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nessa no ou
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
これぞ、アラブBLの王道だと思います!
攻めさんが、年下王様、
受けさんが色白バージンの日本人。
同人誌(番外編)が必ず毎年3回くらい出るので、昔の作品なのに今も続いていて読むのも毎回なにがテーマなのかな?とワクワクします。
悲しい殺人もレイプもなく、攻めさんが、受けさんを、受けさんが攻めさんを、めちゃくちゃ愛してる♪♪ていう、ラストは必ずハッピーエンドってとこに、安心さがあり、ハッピーエンド好きには、たまりません!
こちらの本編は、出逢い編ということで、初々しい二人が見られます。
懐かしい作品の文庫化ですね、アラブものだけどアラブにありがちな傲岸不遜で
キチクな攻めが出てこない甘々な作品の1作目。
2作目も文庫化されるようなので、旧作を読んだことが無い方に甘々ぶりを
堪能してもらいたい1冊です。
一目ぼれと、ちょっとした誤解とトラブルで一夜の関係を持った相手がアラブの若き王。
それも受けである善也とは9歳違いになる17才の年下国王。
アラブらしく善也の意思は無関係に自国まで連れ帰るのはアラブなら定番設定。
そして、年下の国王に強引に快感で悪魔な口と言われてる強気発言がHしてると
ダウンしてしまう、そしてお約束のようにいつしか年下国王に絆され好きになってしまう。
でも自分の思いを自覚した時、善也は国王の未来を憂い、自分がそのうち飽きられる
怖さを思い、離れようとした時にトラブルに巻き込まれるが愛する王に救われ
下のお口(笑)と同じように上のお口も素直になってラブラブな展開になるストーリー。
アラブの王様が、ビューティを眠らせ
掻っ攫って連れ帰り、後宮に閉じ込める……
というありがちな展開で始まるんですが、
この攻めの王様がなんと 若干17歳。
NGO団体IEOO(国際環境計画)パリ本部で仕事をする善也は、26歳。
その細身で整った容貌ゆえ、パリに来てからなんだか男にモテる……
仕事柄ご機嫌を取らなければいけない相手のセクハラ教授にホテルで媚薬を飲まされ
ふらふらと逃げ出したところ、アラブの王様・ラシードの一行に行きあい……
で、その教授じゃなくてラスことラシード王とHしちゃう、んですね。
エロエロに。
そして、気がつくとそこは砂漠の国で〜、愛妾とかにされちゃって〜
王が無茶苦茶なことやっている割に、実は案外まっとうで可愛らしいというのが
この物語の魅力かも。
見かけは大人っぽくて偉そうなんだけれど、中身はまだ17歳の少年。
即位したばかりの王様業を一生懸命こなしながら、
愛するヨシュア妃(って善也くん、こう呼ばれることに)に対しては、
ひたすら一途で憎めない(一途過ぎて、嫉妬もするしHも過多だけれどw)。
そんなラスに善也もだんんだんほだされて、
あとはHは濃厚、あまあまデレデレのバカップル。
そして、本作の名言。
「ヨシュアの上の口には悪魔が住んでいるが
下の口には天使がいる」(笑)。
舞台のモデルはオマーンかな。
文庫化にあたり、書き下ろしの「ハーレム・ノクターン」が加わっている。
引退した顧問団の老教授のエピソードは微笑ましく、
すっかりまとまって仲むつまじい二人の、しっとり甘い短編。
この作品、スピンオフも出ているし、未だに同人誌も出ている。
同人誌はエロエロバカップル話が多いが、最近のはホームドラマのようなのも。
個人的には、スピンオフ「赤い砂塵の彼方」の方の主人公、
ラスのいとこで金髪の王子様のアーリィが好きです。
こっちも文庫化になるかしら?