないし結婚できないと知った後も
いつまでも一緒にいたいと思うくらいの仲良しになり、親の帰国で日本へ
戻ることになった莠に必ず迎えに行くと約束するレオンハルト。
そして再会は大学生で、レオンハルトは大人として独り立ちが出来た事で約束通り
莠の元へとやって来て、大学の4年間は蜜月状態で二人で暮らす。
しかし、莠はレオンハルトのバックボーンを本当の意味で理解していなかったと
自分との関係が表だって認められないとあらためて感じ、共に二人で乗り越える
強さをまだ持ち合わせていなかった莠は相手の事を思い、自分の弱さや不安を胸に
一人閉じ込めたまま、冷たい態度で別れを告げる。
そして10年、莠はSPとして働いていたが、上層部の異例の命令で10年前に別れた
レオンハルトの24時間護衛を命じられる。
その命令は異例できな臭い裏があると知りながらも命令に逆らう事も出来ず
警護対象者とSPとして再び再会するのです。
嫌いで別れた相手で無いから、心を揺さぶられる莠ですが、必死で己の任務を
愛した相手を守ろうとします。
そしてレオンハルトも、今でも変わらず愛しい相手であり、頑固で意地っ張りな
莠の10年前の別れの理由も弱さも知りながら一旦は離れたものの、今でも唯一の
相手だと思っているが解る内容です。
それに、レオンハルトが命を狙われる理由になっている事態が実は莠への愛ゆえだと
どれだけベタボレなんだと思えるオチなのも甘くていいですね。
タイトルのハニートラップ、国家的には莠をスパイとして送り込んだことになるけど、
実際の莠にはそんな気も全然無いようで、愛する者を守るために幼い日の約束、
いつまでもずっと傍にいるを今度こそ実践するための思惑でしかないのも
何やら愛の力の大きさを感じさせるストーリーでしたね。
本末転倒なことかもしれないんですが、私が萌えに萌えたのは過去の回想シーンでした…
お話はオーソドックスな再会ものです。
SPの莠(受)がレオンハルト(攻)の護衛をするように御上から命令される、と。
いくら大企業の御曹司とはいえ、一般人の護衛などしないSPなのになぜ莠がその役目を担わなくてはならないのか。それがサブタイトルにかかっています。
子供のころ、父親の赴任についていった外国で莠とレオンハルトは出会います。
このシーンが!!!第一かつ最大の萌えでございました。本文と挿絵のダブルで攻撃されたわ。
BL小説読んでて子供のやりとりに萌えるとか…間違ってるっ!と思ったんですけど、もう仕方ないです…本当に可愛いかったから。
父親の赴任期間が終わり泣きながら帰国して。
そして次の再会が大学生になったころ。
なんやかんやと屁理屈をこねて莠がレオンから逃げて、次の再会が30台も半ばごろ。
ようするに、二人は二度再会してるわけですねー。
再会ものとしては先にも言いましたとおり、オーソドックスだけど萌えが詰まってる。
でも、SPものとしてはどうかなぁ?というところ。
これは人によりけりだと思うんですけど、
守る人(SP)が守られる人(一般人)に守られるというのは、ううーん、と思ってしまうのです。
この本に関しては、莠がレオンを助けた直後に、レオンが莠(とそのまわり)を助ける描写があるんですが、これがあるせいで莠の優秀だという描写が少し曇ってみえてしまうというか。
SP×SPでどちらかが助けるというのならなんとも思わないんですけれどね。
でもやっぱり攻にはいいところを見せてもらいたいという気持ちはあるので、仕方ないことなのか!?…もや
これ、スピンオフがもう決定してるらしいです。ということは次もSPものですねー。
莠の同僚の室塚さん。次の主人公…!なのに、ところどころ宝塚さんになってるわ…
こういうのって別に妃川先生が悪いわけじゃないと思うんですよね。
担当者なり編集部なり、しっかりチェックしてないんでしょうか。
全く読み方の違う文字で似た漢字間違いって、OCRにでも通してる…?