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このお話、「ストーカーはじめました」に近いコメディタッチのお話。
なんか、どっか、トンチキなんだけど文句を言いたくなるほどのトンチキじゃなくて、愉快で面白い方向へ流れていくトンチキ(いいトンチキですね♪)
作中に女体化の表現があるので、苦手な人には苦手な部分があるかもしれませんが、触手は登場するは、このブットビ設定ならでは面白さで進行していきました。
近未来設定で少子化が深刻化している時代、エロに人々の興味がなくなりかけているのも原因なのか。
気になった女性も自分に気がありそうだとキスの流れになったとき、セクハラと言われそれが原因で仕事を辞めることになり、以来引きこもりで”正義ノハッカー”をしている主人公・須坂が、たまたま政府のシステムに侵入して昔のエロ画像を漁ったのを、
今の時代に希少な絶倫だ(!?)と少子化対策のプロジェクトに被験者としてスカウトされるのが始まり。
このスカウトしてきたのは脳を専門にする、3Dホログラムで脳をだまして少子化を食い止めようとする、「理想の恋人計画」なる開発を進めている天才学者の桜河内。
この桜河内が、自慰をしたこともないという性欲も感じたこともないという、そっち方面には全くの天然であるのがミソ!
被験者である須坂に自慰をしろと命じて、じっと見ているんですからww
で、須坂はそれはずるいと桜河内にも体験させてしまったり、
3Dホログラムの実験ではそのゴーグルをかけた須坂には桜河内が女性に見えて、思わずいじり倒してしまったりと、
そして、ヤマとなるのは桜河内の同僚で、魚類の性転換を研究している菊池という研究員が桜河内がとても美貌の男性なので、女性だったらよかったのに、、と彼に自分が研究いしている性転換ホルモンを云々するという流れから触手プレイが登場したりの。
なかなかに面白い要素がてんこ盛りです。
やはり桜河内の天然無自覚の性格があっさりしている。
須坂は、びっくりするようなヘタレ。なんといっても女性に振られただけで引きこもりになっちゃうくらいですからね。
今回は気持ちの機微も加味してというよりは、設定勝ちかな?という気がします。
トンチキをうまく料理して実に愉快な展開にしている。
触手はまさかよもやでしたしね♪
萌×2まではいかないけど、実にたのしませてもらった作品です
引きこもりのハッカー攻め様と美人でクールな研究一筋の受け様とのコミカルでシュールな内容で、3Dホログラムでのエロシーンは倒錯的な感じで昔見た映画で未来の世では
直接的なセックスはしなくなり3Dホログラムで精神セックスする内容があったのですが
それを何となく思い出しましたね。
でもこちらは、好きな相手や好みの相手を3Dホログラム眼鏡でエッチするのですが、
中身は何でもよくて、男女の区別も関係ないなんて優れものでしたよ。
内容的には引きこもりの攻め様が政府機関のサイトに侵入して、それも過去のエロ映像、
世の中の男性は性的欲求が少ない感じになり、攻め様の危険を冒してエロ映像を
手に入れる為に政府機関へ侵入するなんてエロへの情熱を感じます。
そして同時に少子化対策プロジェクトチーム主任の受け様もこの絶倫系の攻め様を
是非実験対象としてスカウトしたいと、自ら出向き半分脅迫で実験に参加させる。
今では少なくなってしまったエロに情熱を燃やす攻め様の生態を調べる、なんともおかしな
研究ですが、その研究の中で、3Dホログラムを使っての実験があるのですが、
その実験で攻め様の要望で受け様が相手になるのですが、受け様は自慰すらした事が無い
研究者で、初めての経験に混乱してしまうが、攻め様に対しては無論クール。
攻め様も美人な受け様が気になるけれど、相手は男だと言う事で始めは気の迷いだと
思い込もうとするのですが、攻め様限定のゲイに決定。
受け様も初めての経験に動揺し始め初めて攻め様から与えられた快感を忘れる事が出来ず、
研究対象の攻め様なのにと、戸惑うのですが、更に受け様は知らないうちに性転換の
被験者にさせられていたりするのです。
それもクスリで知らないうちに徐々に女性化するなんて言う研究の餌食になるのですが、
攻め様がハッカーここにあり状態で気になる受け様の行動を見る為にした事が
結果受け様を救い陰謀を打開する結果になります。
エロもなんでもアリアリで軟体動物に犯されそうになる受け様なんてことも出てきます。
少子化対策がこんな研究までしているとしたら、シュールかもと思いながらも
コミカル作品として楽しませて頂きました。
二人の関係は引きこもりを受け様の事がキッカケで辞めた攻め様と、恋愛なんて自分には
関係の無い出来事だと思っていた受け様が切ない思いをしながら初めての恋に思い悩む
お話なのですが、もちろんハッピーな展開でさらりと読める作品なのですが、
触手ものや、エロに女性的な雰囲気があるので苦手な人はダメなのかと思ったりします。
電子書籍で読了。挿絵なし(当て馬、菊池のビジュアルを見たかったなー、残念っ)。
私基準ではこのお話、「トンデモBL」に入っちゃいます(良い意味で)。「コミカル・シュール」と付いていますが、非常にシュール。ぶっ飛んでる。
いやー、笑った笑った。めちゃめちゃ笑った。
でも、エロいよ(真顔)。バーバラさん作品は、ここ重要。
そもそも、少子化対策で「ハイテクエログッズ(エロがハイテクなのではなくて、グッズがハイテクなのね)」の研究開発をしているハカセが主人公なのに、なんでBLなの?っていう……もう、これだけでも充分可笑しい。
設定が「男性の性欲が減退している社会」のせいか、絶倫設定の須坂にしても、当て馬の菊池にしても、どうしようもないヘタレさん。菊池に至っては拉致監禁までしながら、自分ではいたせずに「未知の海洋生物(大蛸とイソギンチャクが合体した様なもの)」におまかせしちゃう情けなさ(おまけに、喘ぎまくる可愛らしい桜河内ハカセを鑑賞すらしないんだよ。なんなのこいつ?なんのための拉致監禁なの?)
しかし、大蛸触手っていうのは歴史もあるだけ「キターッ!」っていう感じですね。あ、北斎みたいに湿気はありません。カラッとしています。桜河内ハカセがジトジトしていないからですね、きっと。
お話のリズムも良いし、とてもストレス解消に役立ちました。
最近お疲れでスカッとしたい、触手好きのお姉様方にオススメいたします。