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gokuken
シリーズ続編は、主役を変えてのお話で、前作は組長と若頭でしたが、
今回は同じ藤和会構成員同士で、前作の主人公二人との幼なじみでもある大希×孝史。
4人は幼なじみで、前作では組長と若頭が心身ともに繋がる内容でしたが、今回はそんな
若頭に長い間片思いしている受け様と、それを承知で受け様を好きで関係を持ってる
年下攻め様との擦れ違いラブです。
そんな二人の関係と、前作で抗争していた相手方でもあるマフィアの義息子が出てきます。
組長も組員も大学生で4人だけ、それに大学内に極道サークルなんておふざけでもしてる
みたいに組を立ち上げたばかりで、組長と若頭がくっ付いた事で、片思いしていた
受け様は、持て余す自分の感情に振り回される展開です。
その弱った心の隙間を狙ってくるようなマフィアの息子、受け様を同じ闇の住人だと
自分の元へ来るようにと誘いをかけて、受け様はその言葉に従う。
受け様の裏切りがテーマかと思えば最後でどんでん返しもあり、恋愛的な意味では
一区切りつくような展開になっていました。
年下の攻め様に若頭の叶わぬ思いのはけ口にしているような行為に罪悪感と後悔と・・・
年下で可愛い弟と思っていた攻め様も自らの欲望で穢していると悩む受け様。
それでも、受け様も気が付かないうちに、若頭への恋に悩むと言うよりはそれを
切っ掛けにした、攻め様との関係に悩んでしまう展開で、そして自分の気持ちにやっと
気が付く事が、認める事が出来るようなストーリーでした。
組の行く末的な極道世界の進展は何も無かったので、その辺は少し物足りない気がします。
未だに4人だけの小さな極道一家の行く末を今後も読んで見たいです。
番外編読まなかったら「萌え」にするのに・・・
前作の受け様と違って、今作の受け様はかなり女々しいと思います。
「男でも女でも俺を見て欲しがるのに、なぜあなたは俺のものになれない?」という悲劇主人公的な考えの受け様は好きになりません。
唯一の救えは可愛い一途な年下ワンコ攻めです。
今回は恋愛メインで、ストーリーが進まなかったです。
進展が気になります。
もし続編が出るとしたら、是非組長と若頭をメインにしてください!
男前な組長が大好きです!