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高月先生には珍しいサスペンス仕立てではないかしら?
「日比野家」という名門旧家が舞台。
実父を殺した遥遼(はるか)は、庭に建てられている座敷牢に閉じ込められてしまうが、この家の顧問弁護士をしている支倉から自分の甥である望の写真を見せられ、パートナーにと望む。
それから3年後… 両親が事故死したことにより、日比野家に引き取られる事になった望。そこで初めて自分の母がこの旧家の出だと知る。
家長の祖母・伯父夫婦と従姉妹の雪湖・伯母夫婦と従兄弟の優野が暮らす、異様な印象の家で暮らし始めることに。
望に課せられた仕事のうちの一つが、蔵に三度の食事を運ぶこと。その蔵=座敷牢で暮らしているのが遥遼だった――
遥遼と支倉にはある思惑があり、それはこの家族の成り立ちとも深~い関係があるのですが、萌えどころは”閉じ込められている”というところにあると思います。
物理的なものであれ、精神的なものであれ、枷があるということは、妄想心を揺さぶられます>o<
そこからの脱却を諮るあれやこれやが、火サスドラマのようです。
交情シーンもちょっと変わった趣向が。初めての時は、望が座敷牢のカギを開けて牢内で。他には、鉄格子越し!隔たれ感がイイですb
あと、望が蔵内で優野に遥遼の前で凌辱されてしまうのですが、この時の優野に与えられる快感に堪えている望がまた、嗜虐心をくすぐられます。
家族に纏わるドロリ感のある話なので、陰謀を組み立てていく筋立てが好きな方には楽しめると思います。