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keiyaku
2001年に新書版で発売された作品の文庫化新装版で、前作には無かった書下ろし付き。
イラストも当時と同じ宮城とおこさんが手がけているのですが、やっぱり一昔前の
イラストとは違い洗練された印象でイラストも素敵でした。
そして本作の内容は、新書版との違いは無いのですが、新たに二人のその後の話が
書下ろしで描かれているので、あの二人がこうなったのかと感慨深いものがありました。
内容は、イギリス貴族で伯爵家の次期当主になる攻め様と、演劇を学ぶために
留学してきた受け様が、受け様のバイト先の知り合いが縁で知り合い、攻め様に頼まれ
偽装婚約~結婚を依頼され、契約書を交わして受け様は引き受ける事になります。
攻め様は名誉もお金も有り余る恵まれた環境にいながら酒におぼれる自堕落な生活で
日々何をする意欲も湧かない無意味な毎日を過ごしている。
しかし、亡き父親の遺言で26才の誕生日までに結婚をしていない場合は伯爵家や財産を
継ぐことが出来ないと遺言にあり、それを憂い、執事や叔父が攻め様に断りも無く、
結婚話を決めていた事を知り、攻め様には家宝の指輪を与えた婚約者がいて迎えに行くと
執事に云い残しロンドンへ。
そして家宝の指輪を預けた女に婚約者の代役を頼もうと思っていたが、その女は既に
亡くなっていて、受け様がその指輪を預かっている事を知り、見た目も日本人で幼く見え
婚約者の代役を受け様に依頼する。
偽の花嫁もので、いつしか本物の恋に落ちているストーリーですが、シンデレラみたいな
結婚までの流れが、書下ろしになると違ったものになっている。
それでも攻め様はやっと生きがいを感じているし、受け様も夢に向かって更に飛躍してる
穏やかで幸せな日々を手に入れている二人の本編その後は優しい時間が流れてる、
そんな風に感じる作品になっていました。