kirara
romance no kioku
准己(攻)と啓(受)の、大学時代のエピソードを、准己が回想しています。理念を熱く語る正義漢の啓と、自分とは相容れないと思いつつそれを眺める准己。
准己は、弁護士になった今もそういう面ではまったく変わらない啓を見つめながら、あの頃すでに恋に堕ちてしまっていたのだ、と今ならわかるものが、学生時代の自分には理解できなかった想いを反芻しています。
『昔のことを思い出していた』と告げた准己に、啓は『深見に憧れてた。卒業しても忘れられなかった』と言われ・・・
ほんの20ページほどのSSですが、しっとりほのぼのといい感じです。