お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
senryoubako de nemuru kimi
テーマは千両箱に眠る受け!さすがバーバラ先生、萌えどころが一味違う!
お金しか信じないで小銭小銭ハァハァって先生のあとがきに笑わしてもらいました。
作中で本当に千両箱がそれも吸血鬼の棺桶ですかと言いたくなるほど大きなものが
受けである嵯峨のベット設定、でもそんなところに眠る嵯峨にはトラウマあり。
嵯峨はかなりの美貌の持ち主ですが、受けにしては凶暴乱暴強気の襲い受け。
そんな嵯峨に脅迫まがいに脅されながらも嵯峨の色香にのぼせるのが
ザ・公務員を地で行く平凡凡庸地味な財務局勤務の長尾。
この二人の接点は高校時代の同級生で再会ものでもあります。
国有地売却の担当者と入札予定者として再会する二人、でも嵯峨は長尾のことなんて
一切忘れているよう目が合ってもスルー。
学生時代から嵯峨の凶暴さも怖さも知っていた長尾だけど、それでも気になる相手で
大人になって益々磨きがかかった美貌に見惚れるほどです。
国有地売却にかかわるヤクザのフロント企業が出て来てスリル感あるトラブルに
巻き込まれながら、ヘタレ攻めと凶暴おらぁおらぁ受けとの恋は簡単にはいかない。
もしかしたら究極の凶暴ツンデレなのかもしれないと思いながらも
人には見せない弱い部分が見えるとギャップ萌えしちゃいます。
長尾も猛獣の扱いを少しずつ覚えていくみたいだし、平凡だけどだから良い
そんな風に思えるお話で面白かったです。
題名からして、銭ゲバとか守銭奴とか、ものすごくお金に執着した人物を想像していました。
関東財務局に勤める長尾は、ベイサイドの国有地の跡地利用の競売入札会場で、高校の時半年だけ一緒だった同級生の嵯峨を見つける。
話しかけ損ない彼の後を付けたところ、登録の社会福祉法人ではなくヤクザとは違う一匹オオカミの違法な金貸しを営んでいたのでした。
こうした再会を通して、審査委員とディベロッパーの癒着と談合の問題。
嵯峨のトラウマと彼の人となりが判明しながら、彼等がくっつくまでの本編。
この嵯峨が千両箱で眠る人です。
まるで吸血鬼の棺桶のような大きな千両箱に布団が敷かれてそこで寝ている形跡を見せたものの、その描写はなく、ちょっと残念!
いっそそういう題名なら、長尾が事務所を訪れたら千両箱の中で寝ていたとかいう場面があればいいのに~もしくはそこの中でエッチとか♪
残念ながら、床に敷かれた薄いマットの上。。。
トラウマがあって狭いところでないと眠れないという事だそうで、それに千両箱をひっかけた程度でした(チョットガッカリ)
そして違法な金貸しでその取り立てはヤクザもまっ青なスゴミがあるのですが、貧乏には貸さず、ヤバイことやって儲けている金持ち相手。本人、義賊って言ってました(笑)
ただ、この男受けなんだけど俺様のオラオラ受けでして、最初、長尾が嵯峨に接近されて思わず勃ってしまったのを見て、襲い、顔射されて乗っかってました♪
それは実においしいシーン。
長尾は、じつに誠実なごくごく普通の公務員。
高校の頃、嵯峨にカツアゲされパシリにされていたようですが、それは本人にとって嫌ではなくて、とても嵯峨に興味を持っていて、当時とがっていた嵯峨にとって思い起こせば唯一安らぐ人だったようです。
一見悪ぶってるのに、そこにある嵯峨の優しさに気が付いている人間の一人であったのですね。
無害そうな人ですが、さすが財務局にいるだけあってそこは賢い人のようで、そのおかげでピンチを脱することができたようです。
嵯峨は、金儲けのために色々手を出していましたが、その実、自分が世話になった施設に毎月匿名で寄付をしていた、とか不器用で素直になれないそんな意地っ張りのかわいらしい部分が見られます。
不正を暴くというそういう面と、嵯峨の律儀な面と、長尾の柔らかさで、展開は若干ハードだけど心理面は案外にハートフルだったような?
【平凡すぎる俺だけど】はその後の二人。
昔、嵯峨が寝た相手広域暴力団の若頭・八重垣が登場します。
彼が嵯峨に執着を見せているようで、長尾関連の仕事に間接的に嫌がらせを。
そして八重垣の登場で嵯峨がいなくなってしまいます。
嵯峨を探す為に八重垣の元へ出向く長尾という展開ですが・・・
大きな暴力団の幹部なのに、八重垣弱っちぃのー!
しかも手口がセコいし、小さい男だぜw
長尾が一見弱っちいけど、愛の力は絶大なり、というところか。
嵯峨のお誕生日のサプライズをしかけてドキドキしている様がかわいらしかったデス。
嵯峨が長尾と出会って、まっとうに生まれ変わる話でもあったような気がします。