誘惑の甘い砂

誘惑の甘い砂
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
水月真兎 

作家さんの新作発表
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イラスト
香坂あきほ 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
価格
¥514(税抜)  
ISBN
9784861346040

あらすじ

元探偵の父を持つ工藤恭介が助けたのは、砂漠の国の王子・アマディンだった。
有能さとカリスマ性を妬む弟に命を狙われている彼を、恭介が警護することになる。
しかし色事に手の早いアマディンは何かと恭介に求愛してきて。
王子の気まぐれと判りながらも、強く拒めない自分に戸惑う恭介。
そんな中、アマディンを日本に呼んだ男に会うが、その人物は恭介の父の死にも関わっていて……。

表題作誘惑の甘い砂

王位継承争いに負けて国外逃亡中の王子
有名な探偵を父に持つ自称ニートの20才

レビュー投稿数1

いやいや、死んじゃうから~

ホテルの上階窓から人間が話しながら落ちてくる、絶対ありえんだろうと思う展開から
始まるストーリー、たとえ二階からでも受け止める方は大怪我しちゃうよと突っ込みながら
読み進める内容は、主人公がまだ二十歳なのに場馴れしている有名探偵の息子で
でも過去にその父親が亡くなった事件が大きなこだわりになっていて、警視庁の刑事で
管理官になっている兄からは父親の後を継ぐのはお前だと言われ、反発しながらも
事件に巻き込まれていくストーリー。

初っ端から銃撃戦が始まる流れは、日本じゃありえないと思う設定だけど、
BLはファンタジー、なんでもアリアリだと思えば意外に楽しめる作品です。
リアリストには戴けないと思える設定なんだろうけれど、空想世界だと思えば
空から降って来たのが砂漠のちょっと年食った王子様でも、二十歳の受け様が銃の扱いが
プロ以上というのも、なにやらデンジャラスで楽しい。

王位継承問題で弟に敗れ、国外逃亡の末に日本に逃れてきた攻め様と自称ニートの
受け様の砂漠の国の政治的な問題と受け様の父親を嵌めた事件を背景にした、
命がけのスリリングな展開で結ばれる二人のお話ですが、攻め様はともかく、受け様は
かなりのファザコン気味で攻め様にどこか亡き父親の影を重ねてる感じで、
攻め様に迫られたりするとつれなく拒絶しながらも結局は言いなりになる感じかも。
攻め様は日本で命を失っても仕方ないと半分諦めて生きる気力が乏しかったが、
受け様と出会った事で前向きに考えるようになります。
ラブラブな恋人と言うよりも家族を失った二人が新しい家族になるような雰囲気。
そして攻め様の背景も受け様が父親の敵と思っている相手との決着は未解決ですが
時に消化不良と言う感じでも無く読み終える事が出来る内容でした。

2

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