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ねえ、安芸さん……俺に男の抱きかたを教えてくれる?
koukinoukei okita no shain shokudou
オール攻め視点なので、攻めの気持ちが手に取るようにわかるところが最高でした。
特にいいなと思ったのは、まだ恋の自覚がない攻めが受けと一緒にいるときの描写。
「このやさしくて穏やかな年上のひとといると、うれしくて、慕わしくて、胸が弾む」と表現してるんです。
ここを読んだとき「リゴレット」というヴェルディのオペラの中の「慕わしい人の名は」というアリアを思い出したんですね。
このアリアは恋に落ちた10代乙女が「慕わしいお方のことを考えると胸が弾む」と歌ってて、ときめき、ドキドキ感が見事に表現されている歌なんです。
「うれしくて、慕わしくて、胸が弾む」という句読点の使い方も含めて、ときめきやドキドキ感がこのアリアと見事重なりました。
(ちなみにオペラは、貧乏学生だと名乗った青年をおぼこいヒロインは好きになってしまうのだけど、青年の正体はとんでもないヤリチン公爵で……というやつなので中身はまったく異なります)
そして10年も片思いしてきた相手の婚約が決まって傷心の受け。
攻めは傷心につけこむようなことはせず、いい人ポジでいようとするんです。
だけど、本当は喉から手がでるほど受けがほしい。
相反する二つの思いにぐるぐるする攻め。
そこがおいしいです!
受けのことが好きすぎて苦悩したり葛藤したりする攻め、ばんざい!なので。
あと想い通じ合ってからもいい。
受けにメロメロな攻めの思考回路には思わずニヤニヤしちゃいます。
末長く一緒にいるだろうなという多幸感溢れる終わり方なのでそこも好きなんだけど、神評価ではない理由は、攻めが気持ちを隠して「俺に男の抱きかたを教えてくれる?」と迫ったところが、あんまり好みではないので。
おまけに途中の「男の味を俺に教えてくれるんでしょう?」というセリフが陳腐だな……と。
最近読んだ作品の中でダントツに間延びした印象の作品でした。良く言えばスローペース、悪く言えばテンポが悪い。主人公である沖田(攻)の視点で進みますが () で表現される心の台詞が多すぎて、今城けいさんってこんな文体だったかなー?と不思議に思いながら読みました。
商社に勤める沖田は、会社の管理栄養士である安芸に健康管理を担当してもらった縁で、彼にすっかり懐いている――というところから物語が始まります。儚げ美人な安芸にちょっぴりドキドキしつつ、きっとこれは濃い目の友情だと自分に言い聞かせる沖田ですが、ある切欠で自分の先輩である真下と安芸が高校の同級生であることを知ります。しかも、安芸はどうやら真下に恋しているようで…。真下を想う安芸に気持ちを伝えるわけにはいかない、けれど真下の婚約を知って傷つく安芸を放っておけない。いつの間にか安芸に恋していることを自覚した沖田は、彼と一夜だけの関係を持ってしまうのですが――…というお話でした。
沖田と安芸が取り組む社員食堂プロジェクト絡みで料理や調理に関する描写が沢山でてきます。それ自体は美味しそうではあったのですが…シナリオが妙に中途半端な気がしました。お仕事に奮闘するお話ではないし(実際、プロジェクトは困難らしい困難もなくするっと上手くいきます)、二人のすれ違いや片想いの切なさはほとんど書かれていないし、かと言ってストレートの沖田がゲイの安芸の魔性に惑わされるエロエロな展開もない。お試しセックスの後で沖田がウダウダしていた理由も、これと言った切欠もないのに急に本音を告白した理由も、私はさっぱり分かりませんでした。
そもそも、沖田がたったあれしきの根拠で「はッ…安芸は真下が好きなのでは!?」って悟るのは無理があるでしょう…。あの時点で安芸がゲイであることは知らないのに。しかも、その思い込みが当たっていたのがまた凄い。エスパーか。
あんな電話を受けて真下さんは( ゚д゚)ポカーン。だと思いました。
今城さんは好きな作家様の一人なのですが、この本はちょっとスローペースすぎてラブストーリーにしては物足りない感じがしました。
舞台は食品系の会社の社員食堂。
タイトルも面白い!と思っていたために、もっと変わったお話を自分が勝手に期待してしまっていたからかもしれません^^;
元モデルで超イケメン社員の沖田と、社員食堂の栄養士、安芸の歳下攻めラブストーリーです。
沖田はハイスペックな攻めですが、傲慢な俺様系の攻めではなく、イケメンだけど敬語でワンコ系で、ちゃんと年上をたてる可愛い年下攻めという感じでした。安芸はどこかはかなくて繊細、物腰が丁寧で美人、作中では「未亡人のよう」と例えられています。
この安芸さん…ちょっと女性的過ぎると思ったことが、自分の好みでないと思ってしまった一因です。逆に、「綺麗で儚い受け」が好みの方にはこれ以上ないくらい雰囲気の良い受けキャラだと思います。
ストーリーは、栄養士の安芸に好意を抱いて交流をしているうちに彼を好きだと実感していく沖田と、ゲイだと自覚していて、昔好きだった学友への恋心をいまだに引きずる安芸がゆっくり心を交わしていくものです。
よく言えば丁寧なのですが、悪くいえばちょっとローペースです。
沖田が安芸を好きだと気づいたり、そこからお話が動くのが200ページ近くなってからなので、最初は二人で食事に行ったり、安芸が昔の恋を引きずるそぶりを見て気になったり…というゆっくりな展開が続きます。
いつお話が動くのか~とヤキモキしてしまいました。
出会ってすぐに好きになっててキスされて、なんてイキナリすぎる展開もどうかと思いますが、あまりにスローなのも退屈に思えてしまう、という自分は我が家だなあと思いますが^^;いいあんばいのストーリーというのはなかなか難しいのかも知れませんね。
淑女のような安芸のベッドでのギャップはかわいかったです。
年下×年上美人がお好きな方にはよいカップリングでないかと思います。
今城さんはちょっと専門的なリーマン系のお話をかかれることが多く、普通のリーマンものとは一味違って面白いので、そういう舞台設定は今後も楽しみにしたいと思います。
気楽に読めるラブコメ系かなと思い購入。実際は、イケメンで女性からモテるノンケ君が年上の物静かな男性に恋をして…という意外に切ない話でした。一貫して「攻め視点」の語り口です。
真面目な「お仕事BL」の趣と、攻め・受けの人物造形が、共に仕事に誠実に向き合い裏表や駆け引きのない「好ましいヒト」という設定なので、読む方も自然に「ふたりがうまくいって恋人になれますように」的な気分で読み進めるようになるような一冊です。
二人は同じ会社の社員で、営業の攻め沖田が食事を疎かにしたせいで味覚障害になり、その相談で訪れた健康管理室の栄養士が受けの安芸。アドバイスに従うことで健康を取り戻し、食に対しての向き合い方も変わっていく。毎日のように安芸に会いに行く沖田。自分でもおかしいと思いつつ「わりと濃いめの友情ってところで」なんて思考をすり替えてる。
自分が提案したベンチャー企業向けの社員食堂の導入と運営の懸案を共に進める内に、安芸には長い片恋の相手がいることを知り、自分も想いを封印して「懐いてる後輩」でいようと自戒する沖田。
この辺の沖田は安芸の同僚女性からも指摘されるほどシッポふりふりのワンコっぷり。作為があるわけでもなく、天然で安芸に「おねだり」と「ありがとう」の波状攻撃を繰り出していきます。プレゼンで安芸さんの力を貸して、とか試食会用の料理を一緒に作って、とか。そして安芸さん最高、とか安芸さんのおかげで案件を攻められた、とかetc、でも全然嫌味じゃない。得な性格のイケメンです。
ここで安芸の片恋の相手が同じ会社の社員(その上高校の同級生)で、しかも男、安芸はゲイでしたという都合のいい展開になってしまっているのですが、まあBLあるあるということで…
しかし、仕事帰りに飲みに行った後、初Hになだれ込むあたりの展開は、ちょ〜っとハテナ?だったかなあ…。攻め視点で、恋してる相手が自分と寝てもいいと言ってくれた機会を逃さず!というのはわかる。しかし、受けの視点が描かれてないということもあって、安芸が自分を好きとは言っていない沖田とHするその心情がその場では腑に落ちない感がありました。
結局沖田は安芸に告白し、安芸も前の恋と訣別して二人は結ばれるわけですが、その後で安芸が初めての時に何を考えていたかを吐露するので納得はできるわけですが…。
Hシーンは甘くて、ノンケ攻めと清純受けのHとは思えない、ある意味濃密なシーンでした。はじめに書いた通り、二人共にホントに性格の良い真面目な人たちなので、想いが通じ合ってよかったね、という読後感です。
ラストはプロポーズあり。末永く愛し合ってね、とまとまります。
タイトルで既にタニ○を思い出してしまいますが
その方がなんとなく容易に社食を想像出来て良かったですw
しかも私は社食に憧れがあるので
(弁当持参です…。そうじゃないとBLにつぎ込めない!;
会社自体小さいし社食なんてないw)
バランスのよい定食が毎日食べられるなんていいなーと単純に思いました!
食料会社に勤める沖田はイケメンで、
日々忙しい為自分の食生活は全く無頓着でした。
常駐している医師に栄養相談を勧められ
社食にいる栄養士・安芸の元へ訪れたのが最初の出会いです。
ハイスペックイケメンならば、誰にでも愛想が良いんだろうなという予想が
“面倒だから早く終わらせて必要なサプリでも教えてもらえればいい”という
テキトーな態度が人間くさくて逆に好印象でしたw
その沖田を咎めるわけでもなく、嫌な顔もせず
真摯に向き合う安芸が気になっても仕方ないなって納得しましたし。
でもこの時点でまだ恋心だと自覚していない沖田というのもナイスなんです。
企業向け食堂のメニュー企画の為、是非協力して欲しいと
安芸を誘って初めて二人で行った居酒屋で
沖田の先輩・真下の話題を出した途端、スッと一線引かれたような瞬間に
ツキッとさせられました。
それまでは和やかだったのに。
安芸に対する感情がただの親しみだけじゃなく、
徐々に恋になっていく様子が、攻め視点なので楽しめました。
真下に嫉妬とかね、美味しいですw
あと、恋だと自覚してからエロい夢見て自慰……イケメンが!!w
沖田のお姉さんが女優とか、沖田が昔読者モデルをやったとかは
あんまり必要ないような気が多少してしまいましたが…。
安芸に対する気持ちを隠したまま騙すような真似をして肌を重ねたシーンは
安芸さんがエッロくて、
普段穏やかで優しいひとがそんな…そんなエロくなっちゃっていいんですか!?と
興奮させていただきましたw
勿論、想いを通じあわせた後の若干余裕の無い沖田と(でもすっごく優しい!!)
更にとろける安芸さんがまたねぇ…。
いつもは“わたし”なのに、最中にめっちゃ素だと“俺”になるのが
ぐっときました!!
3歳より、もう少し離れててくれても良かったですが(どういう拘り??)
年下イケメンの片想いが実って良かったです。
…大体、イケメンは自分のイケメン度を理解していての言動ですけども
安芸への切なさがにじんでいて、きゅんとしました。
仕事の内容の比重は軽めでしたが、決して薄くはなかったので
お仕事BLがお好きな方は萌えられると思います☆
新刊チェックで粗筋を読んだ時に気にはなりましたが、新刊を買うほど
惹かれなかったので、いつか機会があれば読もうと思っていました。
しかし、いつものお店で特典が付くということで、新本で購入しました。
具体的に詳しく理想的な社員食堂が描かれていて、
もし現実の世界で作中のような社員食堂が日本中に広まったら、
行ってみたいなと思いました。
今まで長年、叶わない片想いを続けて実らなかった受け(または攻め)視点の
作品を読んだことはありますが、この作品では、長年、叶わない片想いを
続けている受けを好きになった攻めの片想いを、攻め視点だけで書いていて、
今までこのタイプの作品を読んだことが無い(ような気がする)ので、
新鮮に感じました。
受け視点や、最後に受けの安芸さんが真下さんに告白して長年の想いを
終わらせた時の電話の内容、告白された真下さんの気持ちや真下さんの
視点も読んでみたいと思いました。
攻めの沖田さんは、ただ強引に迫って自分の想いを押し付けず、
安芸さんの片想いが実る見込みが無くても、安芸さんの弱みに付け込んだりせず、
安芸さんを見守って、自分の想いを必死に抑えようと耐える姿に好感を持ちました。
受けの安芸さんは、作中で未亡人と例えられていましたが、
確かに未亡人の雰囲気が伝わってきました。
また、とても丁寧な話し方、人柄の良さなどが伝わってきて、
好感を持ちました。
他にも、安芸さんや、安芸さん経由で安芸さんのお祖母さんの
言葉に、食に対する考え方について、感心しました。
243ページの12~13行目の
「あなたは男が、好きだってひとじゃないから……
いつかはわたしから離れていく日が来る、でしょうけど……
わたしはずっと……あなたのことを好きでいます……」
という安芸さんの台詞がとても印象的でした。
ゲイの人がノンケやバイの人を好きになった時の苦悩や、
長年叶わない片想いに辛い思いをし続けていたことが、
この台詞に集約されていると思いました。
安芸さんは、本当に良い人に巡り会えて良かったと、安堵しました。
安芸さんには、これから思う存分、幸せになってほしいと思いました。
今回の評価は、あまり迷うことなく「萌」評価です。
物語の内容や人物設定など、統一感があり、適度に萌えました。
挿絵は見ているだけで癒され、「萌×2」評価です。
目の付けどころが面白いな~と思わされるお話でした。
流行ったあの企業をもとに作られているようで、
その発想が面白いです。
ただ、無難なお話だったかな。。。と思ってしまいました。
薄々感じていましたが、
あまり、この作家さんとは合わないのかな~と実感。
華やかな容姿で、明るく仕事もできる沖田は、
自分がストレスからくる味覚障害のときに対応してくれた
会社の管理栄養士、安芸にワンコのように懐いている。
沖田は、別に安芸に恋をしていたわけではないのですが、
安芸が、沖田の先輩に片思いしていると知ったことで、
心がグラグラっとくるのでした。
沖田のギャップというのが、もう少し何かあるともっと楽しめたと思います。
イケメンでスポーツマン的なのに、ワンコのようにかわいいってのも、
楽しかったのですが。
テキトウな食事をしてしまう環境にある、昨今、
食事をすることの大切さを改めて感じることができました。
ほっこりしたお話を読みたいときには良いかと思います。
食品商社勤務で過去にモデルのバイトまでしていた事がある程イケメン攻め様と
誰にでも訳へだたり無く親身に栄養指導をする管理栄養士の受け様との恋。
二人の意外な共通点はハマったらどこまでも一途である感じかも知れない。
初めは過労と偏った食事で味覚障害気味になった攻め様が、社内の管理栄養士である
攻め様に指導を受けて体調が改善された事から始まる付き合い。
栄養指導なんて面倒だと思っていた攻め様が、受け様の親身で誰にでも同じように
接している姿に好感を抱く、それは攻め様のイケメンの見てくれで過去にいいことも
悪いこともかなり経験し見た目で決めつけられる事に敏感になっている事もあり、
受け様の特別扱いしない普通の対応に逆に好意を持つようになり、ワンコのように
懐いていくのです。
しかし、受け様が攻め様の先輩同僚であり、受け様の高校時代の同級生を好きだと
気が付いたあたりから攻め様は訳も分からぬ思いに駆られる事が多くなる。
初めは信頼できる管理栄養士の受け様に対しての好意だけと思っていたが、
受け様が高校時代からその攻め様の先輩を一途に思い続けている姿が、自分と同じだと
気が付いて、片思いの辛さを身に染みて感じる攻め様。
食にまつわる栄養素的な攻め様の企画を共に仕事で係り合いながら、次第に深くなる
思いに苦悩する攻め様と、長い恋を引きずる受け様とのラブでした。
でも二人とも一人の人を本気で好きになったらとことんみたいな感じで似た者同士かなと
読み終えて感じましたね。
二人とも優等生すぎて、萌えには至らなかった感じ。
それでも、タイトルから期待した以上に真摯かつ精力的に健康食メニュー開発に取り組む姿には好感がもて、お仕事BLとしては大変に充実した内容でした♪♪
(やや情報量が多すぎる感もありますが、健康的で美味しく且つコスパの良い社食開発の大変さを思うと、この分量にも納得)
あらすじの「年上未亡人系」(受け)は、あくまで「系」。既婚者でもなんでもありません。
優秀な管理栄養士で、人当たりのよい温厚な性格の安芸(受け)。
多分とりたてて目を引く容姿ではないけど、泣きボクロや「ほっそりした背中」「綺麗な指先」など、よくよく見ると儚さや色気が感じられる雰囲気美人?
大和撫子を思わせる控えめな性格で、しかしHでは年上らしくそれなりに落ち着いていて・・・という、古式ゆかしい姉さん女房風味な人物です。
そんな安芸に恋する主人公・沖田(攻め)は、「ワンコ」というほどガツガツしていない、見た目も中身もイイ男。
安芸が学生時代の片想いを引きずっていると知り、恋人になれなくても陰ながら支えようとしたり、仕事で純粋に安芸を尊敬していたり・・・
Hのときなど、年下らしい熱さを見せることもありますが、基本は安芸への労りや尊敬心優先のイケメンです。
商社マンと栄養士の二人が、協力して社食開発に取り組む。
沖田は、安芸の可愛さにウズウズしつつも仕事はキッチリこなし、プライベートでもそれほど大きな喧嘩や衝突はなく、ラストでようやく告白→安芸は先輩への恋心をハッキリ断ち切り、晴れて両想いに…という、最後まですごく平和な二人でありました。
全体的に、折り目正しい恋愛モノを読んだな~という印象です。
(※両想い前のHも、お互い割り切っての行為のため、ギスギスした空気はなし。両想いHは、それなりに長いし盛り上がるけど二人とも素直すぎてちょっと恥ずかしいw)
二人とも仕事ができる好人物ながら、いい人すぎて、萌えや魅力を感じるには至らなかったかな~~。二人のまっすぐさを、大人と取るか、ピュアと取るかで評価が変わってきそうな作品と感じました。個人的には後者で、若干ムズムズw
しかしお仕事BLとしては面白く、自身の食生活を省みるという点でも色々と考えさせられる作品でしたv
昨年話題になった某タ○タ食堂を連想させる、それをもじった題名。
ここ、これを含めて働く男たちのお話で結構イイ線をいってる作家さんになりました。
今回は、食糧を扱う商社の営業マンが自分の食生活と健康を改善してくれた栄養士にとても懐き、新しい案件に彼の力を借りることになる。
そしてその栄養士が自分の先輩社員に対して何か心に持っていると知ることで、より意識するようになり、更に恋心へと発展し、
仕事の成功と共にその栄養士と恋人になるといったかなりストレートなお話でした。
あまりにまっすぐすぎて、主人公に萌えたとかというよりは「まぶしぃ~!」な感じ。
何より、仕事大変だよねー。さらっと成功させてるけど、その裏に隠された試算とかも凄く大変だろうし、何より栄養士も会社の社員として自社食堂だけでなくっていう働きをするのが目新しいというか、
もう、ほんとうに仕事大変だなー。。。が先だちました(汗)
それをさらっとやってのける主人公達、凄いぜw
話的にも主人公のキャラ的にも、かなり直球なのですごくわかりやすいです。
沖田が栄養士の安芸に持つ感情が、信頼から特別なものへ、そして欲情へと代わり意識していく様。
彼は元読モのバイトをしていたり、女優の姉がいたりと、かなりのイケメンでモテる設定。
だけど、その外見に相手が囚われ過ぎてお付き合いが上手くいかないとか、その外見のせいで好感も反感も持たれるという、プラスもマイナスも経験しているから、自分がどういう対応をすればいいのかスキルが身についていたりという、完璧とは言わないがなかなか良くデキた男に描かれているような気がします。
恋愛も押しつけがましくなく、相手を思いやる気持ちも持っていたりとか、決してヘタレではなく、、、だからまっとうというか真っ直ぐな、という表現を自分的に使ってしまったのかな?
一方、安芸の方ですが仕事は真面目で誠実で誰にでも分け隔てなく(それが、沖田の自分が特別になりたいという気持ちを起こさせるものでもあるのですが)多分、対外的には人当たりの良い人なんだと。
ただ、ちょっぴり感情を抑えていて後ろ向きというか怯えてる感はします。
それは彼の、自分の性癖と過去の恋心に関連して出来あがったものだったようですが。
仕事はガッツリしてますが、彼の輪郭がはっきり見えてくるにつけ、ラストに至っては、潔いというより、かなり古風な女性的な一面を持った人なんでは?と思うに至りましたヨ。
彼もまた自分の恋情というものを、沖田と同様にタイムラグはありさえすれど、経緯と共に確認して行ってる感はよく見えました。
ただ魅力は?と言われると、読者的にはなくて、多分沖田限定なんだろうと(笑)
とてもストレートで解りやすいお話。
健康は健全な食生活から、というBLとは関係ない面を認識してしまったという、超ビックリおまけ付きでした♪