ヒミツのBL日本史

ヒミツのBL日本史
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
10
評価数
2
平均
5 / 5
神率
100%
著者
喜多八 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
ししゃも歳三 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
発売日
価格
¥1,200(税抜)  
ISBN
9784344825963

あらすじ

教科書や時代劇には出てきません。稚児愛や小姓への愛着、男同士の色物語をタブーなしの歴史でゆる~く萌えろ!

イラスト:ししゃも歳三
著者:喜多八

表題作ヒミツのBL日本史

いろいろいます
いろいろいます

レビュー投稿数2

歴史にうとくても詳しくても絶対に読んでほしい

腐っているだけでなく歴史にうるさく男色家という私ですので
歴史BLに対してはとにかく目が厳しく、ダメなものへの容赦がないのです。
でもこの本は確実にお勧め。

この本は平安時代の貴族である藤原頼長が案内役となり
奈良時代の最古のBL記述から森鴎外、川端康成の男色経験まで、
広く広く案内しています。

たとえば「衆道と男色はBLとしてどこが精神的に違うのか?」なんて答えられます?
両方とも知っている歴史系腐女子はそこそこいるでしょうが結構難問。
そうだったのかっ!と思わされてしまいましたよ。
ぶっちゃけいうと衆道の方がより1対1の契り要素が強く、一途なのです。

そして案内役の藤原頼長さん。
「苛烈で妥協を知らない性格により「悪左府」と呼ばれた」
なんてwikipediaに書いてあり、平安時代が好きな人しか知らない人だと思いますが、実は「台記」という日記の中で当時の故実と一緒に「今日は誰々君と攻めと受けの両方でやった」なんてことをいけしゃあしゃあと書いていたりするのですw
(日本最古のリバーシブルか!)

その他、ローションの作り方だとか、歌舞伎と男色との関係だとか、男娼がとうがたったらどうなっちゃうのか、とかなかなか知りたくても知れないような基礎的な情報が漫画化されてたりします。

この本は今までの妄想に台座していたり、または現実をそむけたりすることなく、
幅の広い時代を過不足なく網羅し、そうでありながらちゃんと萌え要素もある。
もしボーイズラブについて教えるなら、教科書にしてほしい位です。

7

『BL史が面白いほどわかる本』

受験分野にBLがあればそんなタイトルで参考書出されてそうです(笑)

そもそも、男色、衆道など昔から男同士の関係については実は歴史が古い
なんて言われていたりはしますが、実際どうなの!?と思っていました。
いやーまさか川端康成の純愛暴露が聞けるなんて!w
伊達さんと武田さんに関しては、あんたら何やってんだと見る目変わりました(苦笑)

一番驚いたのは僧侶!女人禁制、女性との関係は御法度!ですから
男性に走っちゃうのは理屈としてわかるとして・・・


同性相手でも、そんだけ乱れ散らしてて何が出家だよ(;゚Д゚)!!!!!


なんて思いましたね。
ええ、稚児に愛情注ぎすぎでしょう。どんだけ愛でるんだ。




本書はBLの始まりとはいつごろなのか・・・
それからどのように同性同士の関係は変化していったのか・・・
実は戦国大名や歴史上の有名な人物にも例が多い!?等
男同士の熱い契から愛情まで!
時の流れに沿って、男色家?藤原頼長が案内してくれます(笑)



【速報】
   あの人、リバです。




ぜひぜひ普通の漫画を楽しむだけでなく、実際の歴史まで気になるみなさま
一読してみてはいかがでせう。







1

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