これでお前も共犯だ

Eden -白衣の原罪-

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Eden -白衣の原罪-
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
17
評価数
6
平均
3 / 5
神率
0%
著者
日向唯稀 

作家さんの新作発表
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イラスト
水貴はすの 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
シリーズ
Dr.ストップ -白衣の拘束-
発売日
価格
¥890(税抜)  
ISBN
9784773086706

あらすじ

「――二度惚れしちまったじゃないか」
自ら望んで刑務所医になった新米医師・真弓は塀内で、かつて一夜を共にした極道・虎王と再会する。逢瀬は短くも濃密な二人の関係は、突然の彼の失踪で終わったはずだった。真弓は嬉しさのあまり、罪だと理解しながら深夜の医務室で虎王に抱かれてしまう。どんなに時が過ぎても、真弓の身体は男の愛撫を憶えていて初めてのように甘く震えた。だが五年前のあの日、何故姿を消したのか――はぐらかしてばかりの虎王に、真弓はなにか秘密があると感じるが!?

表題作Eden -白衣の原罪-

虎王組前組長の息子で若頭
新米の刑務所医

その他の収録作品

  • あとがき
  • おまけ『real face―密林の王者―』

レビュー投稿数3

ちょっと迫力に欠ける巻

しばらくぶりの東都ドクターシリーズ、13作目のPower から1年以上の間があって
このシリーズもいつまで続くのかとロングランシリーズの仲間入りですね。

それでも今回の主役たちは今までの主役キャラたちに比べればいささか迫力に
欠けるかもしれない、脇キャラさんのままなら気にもならないのですが、
今までの主人公キャラが、攻めにしても受けにしてももっと華やいで見えたからか
あっさりした感じがしました、そして黒河先生が最後に出てきたせいで、
全て美味しいところを持っていかれた感が半端ない(笑)
まぁ、それもこのシリーズでは致し方ないし、それはそれで楽しいと思える。

そして今回も素敵な脇キャラさんが新たに登場していて、真弓先生の上司の愛染さんは
謎っぽいイメージだったけど、黒河先生が先輩と呼ぶ人物なのですから
気にならない訳がないですよね。
是非9時5時男の真の姿を見てみたいと思ってしまうキャラでした。

今回の主役は、攻めが今までのヤクザを背景にした内容で悪い組代表みたないな
虎王組の若頭の虎王と東都新米ドクターの真弓との再会ラブ。
5年前に銃弾に倒れた虎王をまだ医学生だった真弓が治療をした事で、
たった1週間一緒にいた相手と関係を持ちながら忽然と真弓の前から消え
そして思わぬ場所で再会し、過去の出来事や嫉妬に誤解と取り混ぜての話です。
虎王を巡っての恋のライバル対決もシリアス展開で描かれています。
今回も脇キャラがかなりいい味出していて続編でまた会いたいと思える内容でした。

4

ヤクザ×刑務所医の意外とラブ甘な再会愛

ヤクザ×刑務所医というから色々と過激なものを期待していたら
意外と穏やかで甘い関係だったw
攻は破天荒に見えて硬派で一途、受はツンデレに見えて後半はデレデレ。
ヤクザの抗争が絡むシリアス展開なのに、
二人の関係とか会話が可愛くてなんか和んじゃいました♪

13冊も出ている長寿シリーズとは知らずいきなり本書から読んでしまいましたが、
冒頭にキャラ紹介、脇の人物たちがメインで登場した作品も出ている親切設計なので
全然問題なし、大まかな人間関係は把握できます☆


大学付属病院から刑務所医になった真弓は、5年前に自分が違法に手術して命を救ったヤクザ若頭・虎王と再会する。
内部抗争で組長を撃った罪で自首した虎王だが、狙撃があった日に虎王が自分と過ごしていたことを知る真弓は、事件の真相を知りたいと思う。
しかし、虎王にははぐらかされ、何者かにしつこく命を狙われ…。


ヤクザの私利私欲のための権力争いかと思いきや
黒幕が真弓にこだわる理由がなんだか恋愛脳的な女々しいもので、
もっと硬派なノリが好きな自分にはちょっと肩透かしでした;

でも、腹が読めないキャラがゾロゾロ登場し、
敵か味方か分からないまま進む展開はハラハラして面白いです。
病院メンバーの中では、
味方なのに色々とヤバイ黒河先生がひときわ輝いてて気になりましたw
メインだった『白衣の花嫁』『白衣の渇愛』の二作では
さぞ魅力的な攻だったことでしょう☆


巻末の【おまけ・real face-密林の王者-】は
虎王が真弓を連れ、迷惑をかけた鳳王組組長を訪ねる話。
真弓は恐妻か??
気は強いが根は健気で従順なキャラという認識だったので、虎王の言葉に
真弓と一緒にポカンとしてしまいましたw

4

刑務所が舞台

『Dr』シリーズ14作目です。

またヤクザ攻かあ・・・日向さん、ホントにヤクザが好きだよね。

個人的に『お仕事もの』(とりわけ『医療もの』)も『ヤクザもの』もすごく苦手なんですよ。

シリーズのメイン舞台である『ホモ病院』から刑務所の医師になった真弓(受)と、真弓が医学部在学中に出逢い、無免許で診療・手術して助けたヤクザの虎王(攻)。

真弓は、刑務所で受刑者となっていた虎王と再会するんですが・・・

まず、キャラクターが好みじゃないのでラブにも思い入れようがないんです。

第一、どこでどうして愛が芽生えたのかが理解できないんですが・・・
行きずりで面倒見て・見られているうちに情が移って(?)Hして別れて~って、これのどこがラブなのか。
真弓は当時寂しかったから誰でもよかったんじゃないの?としか感じませんでした。

そして、再会してからの真弓の言動が軽はずみ過ぎて呆れます。
いったいいつそこまで虎王を好きになったんだろう。『恋に理由はない』ってことですべて納得しなきゃならんのか?

さらに、仕事も事件(?)もまったく興味持てなかった。もともと『仕事描写』は求めてないし。

途中、それも早いうちに明らかに斜め読みになってしまいました。


ひとつひとつのエピソードはまあいいとして(そこに突っ込み出したら読めない)、ストーリーとしてどうにもちぐはぐな感じを受けましたね。

なぜ、真弓が病院を辞めて刑務所に行く決心をしたのが事件から5年後なのか。
違法な手術をしたあとも(平然とではないにしろ)医学部で学んで医師になって、それがなんで5年も経ってから『罪の意識で』だったのかに説得力を感じなかった。

しかし、なんと言ってもクライマックスの対決シーンが・・・
チープな五流アクション映画かよ。説明もほとんど台詞で済ませてるし。


う~ん、メインの2人より、脇キャラクターの真弓の上司・愛染の方がよほど印象的でしたね。←次作『Bad Luck ―黒衣の迷執―』でメインになってます。

別に、愛染が好みっていうわけじゃないんですが、脇の存在感が強過ぎるのか、あるいはメインの魅力が薄いのか、どちらにしてもなんとも散漫な印象の作品でした。

もうひとり、強烈な存在感の脇キャラクターがいましたが、個人的にこういうヤツがものすごく!キライで堪らんので割愛。


評価は、本編を読み終えた時点ではもう『しゅみじゃない』しかないだろうと思っていたんですが、あとがき後のおまけSS『real face―密林の王者―』がなかなか面白かったので『中立』にしておきます。←メインCPより伊万里(4作目『MARIA -白衣の純潔- 』の受)がよかったんだけど。

それにしても、このシリーズ、好みがハッキリ分かれ過ぎる・・・

2

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