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shugosha ga sasayaku yomi no koku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『守護者がめざめる逢魔が時』の続編、前作もハラハラドキドキ、
ホラーミステリー&BL風味なんて感じながらも、大好きな能力ものの展開で
ガッチリハートを鷲掴みされた作品の続編は、更に内容をパワーアップさせていました。
前回は清芽の魂を狙うバケモノを即席のお祓いチームが退治する内容と
葉室と異能力者の二荒とのラブや、異能力者の強さと弱さを盛り込んだ内容でしたが
今回はその悪霊が更に凄まじい、一つの街を澱ませるくらいの怨念。
それは数百年も前に遡る悲惨な出来事が発端でした。
更にその町は二荒の生まれた町で幼い時のトラウマ的な過去も絡み、二荒の母親の
失踪がまるで二荒を誘い出す罠みたいに感じます。
そして異能力家系御影神社の長男で唯一能力が無い清芽は二荒との出会いで自分が何故
能力が無いのかを知り、その代りのようにとても強い神格の加護を受けている、
どんな悪霊も霊障も清芽を害する事が出来ない無敵の加護の片鱗が見えてきます。
それにしても今回の悪霊騒ぎはかなり怖くて悲しい程憐れです。
執着と妄念の悪意の塊、それも複数の集合体、絶体絶命のピンチ。
そこへやってくるのが清芽の弟で圧倒的な異能力を持った明良。
兄である清芽の為だけに能力を磨いているようなブラコン弟ですが、今回はちょっと
危うい感情に流されてしまう展開もあったのでドキドキしましたね。
兄を想うあまり全て解っているはずの明良が陥ってしまう。
続編は読みどころ満載のスリルに満ち満ちた展開で最高でした!
続編の待望の2冊目!!
怪異でヲタク心もBLで腐女子心も満たしてくれた1冊目に引き続き2冊目も怪異もBLも盛りだくさん!!
今回は弟の明良が大活躍!!!
前回活躍した面々は今回多少おとなしく、明良の無双っぷりがものすごいです!!!
ラストの兄への執着を乗り越えた明良はより一層かっこいい!!!!
でも今回出てきた水神が明良へ言った言葉はあながちウソではないのかも……
と思わせるラストといい、主人公は次作でも大変な目に合いそうです。
ああ、次回作が楽しみ!!!!!
どはまり『守護者シリーズ』2作目です。
ごめん。
前作は「怖さは大丈夫だった」と書きましたが。
この続編、怖えよぉ!
特に章の間に挟まれた悪霊に取り殺される人たちのエピソードがホントに怖い!
理不尽なんですもの。
モブキャラの宿命なのかも知れませんけれども。
……でもですね、本当の恐ろしさはそんなもんじゃなかった。
ラストの気持ち悪さと言ったら……いゃーん、助けて!
そんな感覚的な怖さと同時に、実は非常に理詰めの怖さもこのお話は含んでいると思ったんです。
人と異なることを排除して行こうとする社会の恐ろしさなんですよ。
今作は『凱斗のターン』なんですけれども、幼い頃に人ざる者が見え、なおかつそれが自分に危害を加えて来ることを母親に理解されず、たった一人で生きてこなければならなかったことが明らかになります。
この闇が深いが故に、幼い清芽に出会ったことが彼にとってどれだけ光溢れる経験であったかを思い知らされるという。
ただ、それは同時に幼い頃から『見えてきた』明良にも言えることなんですよね。明良はブラコンなんかじゃなくて、清芽の存在そのものが『自分の生きている意味』だと思っている。
清芽を巡った2人のトライアングルが非常に不穏な空気を醸し出して……ああ、嫌な予感しかしない。
そして読む手が止まらない。
あ、シリーズ唯一の濡れ場があります。
しかし、こんなにLOVEの少ない、且つ面白いBLって珍しいよねぇ。
『守護者がめざめる逢魔が時』の続編。
前回と同じく、受けは御影神社の神主の息子で霊能力のない清芽。
攻めははぐれ霊能者の凱斗。
子供の頃に出会った清芽を凱斗はずっと影から見守り続けていて、前作の事件を共に乗り切りカップルに。
でもまだ、前作では最後まではいかなかったんですよね。
でま、今回はしっかりBLになっていました(笑
今作では清芽の弟であり、強力な霊能力を持つ明良が上京し、兄弟で同居を始めています。
ふたりのお邪魔虫的な立ち位置ですね、ブラコンですから。
ずっと長男の自分に能力がないことをコンプレックスとしてきた清芽でしたが、前作でそれが覆され(相変わらず見えず・聞こえずですが)自分が今後どうあるべきか考えるようになっています。
前作はホラーというよりも個人的には『霊能力対決』『超能力もの』という印象が拭えず怖さは皆無でした。
しかし、今回は『霊物』って雰囲気が大きくなっていました。
舞台は凱斗の生家のある町。
不定期に起こる失踪や怪死を解決するために、前作でも登場していた霊能者(煉、尊、櫛笥)らとともに事件解決にあたるというお話。
怖くはありませんが、おどろおどろしい雰囲気を醸し出していました。
そして、執着する面々がたくさん出てきたなあという読後の感想です。
人間あまりひとつのものに執着するのは良くないね、などと思いましたよ(苦笑
この作品がシリーズ化されるならば、今後、明良は面倒なキャラになりそうですね。
今月4巻が発売されるので、1巻から再読しています。BL+ホラーで、夏にピッタリなシリーズの2巻になります。2巻では、凱斗のトラウマとなった過去に繋がる心霊事件と絡んで、明良の兄への想いが事態を悪化させる、かなりハラハラさせられる内容です。
小さい頃から優れた霊能力で、苦労してきた凱斗。5歳の清芽に出会って救われたんだけど、その時からこのコを守るのは自分だと決めていて。困ったことがあっても何でも自分で解決しようとします。
だけど、清芽は、そんな凱斗の力になりたくて歯がゆい思いをします。自分の霊能力の無さがコンプレックスだったのに、1巻で『守護』の力があることを知り、凱斗や皆のために使えるようになりたいと相変わらず前向きな清芽に好感が持てます。
そんな清芽の一生懸命な想いに凱斗も甘えられるようになって、2人の関係も前進します。
だけど、面白くないのは弟の明良で。おまけに、運悪く、2人の初エッチの声を聞いてしまいます。そして、明良の傷心の心に悪霊が付け込みます。
今回の心霊事件は、人間の強欲さが絡んだ、過去から繋がる神様まで巻き込んだ恐ろしいモノでした。想像すると怖くなるのですが、それよりも気になったのは、明良の清芽への熱い想いでした。兄弟以上の強い絆と、凱斗を挟んでの奇妙な三角関係に、今後どうなっていくのか目が離せません。
そして、清芽の『守護』される理由が分かってくる3巻に続きます。