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renai danshi moratorium
電子書籍でのみ販売の、「きみに飼われたい」のスピンオフ作品です。
「きみに飼われたい」で当て馬(というほどでもないんですけど)だった、伊沢と航祐の物語。
イラスト完全書き下ろしって事なんですが、多分表紙だけですね…挿絵は無かったです。
航祐は恋人と別れ話中、突き飛ばされたのを伊沢に助けられてから物語が始まります。
伊沢さんが大人でいい人でいい人で。
放心状態の航祐を気遣って歳の離れた友人のように振舞ってくれます。
航祐も何度も伊沢と遊びに行ったり食事したりするうちに失恋から立ち直るのですが、
伊沢への恋心を自覚した直後に、伊沢と礼人が親しげにしているのを見て…
この辺からはもう王道街道まっしぐらです。
「きみに飼われたい」の礼人は脳内に礼人1~4号がいて、一真の事になると脳内で激論を交わしたり
けん制しあったりと忙しい人だったんですが、
航祐は唐突に「脳内妄想劇場」を繰り広げる子でした(笑)
まぁ妄想劇場と現実はなかなかリンクしないものなのですけど、最後だけは妄想通りになってよかったよかった。
ちなみに「脳内妄想劇場」が始まると文字色が変わります。ピンク色でした。
電子書籍は割と利用してるんですが、文字色が変わる本は初めてです。
ちょっと面白いですね。
そういえば青木動物病院はゲイだらけになってます……
スピンオフというほどでもないんですが、「薔薇色」シリーズの三男・幹の勤務先もココです。
「薔薇色の悪魔」にも、少しだけ一真・幹・航祐の会話があったりしますので、
「薔薇色」シリーズと「きみに飼われたい」シリーズがお好きなら、ぜひ。