雀影
tsuki ni warau souichihen
いい加減に、折れてやってよ、、。
嘉藤が大阪に行っていた2年の間に、惣一さんもなんとか成長?したようだ。
男漁りもしないし、真面目に金作りにに勤しんでいて。
不気味なほど平安だった2年間が過ぎまして、、、で始まった今回は、本橋組組長が殺されて、お話は急展開。
惣一さんは、組長の息子として、組の幹部の掌握に成功します。
その後ろに控える嘉藤。
これこそ嘉藤がずっと望んでいた惣一と自分の姿だったのですが、、、。
もう、ほんと、
いい加減に、折れてやれよ、嘉藤。
って、毎回毎回言っている気がする。
前作であまりにも色々やらかしてしまった為、嘉藤に大坂に逃げられてしまった惣一さん。
本当にひどかったよ、嘉藤の心境を思うとやり切れない。
しかし今作、それから二年の月日がたちました。
もう惣一さんは男遊びはしていません。
せっせとお金作りに励んでいました。
以前の様にレイプされたトラウマに震え、側近を近くに置き怯えた生活とは無縁になっています。
側近を2人だけ連れ、海外旅行も行ってました。
嘉藤に対する態度もガラリと変わってました。
嘉藤を殴ったりもします。
嘉藤の理想とする男に近づいてきたようです。
今回、本橋組が大変なことになります。
そこで混乱する組を何とかしようと惣一さんが立ち上がります。
嘉藤はそれがすごい嬉しかったようですが、その夜、偶然ドアの隙間から見えてしまうのです。
惣一さんの影の部分を。
最後、惣一さんの切ないこと、切ないこと。
28ページという薄さなのに本当に木原さんは読ませてくれます。
読後感が前作まで大変悪く苦しかったのですが、今作こんなにも読後感が浮上していたということは、もう終盤が近いのでしょうね。
そうです!まだ終わりません。
木原さんは、少しくらい厚くなっても今作で終わる予定だったが無理でした、とのことです。
次回どうなるのでしょう。
終わるのか終わらないのか、嘉藤が折れるのか惣一さんが折れるのか、新たな展開が待っているのか、みんな幸せになってほしいです~。