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お前を、抱きしめたくて堪らなくなった。
happy life
木下さんの表紙に惹かれ購入。
相変わらず繊細な絵で、でもスーツの色気と子供の可愛らしさにメロメロです(≧∇≦)
中身もその表紙に合っててすごい良かったです!世界観そのまんま!可愛い感じだけど芯がしっかりしてる受けと男前で愛想がないけど受けと子供のことになると表情豊かになる攻め。コミックスで読みたいくらいです!
話としては苦手な英語が社内公用語に決定し慌てる受けを、攻めが助けるその代わりに子供にご飯作ってあげて親しくなっていくというものです。話の持って行き方や英語の捉え方などちょっと強引な感じで少し違和感はありました。でも!全体としてはそんなに気にならない感じです。
穏やかなファミリーものという印象の作品でした。
イラストが木下さんというのも
作品のイメージに合っていて良かったです。
会社の公用語を英語にすると決まり、
営業の透は、途方に暮れていた。
英語があまりにも苦手だからでした。
そんなときに、透に声をかけてきたのが、
透よりも年上だけど、勤務年数は透の方が上の
同僚、湊でした。
湊は仕事はできるが、人とはあまり関わらない性格。
そんな湊が、自分の子供の晩御飯を作ってくれるなら、
英語を教えてあげると、提案してきました。
子供がいることにも驚くつつ、
英語をタダで教えてくれることに惹かれ、
提案をのむことに。
子供は、湊の子供ではなく、親族の子で、
引き取って育てているのですが、
透になつく様子がかわいいです。
大きな波がある作品ではなく、まったりしているので、
ファミリーものを読みたいときには、
よいかもしれません。
子連れモノで、外資系の会社の同僚でライバル同士なんて言う設定のお話なのですが、
外資系なのに英語が心底苦手で、社の方針で英語が標準になる事態に観まわれた受け様の
苦悩が他人事ながら同じように苦手だった私の苦い過去の思い出まで再現されるような
社会人になってもお勉強なんてちょっとお気の毒な内容でもあります。
社内試験で英語をクリアしないと今後の出世や業務に支障が出てくるような決定に
受け様は頭を痛め、そして同じ課でライバルとみなされている帰国子女の攻め様には
全然関係のないことなんだろうと、僻み半分で思ってる。
そして3か月の期間内に試験をクリヤする為に職場に近い英語教室を探すがなかなか
見つからず、意気消沈気味で歩いている時に攻め様に声を掛けられ、ライバルと思ってる
相手に弱みを握られたようで、初めは警戒していた受け様ですが、攻め様から実は子供が
二人いて、その子供の食事の世話をしてくれたら、自分が英語を教えると言われ、
悪くは無い条件だと承知して、社内ではクールで無駄を一切省くようなタイプに見えた
攻め様ですが、子供たちの父親としてや、社では見られない攻め様の色んな顔を見て、
次第に二人の距離も縮まり、子供たちも懐いてくてれ、毎日幸せな気分を味わう。
攻め様は初めから受け様の事が好きだった設定なのですが、この受け様は、
人当たりが柔らかくていい感じなのですが、かなり生真面目に物事を考えている感じで、
更に自分の気持ちを考える時に何処かニブイ気がするのです。
攻め様に告白されてからも、自分の気持ちが解らなくて、キスされても抱きしめられても
嫌じゃないって時点で気持ちが解りそうなのに、じっくり考えて結論を出してる。
告白した攻め様が一人でいらないことまで考えてしまうような不安にさせてる、
ある意味罪な受け様です。
子連れモノなので、アットホームなお子ちゃまに癒される感じもあって読みやすいです。
受け様の攻め様に対する返事が出るまで読者もちょっと焦らされ感がありますけどね。