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歯科医の久我(攻め)と、大学生の公紀(受け)の、すれ違うピュアなラブストーリーです。
受けが中学のときから、ずっと家庭教師をしていた攻め。お互いにずっと好きだったけど、男同士ということや、いまの関係を壊すのがイヤで、何年間も言い出せずにいた。
でもその気持ちを隠し通すの、お互いに少しずつ限界にきていた――。
なんともオトメちっくな話でした。
桜木知沙子さんの朝チュンっぷりと、受けのマイナス思考っぷりと、攻めの優しくて寛容でオトナっぷり、それが最大に詰まってます。
楽しく読むには読んだんですが、マイナス思考すぎる受けってあまり好きじゃないので、それだけがつらかったです。
ストーリー的にも、もう一捻りぐらい欲しかったかなァ。健全で優しいひとたちのお話ですが、どこかにピリリとワサビを効かせて欲しくかったです。