キスと野獣

kiss to yajuu

キスと野獣
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×25
  • 萌5
  • 中立5
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
50
評価数
18
平均
3.1 / 5
神率
11.1%
著者
いとう由貴 

作家さんの新作発表
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イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784778114381

あらすじ

――将来生まれる子供を狼の花嫁にする。事故で死に瀕した父が狼と交わしたという約束を誰もが夢だと思っていたある日、仁木(にき)家に狼の使いが訪れる。拒否すれば父子ともに命を失う。狼による不思議な力を目の当たりにした俊明(としあき)は、妹を犠牲にしたくない一心で、息子でも父の子供だと半ば強引に花嫁として狼の住む城へ赴くが、城の主であり夫となる狼、マルコム・ウルズリーはどう見ても人間にしか見えず……。

表題作キスと野獣

花嫁をもらう契約をした半獣半人の英国貴族
父親の契約により花嫁となる、17歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

御伽話的なお話

おとぎ話のようなお話で面白かったのですが、個人的に好きではないシーンなどがあったので、萌2にしました。

真実の愛を手に入れたら呪いが解ける。古今東西あらゆる物語で使われた設定ですが、やはり面白いですね。
攻めは、元々人間だったのに、不老不死、そして狼の姿にもなるという呪いをかけられておりまして、人間と狼、どちらも愛してくれる人間を探してる、ってお話です。
もふもふ狼とのシーンもあるので、獣姦が苦手な方はご注意を。
受けは、いとう先生の作品には珍しい?気がするのですが、強気なちょっとやんちゃ系。根性があって、でも健気で、でも最後まで諦めない強さもあって、中々良いキャラでした。

お話としては王道で面白かったのですが、攻めと受けが、父親の前で我を忘れてキスするシーンがありまして、ゔっとなってしまいました。どうしても人前で度を越したイチャイチャするシーンが苦手でして…

挿絵はイメージ通りで良かったです。

0

童話みたいです

童話のかえるの王さまや美女と野獣をどこか彷彿とさせるようなストーリーで
プラス狼が主役で獣姦まで入っているファンタジー。
狼が出るのだからモフモフを多少は期待したけれど、そちらの萌えは無かったなぁ。
400年前に己の傲慢さが招いた自業自得の攻め様の呪い、童話を好んでいた時代が
ある人なら読み進めると何となく先が読めてしまう展開。

内容は、飛行機事故で今にもこと切れようとしていた少年の前に狼が現れ、
助けてやる代わりに子供が出来たら狼の嫁に差し出す事が約束できるなら助けると言われ、
夢だと思っていた少年は、その約束をする。
そして年月が経ち、その少年は父親になり、娘二人と息子を授かるが、息子の受け様が
17才になった時に、夢だと思っていた狼への子供を一人花嫁として差し出す事が
現実のものになり、約束を違えれば事故で死ぬはずだった命と後に生まれた子供三人も
消えてしまうと知り、父と妹達を守る為受け様は自ら花嫁に志願する。

それを花嫁として迎える攻め様も初めは乗り気ではなかったが、受け様の健気さと
狼だと知っても健気に家族を守る為に攻め様を受け入れようとする受け様に情愛が湧く。
まさに、受け様に対して溺愛で甘い甘い対応なのですが、攻め様の秘書に騙され唆され
受け様は家に帰れるかもと言う誘惑に攻め様が秘密にしている命の石を探す事に・・・
しかし、それは攻め様の命を狙う秘書の企みだったのですが、攻め様に見つかり
今までは甘く愛されていると思っていたのが、裏切った受け様に可愛さ余って憎さの
世界みたいに、冷たく更には気が向けば凌辱されるようになる。

裏切った受け様を許せず、受け様の秘書から命を狙われていると言う言葉にも耳を傾けず
それでも受け様を手放す事はしない攻め様の心の葛藤は過去の花嫁たちに対する
諦めから来ている感じで、人を信じる事が長年の呪いで出来なくなっているみたいです。

最終的には健気な受け様が命をかけて裏切った罪滅ぼしと、攻め様を好きな事に気が付き
攻め様を懸命に守ろうとする受け様とファンタジーらしいラストで飾るお話です。
目新しい感じがしないファンタジーテイストだけど、さらっと読める感じですね。

3

つーか、少年と野獣

ネタバレ少々ありです。
狼かぁ…いいじゃん。もふもふか…ニヤリ…いいじゃん。
と、書店にてお買い上げ。
もふもふ好きなので期待しすぎてしまいましたorz。

主人公の俊明のパパは幼いころ狼に命を助けられます。
助ける条件は将来自分の子供を花嫁として差し出すこと。
意識朦朧のパパは「うん」っていっちゃう。
時は過ぎ主人公と妹二人が生まれます。
すると狙ったかのように狼のお使者が花嫁のお迎えに来ちゃう。
嫁を差し出さなきゃパパの命はなく、パパが契約不履行すると3人の子供も消滅してしまう。
バックトゥザフューチャー的な感じですね。
で、獣に妹をやるくらいなら僕行きます。狼にヤラレても男の自分ならと、あまり悲壮感がないんですが、そのまま飛行機でビューンとイギリスへ行っちゃいます。
お城で待っていたのは攻めでマルコムという人間。
あれ?狼じゃないの?俊明が思いきや、彼は呪いで人間と狼の両方の姿を持ち、永遠の命を持っているのです。
結婚式を挙げる前にすでにヤッちゃうんですが、なんだかお互いいい感じ。
しかし、秘書が悪役でして、二人の信頼を壊していきます。
なんやかんやでラストはマルコムの永遠の命故の孤独を俊明が埋めてハッピーエンドなんですが…。

もふもふ?
うーん狼なんですがこんなに萌えないもふもふは初めてかも。
しかも、きゃっほう!獣姦!なんですが…なーんか萌えない。
話的にはまさにディズニーの「美女と野獣」かと。(←ちゃんと見たことないですが)
なんか、私は自分的に花嫁モノと外人モノがイマイチ萌えないんですね。
なんかエチの時に「すばらしい」とか攻めが言うんですが…もう萎えるわぁ。
すばらしいって…内心「アメージング!」って言ってるのかと思うだけで…orzになります(涙)
そのへんがインマイハート的に萌度が下がったのかと。
あと、攻めのマルコムがイマイチ。
4百年生きている狼なのに孤独感はないわ、ストイックさはないわ、カッコ良さはないわ、ヘタレ的な可愛さもないわ、あれ?いいとこどこですか?
俊明がマルコムを好きになる過程があまりないし、なんか優しいだけの男ってグッとこないですよね。しかもマルコム活躍しないし。
俊明の方が頑張ってるよ(涙)

序盤のパパの会社倒産の危機も全く放置プレイで終わるし、パパにお互い愛し合ってますって言ってもサラッと「よかったよかった。」でまとめちゃうし…おぇおぇ、マジで?ってところもありますが…。まぁ主筋には関係ないし、こんなもんスか?
話的にはサクサク読めます。
サクサクサクサク。まるでスナック菓子のよう。
辛口レビューですが、皆様の参考までに。


8

花嫁になる!俺が

しまった!ショコラのいとう作品はアラブっぽいのとか花嫁みたいのが多いんだった!
うっかりして、モフモフにつられてしまった自分です。
獣姦はありましたがコブはありませんでした(←そこか!?)
あと獣だとバックが普通ですが、バック挿入したまま前足を前に回して乳首を肉珠で!?
前足を折ってるのかな?とすると受けは上半身をベッドにすりつけた下半身揚げ状態よね?とか、変なところがきにかかる。
唯一の救いは、男子のウエディングドレス姿描写があってもイラストがなかったところです。
花嫁地雷の自分にはイラストは大きなマイナス爆発ポイントなのです。
そしてドレスのままそれを脱がせながらの結婚初夜のエッチの見どころだと思うのですが、若干食傷気味でした。

冒頭にいきなりマイナスや気になったポイントをあげつらってしまいましたが、
話自体は、「美女と野獣」をほうふつとさせる
父親が子供の頃飛行機事故に遭い、救命と引き換えに子供を嫁がせるという契約を狼とした為に、30年後迎えに来たその狼に、妹と家族を救おうと息子が自ら花嫁に名乗り出て嫁に行くというお話でありました。

割と最初から甘い雰囲気で進行します。
主人公・俊明は健気ですけど男前で半獣半人であるマルコムを受け入れようと、努力しております。
またその身体が具合がよろしかったようで、それに俊明の健気さもマルコムに伝わり、いい感じでカップルになりそうだったのですが、
ここで悪者が登場するのです!
俊明の里ごころを刺激してマルコムを陥れようとする、契約によってマルコムに縛られているクインシー。
それによって、俊明を愛しいと思いはじめていたマルコムは打ちのめされ、俊明の弁明も聞いてもらえず二人はすれ違い状態に。
と、オーソドックスな展開を見せるお話であります。

俊明の順応力はさておき、
マルコムの凄さが良く解らなかったです。
ものすごく甘ちゃんに描かれていて、エリザベス1世の頃からずっと生きてきてという何百年と生きながらえているのに、思ったより純粋なのです。
「愛」が欲しい設定だったとは思うのですが、執着が感じられなくて、諦めのよさで孤独を表現しておりましたね。
そう考えると、ひょっとしてヘタレ?とも思えて。

冒頭からうわー出たトンチキ!だったとおもったのですが
お伽話と思えばこの展開は、ものすごくノーマルな展開だったのだと。
そういう点で自分的には面白みが少なかったのです。
なので中立ということで。

3

上滑りしたかな

花嫁ものということで、躊躇したものの、
モフモフ好きとしては、買わずにはいられなかった1冊。
楽しめる要素は色々あったのですが、
文字が上滑りしたように感じてしまい、全くストーリーに
入り込むことができませんでした。

俊明は、家族を守るため、狼の花嫁になることになる。
いわば生贄のように差し出され、
俊明は、狼、マルコムが自分のことを大切にいてくれることに
違和感を覚えていたのですが、そのやさしさに徐々に心を動かしていきます。
マルコムの方では、初めて自分を愛してくれるのではないか?
と期待します。

モフモフ花嫁ものではあるのですが、
要素としては、アラブ+美女と野獣の雰囲気がありました。

0

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