丸角屋の嫁とり【BLCD】

marusumiya no yometori

丸角屋の嫁とり
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×28
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
76
評価数
18
平均
4.2 / 5
神率
38.9%
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷幸
音楽
海津賢
脚本
佐々美沙
原画・イラスト
山中ヒコ    
オリジナル媒体
コミック
CD発売会社
新書館〈CD〉
収録時間
78 分
枚数
1 枚
ふろく
初回特典(外付け):描き下ろしプチコミックス(B6サイズ小冊子)
フリートーク
あり
発売日

あらすじ

「男でも女でもいい、お前エさんが欲しかった」
借財のカタに、男の身で男のもとへ嫁入りを命じられた鈴の運命は……?
大江戸恋情絵巻!!

江戸を舞台に繰り広げられるじんわりとした愛の物語。
大人気声優陣によるドラマCD化が実現!

表題作 丸角屋の嫁とり

新三郎 → 森川智之

鈴 → 立花慎之介

その他キャラ
荘太[小野友樹]/ 荘太の父[本田裕之]/ 鈴の母[友永朱音]/ 彦十郎[近藤浩徳]/ 片岡[栗津貴祠]

レビュー投稿数5

良いCDでした。

原作未読、小野友樹様のファンです。ドラマCDが大好きで、いろいろと聴いています。
世界観がよかった~~~!!漫画原作は短いのですが、しっかりと作られていて、すっとこの世界に入れました。最初から最後まで途切れることなく、この世界に没入できるのが好きで、これは気持ちよく最後まで聴くことが出来る良作でした!!ありがとうございます!!何度も聴いています!!
古い作品なので、続編を期待することは難しいですが、しょうたの大人になって恋を知るところも聴きたくなりました。

1

『この世は思うようにはいかぬもの』

原作既読。

 まず、冒頭の子供時代から秀逸。鈴も壮太もとても可愛くていじらしくて、うばやも雰囲気があって、泣かせます。
 小野友樹君がすごく良い!10歳から青年期まで行ったり来たりする壮太の感情を見事に演じていて、これからもっといろんなBLCDに出てくれるといいなあと、思わず期待してしまいます。
 鈴と壮太の関係が切なくて愛おしい。鈴と新三郎の話がメインだと原作を読んだときは感じたのですが、CDではどうしてか私は壮太が一番印象に残りました。
 立花さんの鈴は上品で凛としてて、可愛くて、おきゃんで一途で、でも武士の息子で。
 森川さんの新三郎は原作よりも大人っぽくて色気30%増量で、色悪でダメな感じがクラクラします。江戸弁が格好良かった。
 和泉桂さんの『姫君の輿入れ』と同じで。女として育てられた少年が自分の性を自分の人生を、運命の人と出逢うことによって獲得していく過程が個人的にたまらなくツボなんだなあと実感しました。
 父親と鈴の会話があまりにも辛く。
 だからこそ男と承知でそれでも鈴を欲しがり娶る新三郎の恋が愛が強く心を打つのだなあと。
 誰も認めてくれない、誰からも受け入れてもらえない自分という存在を、見つけ出して、あるがままに丸ごと愛してくれる。
 まさにある種のBLドリームをかなえてくれるお話なので、カタルシスを存分に感じさせてくれる。
 切なさもあるけれど、聴いた後ほっこりします。おすすめの一枚。
 
 追記
 遅れましたが…dear+9月号(2012年)で山中ヒコ先生のアフレコレポートと声優さんのキャストインタビューが載ってます。こちらもぜひ一度ごらんください!(*^。^*)
 
 
 
 
 

8

立花さんの鈴、美しかった~!

森川さんと立花さんのお声目当てで購入しました。
初聴時は原作未読でしたが、その後原作も購入しました。
時代物で、女性として育てられた男性のお話という設定、とても良かったですし、立花さんの鈴の演技や声の感じが絶妙でとても美しかったです。
お話自体は切ないお話なのですが(新三郎と鈴はちゃんと幸せカップルになるのですが、周辺のエピソードが・・・)、それもまた時代物ならではかも・・・。
断トツ好きで、何度もリピートして聞いてしまうのは、新三郎が激しい嫉妬心から強引に鈴を犯すというシーン。抵抗しながらも、しょうがない人・・・と言う感じで受け入れていく・・・という立花さんの声や演技が艶っぽくてゾクゾクします。

3

小野友樹さんファンにもおすすめしたい

側室の子ゆえ姫と偽って育てられた受け→助けてくれた町人の男に憧れる。
現在より少し線の細い、立花さんのモノローグの凛と美しいこと。
情感溢れる、とても聴きやすい、基準線のような演技。

鈴の子供時代の声優さんもよかった。

森川さんの声も若々しく精悍で、絵のイメージ通り。

小野友樹さんが少年(10歳)を演じているのも珍しいが、
ヤンチャな子供らしさが感じられ、さすがに上手い。
出番も多いし、重要な役なので、小野さんファンにもおすすめしたい。

「私は…男なのだ…」「だから何でェ」の落差よ…。
絵以上に声が雄弁じゃないですか…。

初めて手籠めにされて、荒い息で切れ切れに、
怖い、離してと懇願する立花さんが煽情的。
「小せェからだ」を蹂躙される姫が言う「これが男か」がたまらない。
二人の対比が鮮やか。

「認められたい」と泣くのが、
「胸を張って彼の隣に並べる自分でありたい」というBLらしさ
(男同士だからこその意地がいじらしい)
姫でも嫁でも、やっぱりBL。

原作ファンなので、追加エピは嬉しいけど、
絡みは唐突に感じるので要らなかったかな。
立花さんは色っぽいけど。
やはり心情の流れや高まりがあってこそ、絡みも生きると思う。
実力派キャストならば、通常シーンだって凡庸ではないので。
エロでなくとも満足度は高い。

巻末フリトは3人で。
攻め視点は私も気になる!
荘太が新しい恋を見つけるスピンオフも読みたいよ!

総括。
登場人物全員が誠実で気持ちの良い人。
空気感も演技も抜群の安定感。

1

時代物の雰囲気を堪能しました

立花慎之介さんの声が聴きたくて未聴のCDを探していたところ出会いました。
山中ヒコさんは存じ上げなかったのですが、独特の雰囲気の絵でとっつきがよくなかったのですが聴いてよかったと思いました。

女として育たられた少年が、男として生きることを求めたときに出会った一人の男によって変えられた運命の中で成長していくといった感じでした。

鈴が女の子として育てられてもか弱いお嬢様ではなくて、りりしい男前な性格で積極的に人生を切り開いていくところが好きです。

遊び人風だけど一途で嫉妬深い新三郎を演じた森川さんも、少年から青年までの鈴と荘太を演じた立花さんも小野友樹さんも人間的な魅力が感じられて良かった。
荘太のその後が気になります。

1

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