雀影
tsuki ni warau souichihen
嘉藤が組長殺しを追いつめる編。
嘉藤と女のセクスシーンが最初の方にちょろっと出てくるだけなので、今回はR18指定なし。
その代わり暴力シーンというか、血はいっぱい流れるのでR15くらいな感じ?
惣一さんとの恋愛的な進展や、エチ方面はほとんどありませんが、組長殺しをあぶり出していく嘉藤の手腕にゾクゾク。
なかなか、血が滾る。
そして、衝撃のラスト。
っていうか、同人誌だからこそ、こんな事になりそうな気はうすうすしていたけど、
次巻こそ本当に結末。
はたして二人はどうなるの?!
まだ続いております。
今回は、いつもにも増して読み応えありました。
惣一さんのお父さんを殺した鉄砲玉を探し、この事件の真実に迫っていくお話でした。
軸はこんなにシンプルなのに、色々、本当に色々詰め込まれ読み応えがあるんです。
今回、暴力表現がすごいです。
嘉藤、容赦ないです…。
『闇金ウシジマくん』よりは抑え目くらいでしょうか。
人もどんどん死んでいくし。
あと嘉藤について。
まったく惣一さんに対し、何の脈も見えてきません。
彼にとって射精とは本当に排泄行為と一緒。
なら惣一さんの相手くらいしてよー!と思うのですが。
こんなで、惣一さんの思いが報われる日が来るのか、本当に心配になってしまいました。
もう一つ、惣一さんについて。
もうほぼ、嘉藤については諦めの境地です。
ですが嘉藤に優しく顔に触れられると、やっぱり嬉しくて甘えたくなるのです。
だけど嘉藤がそんな惣一さんを見て手を引けば、静かに諦めの境地です。
あと、海外旅行にわずかな部下を引きつれ行っていた理由もわかりました。
惣一さんはこの事件が片付いたら、組長になるのではなくNYに行き好きなように生きて生きたいそうです。
その理由が衝撃のラストにつながるのですね。
惣一さんの真意はまだ分らないですが、『HOME』の直己の様な心境なら何ていじらしいことか!
この惣一編が終わり、まとめられて総集編で何も知らず一気に読もうとしている方は、確実に心身ともに充実し元気な時に読んでください。