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元気で家庭も平和な健全男子のちんこ(あえて伏せ字無しで行きます)が突然、感情持って身体から離れてしまうというトンチキ話。
欲望にまかせて妹に飛びかかろうとするし、下品な言葉を口走ります。
しゃべるちんこといえば、ちんつぶを連想しますがあんな可愛いちんこじゃありません。
低脳で下品な馬鹿ちんこです。
家だけではなく学校中で大暴れ、ここで男子生徒や男子教師を襲おうとすればそれはそれでBLな気がしなくもないですがそんな事はなく普通に女性がターゲット。
股間に何もなくなってしまった芳明はそれに対しての対策もしつつ、己のちんこを何とかとっつかまえて元に戻そうとするんですが玉砕。
芳明の両親は割に早く適合してしまい、母はこのままじゃ生々しいからとちんこに服着せてみたりとちょっと可愛くなってきた様子。
そんなちんこが家出してしまい、家族総出で散々探し回りますがみつからない。
時間もたちもう駄目か…と諦めたところにちんこが!!!
感動の再会を果たす訳ですよ!!なんかいなくなったペットとの再会の様ですが!
BL要素は皆無といっていいんじゃないでしょうな。
この時代にちんこが歩き回ってしゃべるってだけでネタになったんだろうなって感じです。
まあ読進める内にちんこが多少かわいく思えた事くらいでしょうか、萌えはしませんでしたが。
要するにアホちんこ話でした。
幼少期に経験した些細な出来事から性的な事に強いコンプレックスを感じてしまう高校生の芳明。
普段は明るくお調子者なのだが、そういう会話が出るとつい拒絶反応を起こしてしまう。
しかし、ある日そんな彼のアソコがしゃべり出したからさあ大変。
しかもそいつは下品極まりなく、暇があればヤリたいとわめくのだ。
日に日に大きくなっていくそいつの態度にキレた芳明は……
これはなんなの?ギャグなの?トラウマなの?文学なの?
読みながらも読み終わった後も少し時間がたった後の今でも一向に答えは出そうにありません。
相変わらず私を混乱の深淵に突き落としてくれるぜ須和さん。
親の言葉のせいで性的に臆病になった主人公とか、深読みしようと思わなくてもなんとも意味深。
ただここで印象的なのが、主人公のソコから逃げ出したアイツ(=抑圧された性の象徴?)を再び力でねじ伏せるのが母親だということでしょうか。
あと女性らしいけど同時に強くて、主人公のトラウマの原因になる母親と、反対に鷹揚で妙に順応力のある父親の対比もなんだか気になるところです。
しかしこの事件で一番の被害者は主人公の妹ちゃんな気がします。
毎日兄ちゃんから分離したアレに迫られて……
こんな目にあってしまった彼女が男嫌いとかにならなければいいがとつい心配してしまう。
そうか、ラブは別にないのか……
黎明期のJUNE。
しかしこの話を女性が書くという所に文学的意味を探そうと思索を深めたり、とかは特にしません。
あらすじ曰く爆笑コメディらしいのですが……コメディか。うーん。