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geboku wa jujun na akuma
さらっと読めた。
内容は目新しいとこも無くありがちかな~と。
攻様の心中いまいちよくわからない。タイトルにあるけど悪魔というより王子にしか感じられないな。言動からみて。
過去の出来事を考えると「ドM?」ってかんじだけど鬼畜な設定だし。どっちだ~ってフラフラな攻様。
そもそもそんなに溺愛ならなぜ再会までそんなに期間を要したのか。受様をどうしたいのか。過去の復讐ならそれなりにすればいいのにほぼあまあまで。なんか勝手というかズルいというか…
最後も急に突き放して再会すればもぅ離さないって…オイ。
そんな好きなら最後まで守れよ~!!離れるなら徹底しろよ!!
…という事で、攻様のハンパな言動により本当はどういう人間なのかがあまり見えてこない。優しい人間ではない気がするよ。
受様は割と素直で好青年で過去の俺様傲慢さはまるで無し。うーん‥こんなに人って変わる?この部分を残したらもっと面白みあったかも。テイストとしては下克上なんだし。
あまりのめり込めないかんじはあったけど宮沢ゆら様の素敵イラストにより萌評価(笑)
今回は受様の元下僕だった過去を持つ人気俳優と
元御曹司ながら今はしがないカフェバイトのお話です。
再会した事で主従関係が逆転した2人が恋人になるまで。
大地主の一人息子として育った受様は
広大なお屋敷で我儘いっぱいに育ちますが、
今から5年前、
受様が私立高校二年の時に
スリップ事故で両親がそろって他界、
その上受様には多額の借金が残されます。
父の懇意にしていた弁護士の助けで
借金そのモノは何とか清算されますが
受様は高校も退学して
生活費を稼がねばならなくなります。
しかし元々お坊ちゃまとして
蝶よ花よとぬくぬく育った受様には
他人に命令されて働くに我慢が出来ません。
何度も仕事を辞め、
20才になっても変わらない受様に
件の弁護士もとうとうさじを投げとしまい
受様はアパートさえ追い出されてしまうのです。
受様は生き倒れ寸前にまでなりますが
面倒見の良い夫妻に助けられて
彼らのカフェで働かせてもらう事になります。
それから2年
受様はオーナー夫妻の世話になりながら
なんとか生きる術を身につけていきます。
受様が働くカフェは
女性客に人気のカフェだった為
この度ドラマの撮影に使われる事になりますが
その撮影で
受様はかつての使用人の息子で
散々下僕扱いした攻様に再会するのです!!
攻様は受様よりも6つも年上でしたが
俺様なお坊ちゃまだった受様は
当然の権利として攻様を下僕扱いし
攻様の母親が結婚して屋敷を離れるまで
2人の関係は変わりませんでした(苦笑)
なのに再会した攻様は
店を貸しきって撮影されるドラマの
主演を務める程の人気俳優になっていたのです。
しかも8年ぶりなのに受様に気づいて
昔のままの優しい態度を崩さない攻様に
落ちぶれてしまった受様はいたたまれません。
そんな時、
受様は自分との情事の写真を盾にして
金をせびり続けている男に縁を切る代りに
大物俳優に一晩抱かれろと迫られます。
コレで最後ならと覚悟した受様ですが
約束のホテルで待っていたのは攻様!!
受様を強請っていたのはモデル崩れの男で
攻様は彼から写真を買いとっていて
受様を待っていたのです。
そして1ケ月言いなりに過ごせたら
データ毎全てを返してやると言うのです。
別に酷い事はさせませんよ。
ただ、少しでも俺の起源を損ねたら
どうなるかはご想像にお任せします。
攻様はやっぱり俺を憎んでるのか?!
受様はカフェを辞め
攻様の世話係をする事になりますが
何をさせられるのか戦々恐々!!
受様は無事に目的を遂げられるのか?!
大地主の息子だった受様と
その家の使用人の息子だった攻様の
下剋上な再会ラブになります♪
両親の死で世界が一変する受様ですが
それまでの世界では王様状態だった為
攻様を自分の家来として好き放題に扱います。
そのため再会した攻様に対して
今の自分との違いに引け目と
昔の自分がした事の罪悪感を持っていて
攻様に対して
虚勢を張って強気な態度で出ていても
昔ほど強気な態度にでられないので
受様は内心はどうあれ
攻様の望むままに動く事になります。
お坊ちゃま育ちゆえに
他人の思惑に疎くてニブい受様と
母親を助ける為に
軋轢を避けて立ちまわっていた攻様では
どちらが上手かはいうまでもないのですが
本質は素直な受様なので
受様の何気ない態度にこそ
攻様の思惑が狂わされていく感じですね。
攻様の他にも
受様の元カレや大物俳優が
それぞれの思惑で絡んでくるので
攻様の真意が告白されるまで
受様のグルグルが面白かったです。
ちょっと考えが足らない受様視点なので
攻様の真意が見えにくいですが
判りにくい言動しかとらないのも
腹黒な攻様の狙いだと思って読むと
けっこうツボを刺激されました♪
下剋上は攻様の愛が見えるかどうかで
萌え度合いが変わってくると思います。
本作は期間限定の全サ企画があり
ミニコピー本がもらえました。
本性のバレて独占欲丸出しの攻様に
負けっぱなしの受様が楽しかったです(笑)
今回は本作と似たシュチュで一作、
高月まつりさんの腹黒な使用人×天然な主で
『執事様に任せなさい』はいかがでしょう?
ということだけはわかりました。というより再確認しました。
久しぶりに読んだ榛名さんの前作(『三食昼寝~』)がすごくよかったので、次のこれも読んでみようと思ったのですが、いい加減作家さんだけでなく、題材もよくよく考えて選ばないと、と何度目かわからない(たぶん無駄に終わるだろう)決心をさせられました。
もともと『作家買い』タイプなので、少しでも気に入った作家さんの作品は、ついつい網羅したくなるんですよね。
これはタイトルだけで、作家買いでなければ『何があっても絶対に手にも取らない』系統です。なぜ『好き作家さん(予備軍含む)』になると、ここまで目が曇るんだろう・・・
もともと『下克上』そのものが受け付けないので、当然と言えばその通りなんですが、やっぱり雅也(攻)のキャラクターがダメでしたね。読みながら気分悪くて堪りませんでした。たとえ本心がどうであろうと、それが伝わらなきゃ意味ないし(相手にもですが、読み手の私に)。まったく一貫性のないキャラクターでイライラしました。その上考えなし。その場の思いつきで動いているとしか感じませんでした。
せめて、雅也の執着の方向がわかりやすく『ゲロ甘』だった方が、安易ではあってもまだしも好みかもしれません。どうせ下剋上なら、ですが。
そもそも、執着の加減も中途半端だよ。8年も放っておくこと自体、『その程度のもんか!?』と思ってしまう。私は『病んでる』執着は決して好きではないですが、雅也はどっちつかず過ぎ。
とにかく、私は雅也が何から何まで、どうしても好きになれませんでした。
司(受)は、まあよかったんです。生い立ちを考えれば、よくここまで変われたもんだ、と感心するくらい。なかなかいいキャラクターだったと思いました。それでも、なぜラブに!?というのはよくわかりませんが。
ひとことで言うなら『あ~っ、イヤなもの読んでしまった!』でしかないですね。読むのが苦痛で、ひたすらにつまんなかった。
榛名さんの次作はどうしようか、と考えてしまうくらい失敗でした。
ただ、下克上が好み・あるいは抵抗がない方なら楽しめるのかな。単にまったく私の好みではなかったというだけで、キャラクターもストーリー展開も(たぶん)『下剋上ものの王道』になるんじゃないかと。
元は裕福な家庭で、お坊ちゃまとして暮らし、6歳年上の使用人の子供の
攻め様を下僕扱いにして散々我儘三昧のオレ様ぶりを発揮していた受け様。
しかし、両親の死後財産も屋敷も無くし、世間知らずにオレ様で暮らし
その後はあまりのワガママぶりの為にアパートも追い出され、途方に暮れて
野垂れ死にしそうだったところをカフェのオーナー夫妻に拾われ2年かけて
それなりの世の中に順応しながらカフェ店員として暮らしていた受け様。
ある日、お店でドラマ撮影がされることになり、その俳優が昔自分が奴隷扱い
していた攻め様だと知り、過去の様々な出来事の為に困惑する受け様。
そして再会した時、様付で呼ばれながらも見下げ果てたような視線に居た堪れなさと
屈辱を味わう受け様。
そして甘ちゃんだった受け様を騙すように付き合っていた元カレに二人の
エロ写真を取られ脅迫されていた受け様に、元彼から写真を返してほしければ
男娼の真似事をするように脅迫され、受け様は今の生活を守る為に従う事に
しかし、その場所へ出向いたところで、待っていたのはなんと攻め様で
受け様は困惑しながらも俺サマな態度で写真の返還を求めるのですが
攻め様から、1か月限定で攻め様の言いなりになる事を条件にされる。
再会ものなのですが、受け様は過去の自分の様々な所業に罪悪感もあって
攻め様から過去の仕返しをされていると思い込んでいるんです。
もっとも攻め様の丁寧な口調とは裏腹な悪魔のような傲慢さで受け様を
扱う様子は、確かに好かれているとは思えない所業なんです。
でも、どこかしらで、受け様の身を案じる攻め様の態度や言動が執着を
感じさせるのですよ。
再会&片思いのツンデレ系のラブストーリーなのですが攻め様の愛情の
深さを感じるお話でもあります。