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okubyou na sokubakusha
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
かなり読み始めに感じる作品のイメージ途中のイメージ、後半の怒涛の展開と
読む内容に感じる印象が劇的に変わるのも不思議な作品でした。
出初めは大学の先輩に騙されるように連れて行かれたゲイバーで
日本人離れした、遊び人風に見えるイケメンに紹介され、その人が自分の大好きな
作家だと知りテンションが上がったまま、何故か気がつけば拘束され襲われている。
それでも軽めの作家と大学生恋バナかと思って読んでいたら、この作家がかなり
変わっていて、これは執着系のヤンデレなのかと思えば、かなりシリアスな
背景を持っているトラウマ的なめんどくさい人物像が次第に明かされる。
マズイと思いながらも、流され絆され気がつけば付き合う事になっていて、
その付き合いも何処か奇妙な感じで、攻めになる作家の常識で測れない行動や
恋人同士なのに、同居することに一歩惹かれたり、それなのに激しく求められたり
次第にシリアス加減が読み進めるうちに比重が高くなる、サスペンス風味もある
作品でしたが、ラストはハッピーになるので安心して読める話でした。
大学生の有季が、ゼミの先輩に連れて行かれたゲイバーで
大ファンの人気作家でモデルのように容姿端麗な
要と出会う。
酔った有季を部屋に拘束し挿入ナシでイカせ、大学までやって来て
当然のように恋人のように振舞う要。
ほだされて付き合うことになった有季は、
異常に嫉妬深くサディスティックなプレイを好む要にドン引きしつつも
本心から拒絶することはできなくて…。
トンチキな展開がジェットコースターのように続きます♪
有季が強姦されてすぐ要にメロメロになる展開からしてミラクルだし、
有季を陥れようとした先輩がアッサリフェードアウトしたり、
ネットに流出した合成写真よりも、某巨大掲示板風のビミョーにハズした会話の方がインパクトあって気恥ずかしかったり(←これはトンチキとは違うか?)。
爆笑はできないけど、こんな暑い時期には
サラッと読めてバカップルを愛でられる本が読みたくなるので
わりと気に入った作品です☆
手錠プレイも、道具を使ったアナル拡張工事wもいいけど、
なんといっても指輪とセットのコックリング!!!
自由自在に伸び縮みしてブツを拘束するシロモノで、
ロマンチストで独占欲の強い要のためにあるような道具でしたw
ずーっとギャグでいくのかと思いきや、
要が人間嫌いになった理由である家庭環境のことで後半シリアス展開に。
唐突すぎて、なくても良かった気がしますが、有季が単にほだされただけでなく
要を理解して自分の意志で愛するという点で意味あるエピなのかな。
ある人物の訃報を聞いた要は、急に暴力的になり、有季を監禁して強姦。
両親に捨てられた要の事情を知った有季は
殺されてもいいからそばにいると要に告白し、心打たれた要は肉親の死を乗り越え
有季にプロポーズしてまたエロ甘なソフトSMプレイの日々に戻るという展開でした。
楽しく読めましたが、有季がSMプレイへの順応早すぎなのが気になりました。
要がSなのは分かるけど、有季の元気っ子な平常時とM要素が結びつかなくて。
嫌がってるのを少しずつ開発~とかではなく、最初からノリノリなので
変化の楽しみがなくちょっと単調かな~という感じはしました。