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本のあらすじを読んで、「ヤンデレきた!!」と思って、一気にテンション上がったんですが。
読んでるうちに「あれ……? 僕の求めてるヤンデレはこんなんじゃないよ……!?」と、ちょっと怖くなりました。
個人的に求めてたヤンデレは。
「こんなことしたら迷惑だよね……。でも、好きなんだからしょうがないよね……」
的な多少なりとも自覚症状のあるヤンデレだったんですが。
この先生は違います。
「それは正しい」と思いながらやるから、恐ろしい。
自分のやってることが、間違ってることなんだって、これっぽっちも思ってないんだからすごいよね……。
おまけに、途中で「体温が低い」だとかいう表現がごろごろしていたので、一瞬。
「先生って幽霊!?」
という見当違いな考えを抱いてしまいました。もちろん、それは違ったんですが……。
なんていうか、変に前向きに積極的に必死だと、暗くて嫉妬ドロドロより怖いよね……。
なんか、ちょっとしたホラーを読んだ感じです。
これ、勇の立場に立って読んだらたまらないと思うんですが。
最後は最後でそれなりな状況で終わってくれるので、ハッピーエンド……? と言っても差し支えないんじゃないかな……?
中途半端なんですよね、これはもっとコメディ色を強くして笑えるようにするか、若しくは先生にもっと感情移入できるようにして純愛路線にするかだと思います。
「僕を抱くのです」「クックックッ」とか、攻めとちょっと仲良くしただけの高校生を退学寸前まで追い込むとか、先生は一体どこへ向かってるんですか!
このイラストでは先生が「綺麗で優しげ」に見えないところもマイナスです。