marun
mochifusayama no nushigime
狸といっしょの作者のサークル同人誌の新刊は、やっぱり人獣化する獣のおはなし。
でも今回は私の苦手とするヘビさんが攻め様として登場しているのです。
思わず、ゲッ!なんて躊躇したけれど読んで見ればどんどん惹きこまれるのです。
餅房山の主を決める設定で、現在のお山の主の古狸が100年の任期を終えて次の主を
決める為にとっと方法は、古狸の印を持った相手を伴侶にすることが次の主の条件。
でも、お山でも1,2を争う高い妖力を持った白い大蛇は主決めには全然興味無く、
マイペースに転寝をしてる。
そして古狸の印を入れられたのは・・・小さなヤマネ四兄弟の長男のコゲちゃん。
実は攻め様であるハクはこのコゲちゃんを主決めの前から気になる存在として
ストーカーしてたんですよね。
相手に知られないようにこっそり気配を押し殺し眺めてる。
始めは川で溺れそうになったコゲちゃんを助けた事から始まるのですが
初めて目の前でみたコゲちゃんにドキドキしてしまったハク。
それが好きだからとは気が付いていないハク、今までのこの作家さんから考えたら
かなりヘタレで大人しくて口下手な攻め様でしたね。
そして受け様のコゲちゃんは、元気者だけど、四兄弟の長男だけどいつもドジをして
危険な目に遭ったりしてるけど、可愛い弟たちのお兄ちゃんだからと頑張ってる。
初めて白大蛇の攻め様に逢った時も、怖がる事もなくて、とてもなっこい感じで
ほのぼの可愛いオーラが出ているようでした。
お山の主決めに巻き込まれアブナイ目に遭いながらも、綺麗でカッコいい攻め様に
懐いてる様子は微笑ましいです。
そして受け様相手だとヘタレ気味になる攻め様もギャップがあって萌えでした。
今回の作品も楽しませて頂きました。
本宮榎南さんの同人誌ですが、
この方のカラーはしっかり決まっているので、
1冊でも本宮さんの作品が好きと思われる方であれば、
楽しめると思います。
(或る意味1パターンとも言えてしまいますが・・・)
元気いっぱい、ちょっと天然なヤマメのコゲ(受)と
白い大蛇のハク(攻)の物語。
餅房山で次の主は、ある「印」をもつ者を伴侶にした者
と言われ、妖力のある者たちは、その印を血眼で探します。
対し、ハクは主になることは全く興味が無く、
それよりも夢中なのは、コゲのこと。
コゲに近付くと、一気に胸が壊れそうになってしまうのだけど、
見てないと心配なので、遠くから毎日見てる・・・(ストーカ??)
でも、その印がコゲについていることに気づいてしまって!
というものです。
そもそも、オバカな受って、私は好きではないのですが、
本宮さんのそういう受って、人間ではなかったりするので、
小動物をかわいいと思うかの如く、
「かわいい」からいいか~と思わされてしまうんです。
本宮マジックです(笑)