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shachouhisho no jikangaiteate
大会社の社長令息、それもいい歳して働く事もせずにぼんやりしているような思っちゃま
更に令息だけど、経営者には向かないと初めから除外されている。
それでも両親には可愛がられ何不自由なくセレブ生活をしている史彦だが、
ある日社長である父親に会社が倒産しそうだと告げられ茫然自失。
更に会社を立て直す為にしばらく金策に走ると告げられその間の社長代理を頼まれ
その間の1番の使命は、自社の船をどんな事があっても売らずに守り貫けということ。
こんな序章で始まるのだか突然エロエロな雰囲気になっていくのです。
父親の代理をすることになる半月の間、父の秘書である加賀がお世話係をするのだが
何故か快感に耐えられるように訓練する事になる展開。
ぶっ飛んだ設定なのですが、その内容を疑う事もせずに信じきってエロ訓練する史彦。
どんなエロ仕掛けで相手が船を売れと言ってくるか分からないからと秘書である加賀が
船を狙う会社の社長に扮して、状況設定しながら快感に耐える訓練と称してエロ開始。
こんな社長令息だったら、ホント一般の社会人だって出来ないだろうと思える史彦。
素直なのかバカなのか、でもやっぱりこの作家さんの描く受けは可愛いですよね。
加賀はあの手この手で史彦に危機感を持たせる教育をするのですが、
解った!と可愛く云いながら全然身になっていない姿もおバカで可愛い。
壮大なドッキリ話みたいなラブコメ作品で秘書の加賀の素のギャップも楽しい作品。
エロばかりでも、主人公がアホの子でも面白い作品は沢山あると思うのですが、
本書は個人的には良いところを探すのが難しい作品でした。
父親が社長をつとめる大手運送会社が危機に陥り、一時的に社長代わりになる主人公。
20代だが仕事経験もないお坊っちゃんな主人公に社長秘書が付き添い、
色仕掛けで騙されないための訓練をほどこす。
様々なシチュエーション・手段・設定で手ほどきを受けるうちに、
クールな秘書のふと見せる素の顔に惹かれていき・・・という話。
まず、主人公が語り手としてダメすぎ。
初めて訪れる土地、初めて知る父の仕事、初めての恋や快楽・・・
それら全てを「すごい」とか「おいしい」とか・・・
小学生の絵日記レベルの文で終わらせてしまう稚拙さ。
台詞だけでなく地の文でもこんな感じなので情報量がなさすぎて困ります。
エロシーンも、ほぼ喘ぎだけでエロさを表現しているため想像力をかきたてられず、回数/色んなシチュの割にすべて同じような印象を受けました。
そんな主人公でも、何もできない自分に悩んだり、働く気になったりもしますが、
攻めにちょっと優しくされたらそんな気持ちは忘れてしまう。
攻めも主人公の家族も、そんな主人公に成長も自立も促さない。
愛情ゆえというより、アホの子は恋愛のことだけ考えていればいい的な…
そんな周囲の態度から、作者の主人公に対する無関心さ、冷めた視線が透けて見えるような…?そこまで言ったら穿ちすぎとは思いますが、とにかく読んでいて薄ら寒さを感じました。
この攻めですが、主人公を馬鹿にしているような言動にあまり愛が見えない。
主人公に指摘され気持ちを認めるラストにも説得力を感じず、
「かわいい」という言葉も、小動物や子供への形容に近いものを感じました。
確かに「かわいい」以外褒めるところのない主人公ですが。。。
最初から最後まで一人で盛り上がっているような姿が、何か不憫になってきます(;´Д`)
エロコメのはずなのにそれほどエロくもなく、コメディとしてもツボに合わない、個人的にはちょっと残念な作品でした。