ナチュラル・セレクト

貞操観念がどうなってるんだ・・・

前作「Lovers」よりははるかにマシでした。
しかし、こちらも小さな地雷が何個かばらまかれていました。
ということでこのシリーズは私にとっては結局地雷の連続でした。

今回は医者の望月（攻め）とフリーカメラマンのカイリ（受け）のお話でしたが、
この二人の付き合いだしたきっかけが例によって望月がカイリを強姦したことから始まるという。
出た！地雷（汗）作品上にそこの記述は詳しく描写していないので別に良いのですが、
強姦展開はこの話に必要だったのかいまいち謎です。

更に、望月が浮気体質だと思い込んでいるカイリは俺も浮気したる！と浮気するんです。
またもや地雷が（汗）。本当に28歳にもなって何やってるんだか。
そしてあっけらかんと望月に浮気のことを申告するカイリ。

そして浮気のことを聞いた望月はカイリの職場に浮気相手がいると確信して仕事現場に行き、カイリの浮気相手を突き止めます。
そしてカイリの浮気相手が逆に望月を誘うという展開。もちろん望月は相手にしませんが。
なんじゃこりゃ・・・。
貞操観念がゆるいからと言ってものすごくエロい小説というわけでもなく。
こう、あれですね、二人がものすごく愛し合っている感が少ないです。
ラブラブタイムはあるんですが、二人の軽い行動のおかげであんまり深い絆とかそういったものを感じられませんでした。
とりあえず浮気とかそういうネタで話を盛り上げようとしたのだけは伝わりました。