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iinazuke no amai sokubaku
時代錯誤もここまでひどいとある意味凄いと思える設定のストーリーで
双子の兄妹で本当は男で長男なのに女系で代々栄えてきた旧家故に
女として戸籍を作られ、挙句妹の本家の跡取りの立場を脅かす存在として
次女として登録され、両親と引き離され一族に手酷い虐待もされながら
生きてきた可愛そうな斎希が受けで主役のお話です。
妹は元華族の流れをくむ名家の小石川と知り合ったことでなんとか祖母を
言いくるめ大学在学中は家から逃げ出す事が出来、斎希は跡継ぎでもある妹の
お目付け役みたいな形で同じく家を離れ専門学校に通える平和な日々を手に入れ
ひと時の幸せを感じていた時に本家から呼び出され、騙されるように本家に
お金のために接待の道具にされて、妹の代わりに岩井と言う実業家に
男なのに婚約者として茶番に駆り出されるのです。
時代錯誤の九条家に言葉は優しげだが目が笑っていない岩井の事を信用できる
人間なのか分からないままに婚約者として連れ去られてしまう。
黙っていればエリートでイケメンな岩井だか、素の状態は軽薄で面倒事が嫌いな
遊び人風で、斎希の家の事情も説明して理解はしたが納得はしていない感じ。
斎希は男だけど料理上手で良妻賢母のようなタイプで岩井とはまるっきり
違う世界で生きているような感じなのですが、不真面目な岩井が本気で斎希を
理不尽な旧家から守ろうとしながら、軽い感じで恋になる話。
余りにヘンテコ旧家設定過ぎてシリアスなのに、どこかギャグ的に思える。
一風変わった花嫁ものですが、攻めの岩井のキャラ変化が見どころかも。