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食っても減らない俺の愛を、好きなだけ貪るといい。
さて、萌えどころがなかなか探せない作品のレビュー程困るものは無いかも知れない。
簡単に言えば両親亡き後に親戚にたらいまわしにされ、お金も搾取されながらも、
嫌われないように、怒られないように、大人の顔色を窺って自我を押し隠して生きてきた
受け様が、子供の時から知っている弁護士の先生に助けられ、その弁護士がしている
疑似恋人のデート斡旋のお手伝いを自ら初め、そこで自分を守る為にきた攻め様と出会い
相手の顔色を窺わないで一緒にいられる攻め様と少しずつ距離を縮め相愛になる話。
確かに誰にも愛されず育った受け様は可愛そうではありますが、親戚の冷たい仕打ちに
人を信じる事が出来なくなって、いつも本当の自分は隠して相手に会わせ対応する。
疑似恋人が自分の笑顔を見て嬉しそうにすれば心の中で蔑んでるなんて内容で、
元刑事の攻め様は、初対面から受け様の持つ違和感に気が付いて、受け様も今までの
相手とは違い小手先の言葉や態度が通じない事に戸惑いや覚えを始めは抱く。
しかし次第に攻め様に対して感情をあらわにしてしまうが、それを攻め様は受け止めて
次第に本音を受け様が出せるようになってくる。
そんな受け様を少しずつ理解するようになり、攻め様も受け様が気になり出し、
受け様を警護する立場なのに恋愛的な感情を抱いてしまい戸惑う。
そして受け様が前の客にストーカーの末に攫われてしまう事件が起きて・・・
そんな流れで相愛になるのですが、背景も設定もなんだかぼやけている気がする話で、
これが!って事がないし、だからと言って淡々とした心情が伝わる感じも気薄。
個人的には萌えどころがなくて読み終わってしまった印象です。
すみません、撃沈しました。
萌えどころがなくて、キャラクターにも入れ込めなくて、自分的に2種類ある「趣味じゃない」基準の ”もう全然ダメ” という受け付けないというのじゃなくて、 ”あ、そうですか” タイプの趣味じゃないになりました。
刑事を辞めた匡は弁護士をしている友人・都筑の副業でやっている恋人派遣業(疑似恋人で身体関係は一切なし)のラヴイーターをやっている和未のガーディアン(守護者)を頼まれる。
親を亡くしてから親戚をたらいまわしにされ、人の顔色をうかがって人にあわせることばかりしてきた和未が、今までのガーディアンと違ったモノを匡に感じて惹かれて行くのと同時に本当の自分というのを考え出し、
匡は、そんな本当の自分をみせない和未に興味を持ち惹かれて行く
そこに、顧客のストーカー事件や、匡の先輩が顧客でおり和未を自分のモノにしたいというその願望を叶える手助けを迷いながらしてしまうことで発生するすれ違いなど、
そうした経緯をたどりながら、恋人になる話。
淡々と、進行していきます。
和未が自分を出さないからという部分は、彼の日記という表現で多分本音と思われる心情がつづられます。
もう最初一目見た時から恋の兆しがある。
特別なんです。
進行が遅いからイライラするというより、何かくっついて当然というのがもう始まりの冒頭で決まってしまっているのが丸わかりで、
ハラハラしたいわけじゃないけど、何でこれが恋愛になるのかな~?
まず設定が、ラヴイーターにガーディアンを付けるとか実に不経済で非機能的なボランティアみたいな事業設定が、ありえないだろー!だったのがあるかもしれない。
しかもその仕事はバイトであって毎日あるわけじゃない。
なのに匡は和未と同居しているって、そこまで危険な仕事がまずありえないよね。という感じで・・・
すべてがありきだったのが ”あ、そうですか” に結びついてしまったようです。
しかも何に萌えたらいいかわからないというのは一番困っちゃいます。