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gitei no katsubou
題名からもわかるように激しい執着愛。
そして、義兄は散々理不尽な目にあいながらも、自分の身を削りながらも救命医の仕事に情熱を燃やす不器用な人、
ビッチ設定でもあるのですが、なんだかかわいそうになっちゃいました。
ここまでになりながらも、それでも鬼のように仕事をこなすなんて(涙)
横浜方面の大病院理事の息子と母親が再婚したために、そこの家の息子になった那智。
しかし、それは母親を早くになくしたその家の実子の面倒を見させるためのようなもので、相続の問題から義父の家の苗字を与えられず母の旧姓のままの那智。
扱いも下働きのように離れに一人で住まわされ、完全なる差別。
しかし、その家の実子・達治が那智を慕ったことから、弟が出来た喜びで少しは那智のさみしさは軽減されたようなのですが、
彼が高校生、達治が小学生のとき行ったアラスカで誘拐事件が起き、那智も怪我をしたものの、強姦されそうになった那智をかばったために達治が怪我をし、完全に義父や母親から疎まれる那智でしたが、子供たち二人は、自分たちの命を救ってくれた救命医のような医者になろうと約束を交わすのです。
実家の大病院には救急救命はなく、内科医を進められる那智ですが、それを拒んだために奨学生度のある関西の自治医科大へ進みます。
大学卒業前に実家に帰った時、また同じようなやり取りで親と衝突した那智は、酔った勢いで那智を好きだという達治と寝てしまうのです。
その時に一緒に救命医を目指すと約束したのに、翌朝になると那智に襲ったのは罪悪感で、冷たく達治を突き放し、達治は厳しい言葉を那智に投げつけ、決別したのでした。
そして、数年後、初期研修医として救命救急に達治がやってきます。
事あるごとに、那智に冷たいののしりの言葉を吐く達治ですが、那智の事がきにかかり、
那智は、自虐の態度を取り、徹底的にスレ違いを見せている二人でしたが、
セフレとあっているホテルに達治がやってきて、逆上し那智を抱く。
それから、再び二人の仲は昔のように戻っていったかと思えたのですが・・・
元からある、実家の病院設定(父親)が、彼等の邪魔をことごとくするわけです
那智はそれをわかっているから、達治を寄せ付けることができない。
本当は、最初に帰省したときに達治と寝てしまったのも、好きという気持ちがあればこそ。
達治が那智のいる病院に来たのも、那智に執着すればこそ。
元々二人は両思いだけど、家の問題で許されないという部分が大きく、兄弟という禁忌は若干薄いような気がします。
しかしながら、ビックリ仰天したのは、達治が「生まれる前から那智が好きだった」と告白したときです!
胎内で、母親の声を聞いて既に好きだった。
那智の母親を後妻に迎えさせたのも、那智を自分の手元にひきよせたかったから。。。
いや、まさかよもや、胎児の時からの執着とは・・・www
結末は、やはりな~という達治の実子であるが故の強みが出た形となりました。
読者的に、そういう方法あるじゃん!って最初に思ったんだよねwww
予想通りになりましたw
医療もので、救命シーンや症例なども割と豊富に出てきてそういう描写もガッツリですが、
エッチもガッツリです。
そういう点は両立されていてバランスはいいかも?
しかし、筋としてはちょっと後半安易だったかな~予定調和?
これはあくまでも個人的嗜好ですが、このレーターさんの絵があまり好きでないので違和感が。。。
甘い話だからいいのでしょうが、医療もガッツリ目なので、綺麗すぎて・・・学生ならいいんだけど・・・
そしてカバー絵もありふれていて、白衣にネクタイは救命医のイメージじゃないことに変にこだわってしまいました。
華藤さんは自分が表現したいと思う国や景色、情景描写が本当にうまい。
特にそれが海外だと際立っていると思う。
読み手を、その国のその場所や空間にあっという間に連れていってくれる。
そして特に華藤さんが力を入れているであろう場面や思い入れがあるであろう所に至っては、景色・情景が登場人物の心理状況と見事にシンクロしてくるのである。
好みの問題があるのだけど、私は華藤さんの海外モノが好きで今回はどうやら舞台が日本のERらしい、テーマが義理の兄弟愛、「うーん」と迷ったのですが買って良かったです。
確かに題名が「義弟の渇望」なのですが、それでは現しきれない奥行きが話の中にあるのです。
それを象徴するのがアラスカでの2人の過去ではないかと思います。
アラスカで過ごしたあの幸せな夜の思い出が、舞台をより深いものにするのです。
時を経て場所が変わるけれども、二人の関係のその向こうに見えるものはあのアラスカの夜空。
綺麗な情景がとても生きていて、すごく好きでした。
ただ、私も思うのですが「生まれる前から那智が好きだった」にはおいおいと。
しかし今後、この父親はそううまく大人しくしていてくれるでしょうか。
まだまだ若く人生経験の浅いわが子に対して。
それは深く考えまいと思うことに。
健気な年上義兄の受け様とそんな受け様を生まれる前から好きだったと言ってる
年下執着攻めの義弟との幼い日の事件が切っ掛けで救命救急医の路へ進み
父親からの妨害を乗り越え自分たちが目指す道を切り開き共に生きる二人を描いた作品。
義兄弟ものですが、連れ子同士の再婚なので禁忌感はあまり感じない。
ただし、子供だった受け様の生い立ちが可哀想で、義父も実母も頂けない人種。
そんな受け様の生きる希望が唯一幼いなりに自分を理解し応援してくれる義弟。
母親の再婚で家族が出来ると喜んでいた受け様ですが、それは家族に会った初日に
崩れ去る、義父は自分の息子の為になるお守りをする為の子供が欲しかっただけで、
受け様を自分の家族だと思っておらず、更に母親は義父の多くいる愛人の一人で
それも義弟の事を考えての再婚だったと知る受け様。
自分だけが離れに住まわされ、実母にまで立場をわきまえるようにと諭され
家族が出来ると思っていた受け様は寂しさを噛みしめる。
しかし、初めは遠巻きにしていたような7歳離れた義弟の攻め様に勉強を見てと言われ
更に、病院の跡取り息子の攻め様の成績が悪いことから義父にまで頼まれ
受け様は攻め様の小学校お受験の勉強を見てあげるのですが、攻め様は覚えが良くて
直ぐに優秀な成績を取れるまでになる。
この頃から攻め様は幼いなりに受け様の事を父親の冷たい仕打ちから守ろうと
していたのでは?なんて思えるんです。
二人は次第に仲の良い兄弟になるが、海外に行った時に二人が誘拐される事件が起こり
その時、義父は攻め様の身代金は出すが受け様は知らないと拒絶したりして
その為に受け様だけ殺されそうになるり、更にその前に犯されそうになるが必死で
抵抗し、攻め様も幼いながら助けようとして撃たれてしまうが、現地のERの医師に
助けられ、二人は共にその事がキッカケで救命救急医になる夢を持つ。
でも義父の病院では救命救急は無く、救命希望なら用事は無いとばかり出て行けと
言われ、あまりの言いように受け様はやけ酒を飲んでしまい、唯一の理解者の
義弟からの優しい言葉と、ずっと好きだったと言う告白に酔った勢いで応えてしまい、
関係を持つが、翌日に高校生だった攻め様に自分も受け様と一緒に家を出ると言われ
自分のために家出をさせる事など出来ない受け様は必死で思ってもいない言葉で
攻め様を傷つけ攻め様に二度と会わないと告げられる。
そして、数年経ち、二人は救命の指導医と研修医として再会し、長い間すれ違っていた
二人が、心を寄せて通わせるまでのお話になってます。
攻め様は受け様を手に入れる為に腹黒さんになっていますが、受け様への思いは
一つも変わらずで、その一途さは筋金入りでした。
生まれる前から発言はビックリしちゃいますが、そう言えば赤ちゃんってお腹の中の
記憶がある子がいるなんて聞いたことがあるので、有りなのかなんて思いながら
読み終えました、意外に面白かったですよ。
義兄弟、弟攻め。ビッチ受けです。
看護師だった受けの母親と、大総合病院を経営する攻めの父親が再婚して義兄弟になった二人。受けは連れ子な上、義父の意に沿わない進路を選んだため家族とは疎遠。しかし、理由はそれだけでなく、当時高校生だった義弟と冒した過ちにもあった…。
医師ものなのでお仕事描写もありますが、受けが被虐趣味のビッチなので、職場でヤッたり寝まくったりシモは乱れてます。しかも、珍しく美しくない受け(素材は綺麗)。
救命救急に命を懸けていて、それ以外はどうでもいい兄を子供の頃から慕う弟が一途で健気です。兄と再会した当初こそ冷徹な雰囲気を醸し出していたけれど、やっぱり兄のことが大好きで、再会後はどんどん子供の頃に戻っていきます。にいさん呼びが切ない…。
攻めが甲斐甲斐しく受けのお世話をしてあげつつ、体をも陥落して本音を引き出していくプロセスにはなかなか甘みがあるので、ドロドロ度や背徳感は低め。
自暴自棄気味でやさぐれた年上受けが好き属性なら読めるかな?兄を慕う弟の執着が筋金入りだったのには驚かされますが、ヤンデレじゃないのがポイント高かったです。
情景描写も印象的。背景に花火の音が聞こえてきたり、目に浮かぶような星空のシーンなど五感に訴えてくる描き方は作者様ならではでしょうか。
ドラマティックな筆力によりスルッと読ませてくれるので、手軽にサクッと萌え&エロを摂取したい時にいいかも。