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hyakunen no koi
100前の悲恋。 宮子が隠した手紙を見つけた凛。
ルーツに興味を持ち、訪れたハウスウッドで、凛は遺言騒動に巻き込まれる。
先読み簡単な伏線仕込みで、小さな山があっても、萌は平坦。
サウス ウッド・ハウス:
ウィンベリー 伯爵所有の館 コッツウォルズの北
ウィリアム・マーカス:五代目
1906年仕事で来日 日本で宮子に恋 母国に単身帰国
生涯独身、遺言「宮子の子孫に財産 を譲る」
六代目 ジョージ、 ウイリアムの弟
七代目 チャールズ、
八代目 ロバート
ヒュー・マーカス:九代目 29歳
25歳 で称号 財産を継承
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ブランドン・博昭:宮子とウイリアムの長男。 凛の曽祖父。
光弘:凛の父
遺言は失効と考え 興味を持っていない
高木戸凛 主人公 帽子デザイナー 26歳
12才の時に、宮子とウイリアムの手紙を見つける
自分の偽物が居た事を知らない。
全くもって、これはスパダリ、海外セレブとなんの変哲もないアジアの男の子がモノにされちゃう王道ストーリーです。
それでも、今回のヒューは、そもそも凛のことを最初から嫌なやつだと思っていて、財産を奪いにきた日本の厄介なやつ、なんです。
言葉の端々には、キツイことも込められていたんですが、それでも凛の凛とした(駄洒落じゃないよ)振る舞いに気持ちが傾いたんでしょうかね。
不器用で、後継者の重圧もあるヒューのことを凛が理解していくたびに凛の方もヒューに想いを寄せてしまいます。
あぁ、なんて恋に落ちるのはあっという間なんですね。理想の夢物語です〜。
ヒューからしたら、可愛くてしょうがないんふぇすよね。だから言っちゃった帽子なんて売れなくても良い発言。
ソリャBL作品ではウケはちゃんと自立したい子なんです。だからこそそれはキンクだよ〜と突っ込んでしまいました。
久々に海外セレブ王道を読んだ気がするので、キュンと来ました!
この作品を読んだ前日に「傲慢君主の専属契約」を読んだのですが、受けの職業が違うだけで他は全く同じだと思いました。
2作品とも完成度は高いと思いましたが、私はどっちかを読めば十分だなと、両方を読んでしまうとテンプレートかよ!と思ってしまって逆に価値を下げるような気がしました。
独特のバタ臭い表現とか、仕事に誇りを持っているところ、仕事で実力があり評価されているところ、攻めに最初は不当に酷い扱いを受けるところなどデジャブでした。
あとイラストですが、円陣闇丸さんのコミックは読んだことがないので知らないのですが、なんか…攻めがB’zのイナバを思い出しました。
それと受けの処女を奪ったのみならず連続3発やったあとでフラフラのまま逃げ出し、歩けなくなってへたり込んだ受けを裸馬に乗って追いかけてきて、そんで受けを馬に乗せて帰るってさ、、、ちょっとコウモン拷問すぎませんかね……
受け本人は安心し過ぎて眠くなってあくびを噛み殺すほど、なんつってるけど…そんなわけねー。と、思いました。
2007年発行のショコラノベルスを文庫化したものです。表題作の他に書き下ろしSSがついてます。どちらも凛の視点がメインで進んでいきます。
「百年の恋」
百年前に恋をしましたがイギリスと日本と離れ離れになった二人の子孫であるヒュー(攻め)と凛(受け)が擦れ違ったり誤解を解いたりして恋人同士になる話です。最初は頑なに凛を疑うヒューを、凛が辛抱強く説明をしていく場面は共感できますし、ヒューの妹・アリシアがそれを受け入れて態度を軟化させていくのも良いです。
「有言実行の恋人」
表題作の後日談。凛が日本に帰国して1か月。ヒューが凛に会うために日本にやってきます。
凛を抱いてからのヒューの言動は、主人公凛には分からなくても読者には透けている状態で、理解しやすかったのです。ただ、それ以前はどうにも…。凛の大きな目が魅力的な場面はありますが、弟レイフが言うほど凛に惹かれていたとは分かりづらかったです。前半部分で凛への恋愛感情を隠そうとする心情が見えなかったので、媚薬に苦しむ凛を抱くのが唐突に思えてしまいました。その辺りがもう少し分かりやすかったら良かったのになぁと感じました。
年上貴族攻め、一生懸命な日本人受け、舞台が外国の話がお好きな方にお勧めです。ただ、凛が言葉に不自由していないので、そういう点ではあまり外国っぽい感じはしないかもしれません。
作家さん買いの初読みです。
ご先祖様の恋を辿りイギリスを訪ねたら、とんでもない事態が待っていた…
素敵な伯爵様との恋というよりも、主人公凛の己のプライドをかけた戦いという感じでした(笑)
相思相愛になってからは甘甘でした。
恋愛に発展しそうな予感どころか、わけもわからず憎まれている主人公という所からスタートです。
これがどう恋愛になるのかという期待感が面白かったです。
でも読んでいてムカムカもしたので差し引いて萌評価になりました。
伯爵であるヒュー(攻め)は素敵英国紳士というより、やり手の実業家っぽい。
富や権力には重い責任が課されるのだということを、徹底的に実行している人物でした。
ヒューの置かれている立場の説明は丁寧だったし、凛側にも不手際があったのですが、それでも凛の話を全く聞かないヒューの傲慢さに読んでいてムカムカしました。
挙句の果てには義弟による強姦未遂からの、ヒューと意にそぐわぬ形での初エッチ(義弟にいかがわしい薬を盛られたため)。
そこから2人の関係が変化します。
例え弟の仕業でも、強姦未遂にあった時点で恋愛する気持ちにはならないのではと思ったので、凛にはややついていけませんでした。
凛の心の広さと、他人の立場を理解したり譲歩する力が凄いと思います。
踏んだり蹴ったりどころではない凛の旅行に心の底から同情します。
ご先祖様の恋を密かに偲びたかっただけなのに…泣。
でも結果シンデレラストーリーなのかな。
ヒューが凛の魅力に魅かれるのは分かるんだけど、凛がヒューに魅かれるのはよく分からなかった。
頑張る受けや傲慢攻めが読みたい方にはぴったりだと思います。
作者買いです。
今度の攻めは、あきれるほど人の話を聞かない(笑)そのための受けとのすれ違いが前半延々と続いて、ここからどう収拾をつけていくんだろうなぁと楽しみにしながら読みました。
薬を盛られた受けを抱くところから気持ちに変化が訪れるのですが、攻め様の気持ちが今一つ良くわからず。あれほど敵対していたのに、どうして受け様を抱く気になったのかさっぱりですし、元からゲイだったのかやけに手馴れていて、少しついていけませんでした。
受け様も、どうしてそんな攻め様を好きになったのかがわからない…。
なんだか二人とも不器用で、甘々な場面になってもどうしても???となってしまいました。
昔の作品の文庫化ということなので、こういうのを経て今の高尾作品があるのだなぁと思いました。
百年前のご先祖の、悲恋からはじまるロマンス……
といったら、どんなハーレクイーンだ、って感じですが、いい感じに王道を消化していますので安心して読めました。
疲れたときの清涼飲料水、というような印象のお話に仕上がってます。
なので、じっくりどっしり構えて読みたいときには少し物足りない。
そしてペーパーと書き下ろしが良かったです。
英国貴族と日本の庶民の価値観の違いをうまく表現していて、それがすれ違いの最大の原因なわけですが、いつもBLの攻に対して思うのは『とりあえず人の話聞けよ』ってとこ。
落ち着いて人の話聞いてりゃ、こんな分厚い文庫にならずに100Pで終わってるような内容なんですが、このあーだこーだのしょうもない話が安心して読めて楽しかったです。
初読み作家さんですが、文章も癖が少なく読みやすかった。
そしてイラストがとても美しいです。
面白くて、受け様がかわいそうで一気に読んじゃいました。
そう、物語の半分ぐらいまで受け様が四面楚歌の中で健気に奮闘するのですが、
もう辛抱たまらん限界!ってなことにあいまして、お屋敷を抜け出し脱走します。
でも敷地が広すぎて、自暴自棄状態なのもあって迷ってしまいます。
そこに颯爽と白いお馬さんのって攻め様が助けに来て連れ戻そうとするのですが、
いままで自分を奮い立たせて頑張ってきた受け様が、初めて攻め様にポロっと弱音をはくんです。
でもおとなしく連れ戻されたくないから、ここぞとばかりに今まで耐えてきた事をぶちまけます。
もうはっきり言って駄々っ子状態です。
そうだそうだ、もっと言ってやれー!!
私も攻め様にはムカついていたのでスッキリしましたね!
いや~この場面は、私の妄想にぴったりビンゴ!で萌えました~(*≧∀≦*)
でもこの場面で、攻め様も受け様にグッとキタんだと思います♡
このあとは、もう攻め様のメロメロぶりが体裁を取り繕っていても丸分かりで、面白かったです。
しかも結構ガッツリなエチ表現で、エロも充実していてとても満足でした♪
ノベルズの文庫化ということで、元々のお話が好きだったので、迷わず予約購入しました。ストーリーは知っているし、挿絵もそのまま、書下ろしの後日談とペーパー読みたさに買いましたが、満足です。
最初は誤解からの対立をしていた主人公たちですが、けなげ&芯の強い美人受け様と、出来上がってからの攻め様の愛情表現の垂れ流し(?)がお貴族様ならではの、傲慢さでカッコイイです。
後日談は、ラブラブ好きにはたまりません。はにかみつつ、強い愛情を実感している受け様が、言葉で愛を語る瞬間は読んでてにやけてしまいました。「攻め様、報われてるよ良かったねぇ・・・」という感じです。ハッピーエンド好きにはオススメです。
文庫化再販書籍で、書下ろしと封入ペーパーで再登場です。
傲慢オレ様の伯爵家9代目当主の攻め様と、遠縁にあたる日本人の受け様との
誤解と擦れ違いしながらも惹かれあっていく二人の運命的な恋です。
既刊も読んでいるのですが、しっかり同じイラスト表紙が本棚にあるにも関わらず・・・
書下ろしと封入ペーパーに惹かれての衝動買い(笑)
内容的には100年も前の攻め様の先祖と受け様の先祖の悲恋がキッカケになっていて、
受け様は100年も前のロマンスに憧れを抱き、曾祖父の父親が住んでいたイギリスの
お城に見学を申し入れ、曾祖父の母の形見を伯爵家で管理してもらおうと訪ねる。
しかし、出迎えてくれるはずの伯爵家当主からは冷たくあしらわれ、更に偽物とか
挙句泥棒扱いされる事態になり、怒りと混乱で受け様は唖然とする。
半年前に血の繋がらい従兄弟が自分の名前をかたり、財産を奪おうと画策していたと
言われ、伯爵の態度に納得をするものの自分は違う事を説明しても、信じて貰えず、
財産放棄の書類にサインしたら信じると傲慢告げられる。
しかし、受け様は自身のプライドと名誉を回復して、伯爵に信じて貰えたら納得出来たら
サインをすると約束するが、攻め様には何も言っても聞き入れてもらえない。
そんな時に攻め様の妹と義弟がやってくる。
妹とは和解出来、更に自身のデザイナーとして帽子を作って欲しいと請われるが、
攻め様は未だに納得してくれない。
そんな時に、攻め様の義弟がやって来て受け様に媚薬を盛り、犯そうとするが、
攻め様に助けられたと思ったら、義弟が受け様に誘われたと、更に妹へ取っていると
嘘をつかれ、媚薬に犯された受け様は、攻め様に無理やり抱かれてしまう。
抱かれた時には攻め様は受け様の事を既に信じていたのですが、攻め様の解りにくい
態度と言動で、更に二人の間には誤解と擦れ違いの溝が深まる。
その後も軟禁生活を余儀なくされ、毎日攻め様に抱かれ、サインをするまで出さないと
言われ、受け様は全てが虚しくなり、サインをして日本へ帰ろうとするが、
サインしても攻め様に閉じ込められる事になる。
不器用すぎる愛情の示し方をする攻め様の解りにくい傲慢さがある意味憐れ、
そしてそれをまともに受け取る受け様も大変な思いをするけれど、ラストはもちろん
ハッピー展開で甘々溺愛型です。
書下ろしは、受け様が日本へ帰り、攻め様の待つイギリスに行くための準備と
自身のお店の整理などをしている最中に攻め様が日本まで迎えにくると言うお話。
攻め様の受け様に対する強い思いを感じられるお話です。