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usotsuki ouji to hanayome kouho
真崎さん作家買いです・・・が、このところ(個人的に)いまひとつの作品が続いているので、こちらもまったく期待していませんでした。
でも、↑レビュータイトル通り読んでみたら結構よかったんです。なんともほのぼの~とのどかな雰囲気の作品でした。設定やストーリー展開からもおとぎ話のよう。
キャラクターもストーリーも浅いし完全に先読みできます。そもそもこのタイトルがネタバレだよね。まあ、読み手はアレックス(攻)の正体なんて最初からわかってるんだから別にいいのか?
プリズムの真崎さんだからまあ深さはないと覚悟してたんですが、私は意外とプリズム文庫の真崎さんには好きな作品も複数あるんですよね(ただしハズレの度合いも大きい)。
こちらは、読む前のイメージでは完全なファンタジーかと思ったら、現実(現代)にちょっとファンタジー風味くらい?
あっさり・さら~っと読めるには違いないものの、真崎さんで久し振りに読んでよかったと思えました。←実質(何も期待していなかったという)マイナススタートに等しかったので『思ったより』『意外と』よかった、ではありますが。ここしばらくの作品が個人的にほぼ合わなかったので比較の問題も大きいでしょう。
深みを求めたら物足りないです。それは確かに。でも、これはこれで結構面白かったし好きなんですよ。
私はファンタジーBLは大好きですが、ホントに風味程度で本格とは程遠いので『ファンタジー苦手』な方でも気にせず読めるんじゃないかと思います。
ただ、イラストが・・・絵柄はとても綺麗なんですが葉澄のドレス姿がどう見ても女性には見えませんでした。
BLとしてはこの上なく正しいんだとは思いますが、本文中では思いっきり『女性に見える(女性にしか見えない)』と言われているので、ちょっと微妙な気持ちになってしまいました。
まあ『どこからどう見ても女性』のイラストはBLとしてはどうかとなるんでしょうから難しいですね。
トータルではよかったです。作家買い続けようという気にはなりました(ちょっと迷ってた、最近)。
植物学を学んでいる葉澄の姉の元に1通の招待状。
その国にある特殊な花を一目みたくて、姉に付き添いいざ出発です。
その付き添いの条件が女性限定なんですけどね…
どうしてもその花を見たい葉澄は女装してまでその国へ。
実はその招待状、その国の王子の花嫁候補となる人へと贈られていて
姉以外にも何人もの候補者が。
勿論2人は、そんなものに興味なんてないので
葉澄は花探し、姉はスケッチと気ままに過ごしてます。
そこで知り合ったのがアレックス(自称庭師)
ああ、いかにもこの人が王子なんだろう人物(勿論、葉澄は気付いてないけどね)
その人に聞けば、花のありかがわかるかも?でしたが
結局は何もわからず、でもアレックスといると、いい匂いがして…
その後もいろいろと案内されひょんなことから男性だとバレバレ(^^;)
女装の理由を話すとアレックスは納得し、その後も葉澄と何やら楽しく過ごしてます。
そしてとうとう王子様とご対面の時
そうです、勿論アレックスがその場にいるわけです。
その場から逃げ出した葉澄を追いかけてきたアレックス。
連れ戻され白い羽に2人で触れると金色の光が…
なんとそれはペガサスの羽といわれていて
その国の王室に輿入れするにあたいする女性が触れると光るという。
そして葉澄が探してた花は、アレックスと過ごしていた場所のいたるところに咲いてて
2人でいるときにいい匂いがしたのはその花から。
その花は普段まったく香りがしないのに、惹かれあった者同士がいると
いい匂いをなはつという不思議な花。
その頃から2人とも何となく相手が気になってたってことかな?
男性だとかいう理由はとりあえずおいといて
ペガサスの羽の承認は絶対的みたいなので
婚約という形を取って葉澄は姉と帰国の途へつくのですが、
その後がどうなるか後日談が少しでも読みたかったです。
そして姉の方
スケッチしてた時に知り合った自称衛兵
思ってた通り、その人物も王子様の1人で、この先姉の方とどうにかなりそうな予感。
でもお姉さん(女性)の場合だから、スピンオフはありえないだろうな…
もしこの本に続きがあるのなら、お姉さんも登場かな。
身分を隠して出会った二人のちょっぴりファンタジーテイストのシンデレラ風。
全体的に二人の間を引き裂くようなアップダウンの展開は何一つなく、
ほんのり漂うファンタジー要素と、某小国の王子様の花嫁探しを背景に、
受け様が探し求めている王家で守られている惚れ薬と言い伝えのあるの花が
二人の出会いが運命的なものだと思わせるような設定で出てきます。
ペガサスを王家の紋章にしたおとぎ話のような花であふれる素敵な国の王子様と
樹木医を目指してる受け様が、好奇心から王国だけに存在する花を一目見たいと思い、
姉に来た王家からの招待状で姉の付き添いと言う形で女性限定だから女装までして向い
花嫁探しの王子も身分を偽って庭師として出会った二人が短い逢瀬の間に
互いに惹かれあって結ばれるまでのストーリー。
エロは少な目で、おとぎ話のような微かなファンタジーを感じさせながらの内容で
あっさり読める作品だと思います。
『嘘つき王子と花嫁候補』のタイトル通りの内容で、八割方読まずとも物語は想像できる使用だと思いましたw。
中身の感想としては。。。薄味のファンタジーといったところでしょうか。
王子様やらペガサスやら花であふれる素敵な庭園や、馬に乗ったり馬車に乗ったりとファンタジーなアイテムスペルが満載なのにいまいち盛り上がりに欠けるような感じでした。
凪いだ物語というか。。。心がざわざわしないとうか、キュン要素が足りないというか。。。
BL絶食状態の時に見てもお腹一杯にならないかなーと自身は感じました。