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君の笑顔が眩しくて、涙が止まらない──
step brother
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
義兄弟ものだが、禁断風味は少な目なので読みやすいストーリーでした。
母親の4度目になる再婚で1歳年下の義弟が出来るのですが、その容貌は王子様。
受け様もアイドル系の美貌をしているので、イケメン同士のラブですね。
良いところのボンボンな攻め様はワンコ系で甘えたがり、父の再婚で出来た義母と
義兄にかなりベッタリしてしまう。
小さな子供が兄の後を付いて回るイメージで、義兄である受け様は可愛いと思うが
若干の危惧も抱いている、それは前回の母親の再婚で受け様の義兄となった相手から
受け様の気持ちを無視した好意を寄せられ、しつこく言い寄られた事があったから。
でも、そんな気持ちも攻め様の人懐っこい様子に微笑ましく感じ、ベッタリされても
過去に義兄に感じた悪寒もなく、新しい家族として穏やかに暮らせるようになる。
しかし、そんな時に義兄が再婚先にまで受け様を訪ねて来たことで攻め様の態度に
変化が起きる、受け様は義弟なった攻め様に義兄の事を話、いくら義理とはいえ
不埒な言動や行動をする義兄が許せなくて嫌だと言った日から攻め様が受け様を
避けるようになり始める。
攻め様はいつの間にか受け様を好きになっていて、でも義兄弟になったのに同性同士で
過去の再婚で義兄になった相手を嫌だと言った受け様に自分も同じような気持ちを
抱いている事を知られ、嫌われるのが嫌だと言う思いから受け様から距離を取る。
それを察した受け様は、家を出て行こうとするのですが、攻め様に泣いて縋られ
自分もまた、義弟である攻め様を好きになっていた事を自覚。
そして互いの気持ちを受け入れ合い、秘密の恋人になるが、父親に見つかり、
今の気持ちは、優しい兄が出来たことで、勘違いの恋みたいな事を言われ引き離される。
高校生で出会い、義兄弟になり、恋人になり、そして父親に見つかり引き離され
恋した思いが勘違いだと言われながらも、社会人として独り立ちするまで逢わない
事を約束し、5年後の再会になる。
品行方正な義兄弟禁忌とでも言いますか、好きな気持ちだけで突っ走ることも無く
我慢の先に幸せを信じて足場固めをしていくようなお話でした。
この作家さんは「幻の恋人」以来読むのが2冊目ですが、多分ムクさんイラストだったら手にとらなかったのでは?というくらい表紙イラストに惹かれました。
文章や展開はまっすぐで濁りがなく、とても素直な、という印象です。
題名がズバリ!まんま義兄弟というのはダイレクトすぎるのですが、お話を読むと、
「兄弟で、最高の恋人で、ずっと人生を一緒に歩むパートナー」
が結末だけに、意外にもこれはいい題名選択だったのかもと思われました。
義兄弟モノといえば禁忌感がみせどころでありますが、イラストにも助けられていますが、結構素直な少し切なさも伴ったかわいい目の話になっております。
イラストにも助けられたせいか、この素直な関係設定や展開が自分的に受け入れられて、結構イケるんです。
萌え、というより納得の、、というところでしょうか。
響の母親はバツ3なのだが、4回目の結婚を口にする。
母親の幸せを願う響は、相手家族との対面に出かけるのだが、普通の会社員と思っていた相手は実は会社経営の社長で、住まいも豪邸でした。
ごくごく普通の庶民であるから、社長夫人は・・と気後れを感じた母親は結婚話をなかったことにしようとするのですが、先方の息子・海斗の提案により、響も一緒になって、再び二人をくっつけることに成功する。
そうして家族となった4人。
2歳の時に母親を亡くし、さみしい思いを隠してきた海斗は家族ができた喜びを素直に表し、そして響にべったりと懐いていくのです。
響には、以前家族だったときの義兄にしつこく迫れて困っているという事情を抱えています。
ある日、家に押しかけてきたその元義兄を拒否している姿を見られてから海斗が響を避けるようになるのです。
そして、知った海斗の気持ち。
主人公の響より、海斗がよく物語の中で動きます。
彼の様子、変化そんなものを部活や周囲の人間から、響が見ていて、そして、二人の想いが通じる要素となっています。
結構、響は気遣いのできる素直な子な感じです。
海斗は、一人っ子の甘えっ子のお坊ちゃんですが、行動力と実行力があって大変に強い子だと思います。
二人ともとてもいい子なんですよ♪
しかし、義理でも兄弟という関係であることは大きな問題です。
彼等が許されるのは、二人の強い想いももちろんですが、
はっきりと明言はされていませんが、彼等の両親たちも、”好きな人と一緒になる”ことの大事さを知っているから、結末のハッピーエンドがあるのだと思われました。
お金がある家というのは、その資産や名誉を狙って寄って来る人がいる、というその中で、純粋に人柄を見て互いを選んだ両親。
そして、子供が大事だという親の心。
だから許しもあるのだなーと思えたのですが・・・
健気な海斗の執着愛が割と目立ってはいますが(w)
響の控えめな、でもネガティブでない常識的な部分も好感の持てる人柄でした。
いい組み合わせさと思います♪
禁忌がテーマではありますが、読後感は爽やかで、こんなかわいい義兄弟モノも悪くないな、と思えますヨ☆
ほんわかしたお話で、イラストの小椋ムクさんとの
相乗効果がうまく図れていたように思います。
兄弟ものはどうしても苦手で、読まないのですが、
こういった再婚による義兄弟ものって、ステキっ☆
親の再婚により、兄弟になった響と海斗。
響は、海斗に懐かれるつつも、嬉しく思っていたところ、
海斗の態度がおかしくなり、
お互いの想いを知ることになります。
幸せな両思いであったところ、父に関係を知られ、
響は家を出ることになります。
海斗は学校などでも王子様のような存在で、
でも、本当は寂しがりやで、突然でいた兄、響に
なついていく様子が、なんともかわいかったです。
また、この作品では、響の芯がしっかりした様がよかった。
再婚した両親を思いつつも、海斗がかわいくて仕方ないんだろうな~と。
波乱はありますが、真摯に頑張る2人を読みたい方には、
お勧めです。
義理兄弟、一目ぼれ、ん~私の好きなワードが入った作品です。
ちょっと切ないけど物足りないかなぁって思いました・・・。
二人の会えない時間をもっと読みたかったかな・・・。
響は自分では気づいてないようだけどどうやら男心をくすぐる可愛い顔をしてるようで
母親の3回目の結婚相手のつれ子(義理兄)にキスされたりと嫌な思いでがある中で
4度目の再婚相手には今度は弟ができて・・・・。
初めての弟はなつっこくて甘ったれで学校内じゃ人気者。
ん~。甘ったれな弟GOOD(笑)
熱を出しても一人で家にいたくないと遊びにいこうとするあぶなっかしい一面があったり
寝付くまでそばにいてと可愛いこといったり・・・・。
こりゃホモじゃなくてもそうなっちまうだろ・・・・みたいな。
元兄にせまられてるのを海斗に助けられてついつい「気持ち悪いあんなことされたくない」と海斗にぶつけちゃう。
海斗が自分を好きなことをしっていたのに元兄がいやでそれだけを伝えたいのに誤解してしまった海斗。
それまでいつも響響となついていた海斗がそばによってこないうえに元気までなくなって心配で不安になる響。
海斗を好きなことに気づき響は秘密の恋人になる。
そんな甘い日々が続くわけもなく海斗の父にみつかり響は家をでることに・・・。
「あいつは飽きやすいから」初めての兄への気持ちを勘違いしただけだという義父に
切ない気持をおぼえながらも母を大切に思ってくれる義父の気持ちを考え条件を飲むこと。
海斗が自立してもなお響を想っているなら・・・・・
5年の歳月は短いようで二人が離れるにはとても長い時間。
家族のありかたを考えさせられる本でしたー。