両手に美獣

ryoute ni bijuu

両手に美獣
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌5
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
3
得点
21
評価数
10
平均
2.5 / 5
神率
0%
著者
石原ひな子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784775520659

あらすじ

瀬尾葵は老舗日本料理屋の跡取り息子として蝶よ花よと育てられたが、実家が突然倒産! 家族全員無一文になってしまった。葵もアルバイトに精を出すが、不器用なせいか次々と首になってしまう。そんなある日、学生時代の知り合いで、葵の憧れの人・花菱大貴が住み込みのハウスキーパーとしてやとってくれることに。しかし、そのハウスキーパーには夜のオシゴトも含まれていて…v その上、弟の美貴まで乱入して、どうなる葵の美獣サンドライフ!?

表題作両手に美獣

学校の先輩で大企業の息子・27歳
実家の高級料亭が倒産した大学4年生

同時収録作品両手に美獣

大貴の弟で後輩 大学2年生
実家の高級料亭が倒産した大学4年生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数3

浮世離れで流されすぎの受け

兄弟二人に求愛される元高級料亭の御曹司との3Pもので、恋愛感情の機微が
まるっきり感じられない天然なのかはたまた浮世離れし過ぎているのか受けである
葵ちゃんの善人し過ぎるピュアな感性に唖然とするようなお話。

富豪の御曹司兄弟に好かれる葵ちゃん、実家が倒産し悲観するでもなく、
親に心配を掛けないようにアルバイトを探して頑張るが、浮世離れしているし、
超が付くほど箱入りなのか、満足にバイトも出来ない。
そんな時に現れるのが歳の離れた先輩である花菱兄の大貴で、葵ちゃんを助けたいと
援助を申し出、疑うことなく遠慮しつつもお世話になる。

大貴のマンションで洗濯や掃除をすることで援助を受ける契約をするのですが、
そこには夜のお仕事も含まれていて、訳も分からないままにどっぷり流されるように
抱かれそうになった時、今度は花菱弟の美貴が現れ、兄弟ケンカをしながらも
二人に抱かれてしまう葵ちゃん。

この兄弟同士に関係もよく解らないけれど、好きや嫌いの恋愛感情が先立っていない
のではないかと思える軽いノリに見えてしまう展開にこれも葵ちゃんの浮世離れパワー
のなせる業なのかと無理やり納得。
何も出来なかった葵ちゃんが自分の進む道を模索して成長していく内容もあるのですが、
花菱兄弟の葵ちゃんへの思いがいかほどなのかと言うのがぼやけ気味かも。

とことん流されて、二人にどちらを選ぶと言われ、二人とも好きで選べないって
展開の3Pはありがちなのですが、葵ちゃんを甘やかす感じはあるし、結果的に
葵ちゃんが1番強いかもと思える終わりなのですが、やはり恋愛観は薄くて
あやふやで流されるままに3人でハッピーな展開は深く考えるとあれれ~になるので
単に3Pもので甘い話として軽く軽く読んで欲しい1冊。

3

流されてるよ…

兄弟2人攻めの3Pものでした。

高級料亭の跡取り息子だった葵。
実家が突然倒産して、今まで周りにいた友達も去って行った。
そこに現れたのが学生時代の先輩・花菱。
みんな去っていく中、花菱だけは葵を助けようとする。
(もちろん花菱には葵に対してそう意味の好意あり)
だけど自分の力で頑張りたい葵の気持ちを考慮して
住み込み家政婦として暮らすことに。
もちろんそれには夜のお仕事も含まれていて…

とまぁ、ありがちなストーリーだったのですが
そこに入ってきたのが花菱の弟。
そのまま流されて3Pなんだけど、葵の人が良すぎなのか??
なんだかんだで受け入れてる。

そうして最後はお決まりの「どっちを選ぶ?!」なのですが
決められずに両方選ぶといった、これまたありがちな設定。
だけど片方を選ぶのではなくて最後は3人仲良く(?)ハッピーエンドで満足です。
これで、どちらかを完全に選んでたら私は萌半減。
よかったよかった。

0

キャラが立っているだけにものすごくもったいないです

表紙の通りに受け一人を巡る攻め2人の3Pモノ。
この攻めは兄弟。
眼鏡でスーツが兄、美形が弟、真ん中に挟まれている受けは女性用紐パン装着。
レーベルで決めつけちゃいけないけど、ライトなノリであるとはわかっていたけど、
この話、どうもそれぞれのキャラクターありき、というかキャラが立っている。
で、物語の展開とこの組み合わせが好きかどうか、というのと、キャラクターが好きかどうか、というのがマッチングしないので、困ったもんだ~!になってしまったのです。

話としては、高級料亭をやっていた親ですが不況の波にさからえず閉店(倒産)することになってしまう。
育ちもよく素直な主人公・葵はその日から生活費を稼ぐ為に自分でバイトを探し、家業に就職することもできなくなってしまったので、就活もしなくてはならないのだが、性格は悪くないのにドンくさいのですぐクビになってしまう。
そこへ現れた、学校時代の憧れの先輩、大企業の御曹司の花菱大貴。
葵が心配になったとやってきて、彼に自分の家の家事を住みこみでして欲しいと依頼する。
しかし、実はそれには「夜の仕事」も含まれていて。
そんな最中に突然部屋に入ってきたのは、大貴の弟の美貴。
もちろん葵とも知り合いであるのだが、兄ばかりずるいと割り込んで3Pに。
不本意な兄は、話合いで「夜の仕事」は3人がいる時という取り決めに。
そんな生活の中で、美貴は真面目に大学に通うようになり、
大貴は、葵の為にと彼の将来への展望の道筋をつくってあげて
嫉妬もありながらも、3人丸く収まるという話。

あらすじだけにしてしまうと、うんうん、、だがーーーー

大貴=葵が中学の時から目をつけていたショタコンらしい(弟にロリコンと言われていた)一番大人で社会人であるだけに、とても優秀で葵の為にと至れり尽くせりだが、一点!葵に女性モノ下着を履かせたがるちょいこだわりの変態(笑)

美貴=人の懐に入るのがうまそう?読モの仕事もしている。甘え上手で葵に迫る。料理を一緒にしたりして、葵も美貴が年下だけにかわいいと思う部分があるのかも。

葵=箱入りなのか、天然なのか、人を疑わない。いい意味でポジティブだが現実認識が全くない子でこころもとないこと限りない。子羊とも兎とも違い、或る意味浮世離れしている子?アホの子かもしれない。

個々のキャラクターは本当に立っているので悪くないのだが、何だろう?
この葵のキャラクターが滅茶イライラする子なのかもしれないです。
家業の仕事をするつもりでいたと、経営などに携わるつもりでいたそうで、実際、コーディネート等の仕事を任されていて、それを褒められたり客に紹介されていたという実績があったのに、全くソッチに目を向けていなかった。
大貴がレストランに連れて行って初めてそれに気がついたという、22歳でこれって、いくら家に入るからってこんなのアリ?と思ってしまった(まあ、そういう子だからこその展開ではあるとはおもうのだけど)
そんな彼を好きという花菱兄弟は、彼のどこが好きなのか?
素直で人を疑わないところ?
兄に至っては変態趣味に合うから好きなんだよね?
弟に至っては、ほんとうに理由がよくわからない。
葵も、葵です!
最初のエッチの時、酔っているからかも、とかいいながら流される流される~そんな時まで健気で従順で、嫌と思ってないからこうなんだろうとは思うけど、いきなり3Pも抵抗さえもない!?

きれいきれいに納めているので、3Pの必要も全然感じなかったです。
お兄ちゃんが変態気味だったので、いっそ、弟をアテ馬にしてお兄ちゃんと葵というカプリングにしたほうが、面白かったのでは?と思うでありました。
また北沢きょうさんのイラスト、キラキラしたお顔に反して意外にむっちりした体を描かれているのですが、お尻と太ももを強調しすぎたせいか絡みの裸体のバランスが変でした。

4

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