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platnic dance
自称「日本一わがままなホスト」・鷲尾カイ×出版・メディア部門の統括責任者補佐兼プロジェクトサブチーフ・穐谷絹一
『アンダンテ・カンタービレ』
ギルバートの補佐として出版社に派遣サポートの立場で務めている絹一。
同僚に懇願されてついていったある作家のパーティで鷲尾と遭遇。
いつもはクライアントのパートナー然としているはずの鷲尾はウェイターのようなことをさせられていて…。
クライアントの望むままにしていた鷲尾。
その鷲尾にとっての仕事の在り方が垣間見えるというか。
「誰かに傷つけられた時は、別の誰かに優しくする」という鷲尾のポリシーが印象的。
そうして、自分はまだ優しくできるということに安心するというか。
心の大きな人だと思う。
そんな鷲尾の弱い部分が少し見えたりもして。
互いの生い立ちに少し触れてみたり。
『スタンド・バイ・ミー』
語学の勉強のために鷲尾は絹一と共に夕食を取るようになる。
恋人でも友人でもない「隣人」くらいの関係。
そんな中、絹一は仕事でギルバートと共にイタリアに渡りサルヴィーニを紹介されるのだが…。
今回のキーマンは完全にサルヴィーニ。
ギルバートの友人で恋人だったこともある人物?
このサルヴィーニのギルバートへの愛情の向け方がすごくて。
高校時代、大学時代と蜜月を過ごした後、ギルバートは日本へ渡るのだが。
それを別れととったのかサルヴィーニはそれ以降は「ギルバートのために」と動くようになる。
今回も絹一のことをギルが好きだと知って、なんとか絹一をギルに与えようとして。
そのやり方がとても強引で絹一にひどい仕打ちをすることにもなるのだけれど。
そういう押しつけるような愛情はギルは決して求めていなくて。
ただ普通に愛してくれればいいのに。
絹一を気にかけたいた理由もギルは告白し、おそらくはこれでサルヴィーニの行動も収まるのではという感じ?
サルヴィーニを幸せにできるのは絶対にギルしかいないと思うし、是非2人には幸せになってもらいたい限り。
そして、肝心の鷲尾と絹一。
2人の関係は少し進展。
鷲尾の方が恋愛とかそういうの抜きにしてもどうしても危なっかしい絹一を放っておけなくて。
どこかで無茶をするくらいなら側に置いておきたいと思うような情が生まれてて。
絹一の方は鷲尾に強い憧れもあり初めてできた友人だから今の関係を壊したくなくて。
けれど、時にどうしても甘えたくなったり縋りたくなってしまうような衝動があって。
その感情は「鷲尾だから」というようなものではないから、それを鷲尾に向けたくないと強く思っていて。
恋とは違うけれど、互いに強く相手を意識しているのは伝わってきました。