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ginrou shitsuji
プリズム文庫は、安易すぎてもう購入を止めたレーベルですが、琥狗ハヤテさんのケモ耳しっぽ絵に負けました。
ケモ耳尻尾モフモフの主従モノ+エッチの時はS気味の下克上テイスト。
内容は非常に簡単です。
元伯爵である父親を半年前になくしあとを継いだ一人息子の怜也。
彼はコックと、父に使えた10歳の時に孤児院から引き取って育てたヴォルフガングという執事だけを屋敷に残して住んでいます。
怜也はヴォルフがずっと好きだったのですが、彼の態度は父親が亡くなっても自分に対して父親と対していたときのような打ち解けるような気配は一向になく、
嫉妬に駆られ、ヴォルフを父の愛人だと決め込んでしまいます。
仲直りしたいと、怜也がヴォルフの部屋を訪れたとき、ヴォルフの秘密を見てしまいます。
素直になれない怜也は、それを縦に自分との愛人関係を命じ、そのときからヴォルフに抱かれるようになるのですが・・
とまあ、勘違いと思い込みと意地っ張りが遠回りさせた初恋成就の物語。
ラストはこのケモ耳モフモフも解決いたします。
まるきりのおとぎ話設定で、これは珍しいと思いました。
まさかよもやケモ耳モフモフが呪いだなんて!?
このヴォルフが半狼になると、ちょいドS風味が増すのは狼の野生の成果と思っていたらどうも本来の気質らしいという設定も、まあよくあるわね。
キャラに萌えるか?と言われると、そういう執事嫌いじゃないし好きなほうですが、やはりケモ耳モフモフはイラストあってこそ♪
琥狗さんのイラストによっての魅力増しでした。
このくらい簡単なストーリーなら、琥狗さんの漫画のほうが魅力的だったような♪
銀狼執事、もう、タイトル通り、銀髪の美丈夫執事が攻め様なのですが、
萌えどころが探せなかった!!萌え耳なのに、萌えしっぽなのに、何故なんだっ!
なんて思う程がっかりだったかも、でも、勝手にもふもふ期待されても作者も困るよね。
内容的には、切ない恋心を抱く主従の関係の二人の擦れ違いと攻め様の呪いで半獣のような
獣姿になってしまう攻め様の秘密を知った受け様が、素直に好きと言えなくて、
主従の関係プラス、攻め様の獣化の秘密を楯に脅迫するように抱く事を強要する。
シリアストーンに、普段の攻め様と獣化した攻め様のギャップを背景に描いた
思い込みと擦れ違いの主従ラブ。
個人的には、素敵なイラストだったので、内容は残念な気がしてしまった作品です。