あらすじ
18歳の横山明宏は、若手ギタリストの登竜門である国内のコンクールで優勝し、ギター教育に関してはヨーロッパでも最高水準を誇るマドリッド王立音楽院に留学する。彼は留学前、イタリア人の父と日本人の母を交通事故で亡くし、天涯孤独の身でもあった。明宏は音楽院で、26歳のラウルというギター科教授と出会う。二人はともに、20年も前に夭折した天才ギタリスト、エンリーケ・ビガスの奏でるバッハの「シャコンヌ」に感銘を受けてギタリストを志すようになったという奇縁も手伝って、急速に親しくなってゆく。やがてそれは特別な想いへと…。
表題作風のシャコンヌ〈上〉
- 攻マドリッド王立音楽院ギター科アシスタント教師,26才
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- 受ギターコンテストで優勝しスペインに留学中,18才
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