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須藤泉は、父子家庭で育ち、家の家事を一手に担っている。
それを知られたくないという気持ちや、幼少時の記憶から他人を近付けないようにしていた。
ところが、クラス委員長の瀬川伶司と佐渡章吾は、そんな須藤に遠慮なく近づいて来るワケありの自称・友人であった。
そうやって須藤は二人に、徐々に距離を詰められていく……
そんな時、北海道に修学旅行へ旅立つ事になる……。
という感じの話でした。
実は、個人的にこの後の話から読んでしまったので、かなり、びくびくしながら読んだんですが。
思った以上に普通のBLでびっくりしました。
あれー……?
この話の何がどうなってあんなことに……? いや、片鱗がまったくないわけじゃないんですけど。
今回は完全に、瀬川のターン。
徐々に須藤との距離を詰めて、瀬川に優しい言葉をかけられた須藤は、瀬川に惹かれていって。
瀬川が他の人を抱きしめている場面を目にして、嫉妬をしたり……。
一方の瀬川は瀬川で、須藤に告白した(つもりでいた)のに、あっさり須藤に「どうでもいい」と言われてしまっていらっとしたり。
最後は、須藤が瀬川に対する気持ちを受け入れて……ハッピーエンド……かと思いきや。
「須藤はすりこみで瀬川を好きなんだ」
という理屈が展開され、佐渡もはっきりと宣戦布告して来る……という話でした。
えーっと……。
この巻では、完全に佐渡は保護者みたいないい人になっちゃってるんですけど、いいんですか……?
そのせいで、佐渡が「須藤が好きだ」言っても、イマイチ本気にとれないというか、なんというか……。
ファーストキスも須藤の初めても、全部瀬川に奪われちゃってるけど、いいのかなー……?
普通、好きだったらもうちょっと本気で頑張りそうな気もするんですが……。
これから、ですかね……?
大分、このシリーズの話のイメージが変わりました。