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好きな作家さんだと評価も高めになるし、好きな設定だと萌え度もあがる。
普通なら萌え評価でも、この作家さんだと言うだけでW萌えになるのはファン心理(笑)
今回の作品は傭兵と天才学者さまとの庇護欲満載の記憶喪失ものなのですが
甘い感じがとても良い、そして受け様を襲う危険から攻め様が助け出す!この手の展開は
とっても好きなのです。
それに次回に続いても良さげなキャラのラインナップがまた良いですね。
それでも個性的な面々が出ているのに、主役が呑まれていないのが流石です。
脇キャラで是非続編なの出ればなんて密かに期待してしまうのです。
お話は、ビスクドールのように綺麗な天才科学者が受け様なのですが、天才ゆえの
不遇な子供時代を送っているのです。
普通の家庭に生まれた受け様は物心つく前から天才への片鱗をのぞかせて可愛がられて
いるのですが、次第にその知能の高さに両親が困惑して5歳で専門のアカデミーに
入れられてしまう、両親から離れたくなくて手を伸ばすがその手は振り払われる。
そして受け様は愛情を諦め、自分の知力だけで出来る研究に没頭するようになり
いつしか、研究所で働く人たちともコミュニケーションが取れないような性格になる。
感情の起伏や、相手の事を考えての世間一般の付き合いも出来なくて孤立する。
でも、幼い時に両親に捨てられた受け様はその事すら気にしないように努めるのです。
そんな日々の中で受け様の画期的な研究成果が出るのです、それは麻薬を撲滅する事が
出来るもので、でもその為には日本の研究機関へ行かなければならないのです。
そして向かう途中で受け様はトラブルに巻き込まれてしまう。
受け様が次に気が付いた時には自分の名前すら思い出せない記憶喪失状態で、攻め様が
率いる傭兵部隊に助けられ、受け様を助けてくれた攻め様に刷り込みのように懐く。
受け様は軍の方針で、記憶が戻るようになるまで攻め様たちと一緒にいることになる。
記憶を無くした受け様は24才の年齢には思えない素直さと可愛さを発揮して攻め様の
部隊のアイドル的な存在になっていくのです。
記憶がある時とは別人のように見えるのですが、本来の受け様が現れている感じです。
攻め様と相愛になり、身体を重ねた翌日に受け様は記憶を取り戻す事になるが
目覚めた受け様は、態度が一変してクールで冷淡になっているのです。
受け様と攻め様、受け様と部隊の仲間たちとの関係、受け様の研究を巡る陰謀が
スリルを感じさせる展開で楽しませてくれるのです。
海渡(攻め):傭兵(リーダー)
聡司(受け):天才科学者(超美人)
最初から受け攻めどちらの境遇・立場も分かった状態でお話が進みますので、とにかく安心して読めます。
物語中、7~8割はあま~~~い!と叫びたくなるような展開です。
残りの2~3割で、受けの可哀想だった境遇や、巻き込まれた事件の展開がなされます。
事件の方はハードなんだけど描写は全然ハードじゃない。本当に安心。
もちろん、途中受けが切なく可哀想な部分はありますが(これも受けの勘違いなんですが)
直後に最大のあまあまポイントが出てくるのでどうにも気にならないというか…
一言で言えば、受けが初めて愛を知る物語だと思います。
・受けが総愛され
・受けがべったべたに甘やかされる
・痛いのはノン!
・攻めは優しい人がいい
って方には安心してオススメ出来る本です。
橘先生の物語ってシリーズ展開がしやすいというか、スピンがスピンを呼ぶというかw
他のメンバーでのスピンが読んでみたいなぁと思いました。いつか出ないかな?