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zettaisha ni torawarete
大好きバーバラ先生。
胸の先っちょ責めのみならず8割くらい濡れ場でございましたw
巻末の「思い出」まで読んで本俊(もとみね:最後まで読めなかったw)の気持ちがわかり、お話全体にも納得しましたが、後半に差し掛かるまで続く濡れ場に愛が見えづらく(ほんのり香る程度)
一体どういうつもりなのッ!とヤキモキしました。
友那もよくそこに愛を見つけ出したな…。
バーバラ先生のお話は最終的にはラブラブハッピーなことが多いのでそこに心配はないのですが、
今作は本俊の愛情表現が下手くそすぎました(°▽°)
神城組組長の次男坊として生まれながらも、ヤクザとは無縁の生活を送っていた友那。だがある日、両親と兄を交通事故で亡くしてしまい、友那はその死が、敵対勢力による殺人ではないかと疑います。
そんな彼の前に現れたのが、七年前に神城組を破門されていた本俊。
組を出た本俊は、神城組をも凌ぐ規模の、西井組の組長になっていました。
復讐のためならなんでもすると誓った友那は、家族を殺した犯人を本俊に探し出してもらう代わりに、彼に身体を差し出すことになる、というお話。
いかにもBLあるある展開ですが、バーバラ先生の陵辱ものって、なぜだかあまり受けが可哀想に見えてこないんですよね。
これもひとえに、攻め様の受けちゃんへの想いが、最初からダダ洩れなせいだからでしょうか…。
攻めの視点で考えると、どうせ男同士だから、心は通じ合えない、ならば身体だけでも、という切ない心境なのでしょうが、これから力づくで我が物にしようとしてるのに、久し振りに会った受けに見とれちゃって、
「昔は天使のように清らかな雰囲気だったが、今は堕天使のように淫らだ」
とか言っちゃってるんですよ!
むしろ、なんで受けは、ここまで言われて気づかないのか…。
受けも受けで、「こんなにひどいことをしてくる今の攻め」と「昔、自分に優しくしてくれた大好きだった攻め」とのギャップが埋められず、終始悶々としています。
途中、なぜ攻めが破門されたのか、という真相が明らかになるくだりは切ない描写が続き、つらかったです。
そこから一気に、事件解決の流れになるわけですが…。
わりとあっさり片がついてしまうので、身体だけ無理矢理モノにしなくとも、一緒に犯人探そうぜ、ってノリじゃ駄目だったのかな、と思わなくもない。
最初から両思いだったことを思うと、痛々しく思えた序盤の陵辱シーンも、なんだか優しく見えてくる。確かにこの攻め、受けが本気で痛がったり嫌がることはしてないんだよなあ…。
そして、あとがきで思わず笑っちゃいました。
受けにお道具をセットして放置するプレイで、その間、攻めはどこでどうしているか、ということにバーバラ先生が言及しているのですが…。
これには、ですよね~!と激しく同意、そして納得。
その攻め様の姿を想像すると、濃厚なエロシーンもなんだかほのぼのとして見えてきたりして…。
巻末のSS「思い出」は攻め視点。
まだ子どもだった受けの存在に癒やされていた、懐かしい日の思い出。受けになにも言わず離れていく時のつらさ。そして現在、受けを大切に可愛がる攻めの、幸せいっぱいの甘いお話でした。
監禁、陵辱、尿道責め、お道具、縛りありとエロ面では濃厚ですが、終わってみれば甘さを感じる作品で、最後まで楽しく読めました。
懐かしい作品の文庫化再販ものです、もう、7年くらいなるのでしょうか。
親兄弟を奪われや名前だけのヤクザの息子、やくざ稼業を嫌い普通の生き方を
望んでいた受けになる友那が突然悲しみの底に突き落とされる。
そんな時に思い出すのが子供の頃懐いていた組の人間で攻めになる本俊の姿。
それでも突然何も言わずに目の前からいなくなった本俊と傲然自失のまま
親兄弟を殺した組織と思われる組へ単身乗り込もうとしていた時に再会し、
仇を討つためにはどんな事でもすると言う友那に仇を討つ手助けをするからと
無理やり信頼していた本俊に凌辱され、解決するまで人形のように言いなりになり
軟禁生活を余儀なくされる日々。
信頼して慕っていた本俊からの裏切りの凌辱、そして浮かぶ上がる疑念、
身内の組員からの密告、擦れ違いと誤解で揺れ動く友那と傲慢な本俊。
本俊のヤクザらしいというか、不器用な愛情を感じさせるお話です。
旧版を全面改稿(ストーリーは変えずにわかりやすく)と書き下ろし【思い出】が入った06年のアルルノベルスの新装版。
博徒系の広域暴力団神城組の組長である父親と、母親と兄が車の事故で亡くなり、たった一人になってしまった次男の友那。
敵対する組の仕業かもしれないと通夜の夜、怒りと悔しさから唐突に疑われる組に行こうとした時、7年前に組を破門になった友那が懐いていた男・本俊と再会するのです。
仕返しをするためなら何でもするという友那に、大きな勢力の組の組長となっていた本俊は憎しみを覚えろと、友那を手篭めにし、オレの女になれというのです。
こうして本俊に囲われ身体を開発される中で、思いだす本俊への過去の信頼と思いと、自覚していく恋心。
神城組が解散することになり、本俊の組がその中で使える者を引き取るということで元組員が出入りするようになるのですが、そこに友那に近づいてい来る男があり、衝撃の事実を告げるのです。
展開としては、無理矢理犯してオンナにする。
しかし、そこに二人の過去があって回想されたりするために痛さはありません、
様々な責め苦も快感を引き出すものであり、終わればそこには本俊の愛が垣間見えます。
彼にとっては友那は、子供の時からの彼にとっての天使なのでしょう。
そこは書き下ろしの【思い出】に過去の真実も含め描かれています。
さほど痛さも感じずに、甘さの予感と余韻が大きいです。
親兄弟を殺した犯人は誰だったのか?
この辺りも展開の中で見えて行きます。
割と王道の過去の気持ちありきの、再会と本俊は友那の王子様は大げさですが、友那を裏切らない人だったといえるののかもしれません。
海老原さんの漫画が、ほっこりさせます。
作中に思い出のホットケーキが登場しておりましたが、やけに本俊がキラキラしてました(笑)
続編の新装版も改稿されて10月の予定だそうです。
楽しみに待とうかな?