お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中

初読み作家さんです。
実は笠井あゆみさんのイラストが好きで、まだ見たことのない古い作品を探していて見つけた作品です。
古い作品なので電子化もされておらず、上巻となっているのに続編が出版されていないのは古本で入手する前から知っていました。
挿絵だけでも見れたらいいなと思ったんです。
でも読んでみると、予想以上に私の好きなクラシック音楽の世界が沢山描かれていました!(表紙でクラシックギターが出てくるのは知っていましたが)
日本国内のいくつものコンクールで優勝し、スペインに留学も決まった矢先に交通事故で両親を失った18歳の明宏。
知り合いが一人もいない外国で、一人で強く生きていこうとしている姿は健気で、こちらも応援したくなります。
明宏の世話をギター課の教授から頼まれたアシスタントティーチャーのラウルは、明宏の前評判に揺るがされることなく見極めるような態度だったのですが、明宏の本質を知るほどに彼に惹かれていきます。
そして二人を結びつける不思議な過去。
この上巻はとても気になるところで終わっているのですが、クラシック音楽やスペインの雰囲気を楽しめただけでも良かったかなと思います。
笠井さんの初期の頃のイラストも少し暗めの雰囲気があって興味深かったです。