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くり返された愛の言葉。そして別れは突然に……。
itsuka kitto koi ni naru
タイトル通りと言えばいいのかも、なんて思いながらも良かったねぇ~
って思うくらいの作品かな。
記憶喪失モノなんだけど、いまいち心に響くものがないのですよ。
登場キャラに可愛いワンコ2匹が登場するのがせめてもの救いなのかと思うけど
盛り上がりにも欠けるし、只々、健気ながらも往生際の悪い受け様が
記憶を無くした愛する人をひたすら追い求める話なのですが、人魚姫だって
もう少し健気さに可愛げがあるから同格に語るのも憚られる作品でした。
医者になるのが希望の受け様は、救助小屋の臨時管理人としてアルバイトをしてて
飼い犬が攻め様を発見し救助するが、攻め様は怪我をしている。
医者志望の受け様が出来る限りの治療をして、遭難医療センターに連絡しようとするが
無線機が壊れていて連絡が付かない、更に天候が悪くて救助を呼ぶことも出来ない。
攻め様をそのまま看病しながら、気が付いた攻め様は記憶を無くしてる。
そして、二人で山小屋で天候が晴れるのを待つ日々でいつしか恋になる。
記憶の無い攻め様とひと時の関係を結ぶが、救助を呼びに行ったら攻め様は消えていた。
山でのアルバイトも終わり、医大に入る為に街に、そこで攻め様を見かけ追いかける
しかし、攻め様は受け様を覚えていない。
攻め様は名家の御曹司なのですが、攻め様の屋敷で求人があり、受け様はそれに縋り
攻め様に家で働きながら攻め様の記憶が戻るのを願う。
犬以外に心をひらかない攻め様、受け様に冷たく当たる。
そして攻め様が婚約し結婚すると知り、落胆して受け様は屋敷を去る。
一人失意の中でアルプスの山小屋に戻り、攻め様を忘れようとしていると・・・
攻め様が記憶を取り戻し受け様に会いに来る。
そんなベタベタなストーリーでした。
ワンちゃんは可愛いです、ほんと。
そうなんですよ、いや、そうだったんですよ。。。
この作家さんの本で好きなのは過去2冊。
ついそれを期待して本来といいますか、多く書いてらっしゃる割と健気な受けちゃんモノの存在に地雷を踏んで爆発してしまうことを!
母親を亡くし、後見人を亡くしひとりぼっちになった美咲は、後見人が入るはずだった救助小屋の管理を、学校が始まるまでということで愛犬の救助犬ヴォルフと一緒にしているのだが、ある日、普通の軽装のまま怪我をして倒れている男性を発見して救助する。
しかし、無線が壊れあいにくの悪天候で男を救急センターへ運び込むことができない。
男は記憶を失っておりクラウスと名づけ、美咲の看病の日々が続いていくうちに、二人に愛が芽生える。
しかし、天候がが回復して麓へ救援要請に美咲が出かけた間に彼は姿を消す。
そして、山をおり医大に入るためチューリッヒへ入った美咲はクラウスにそっくりな男性を見かける。
彼あいたさに、彼の家の使用人募集に応募すると彼が直接面接に。
全く美咲の事を覚えていない彼は、リンデル財閥の当主だったのでした。
とまあ、そんな具合の出会いと別れと再会があります。
再会後の展開についてはもう・・・財閥という設定からして、そして山に怪我をして軽装でいるということからして、一目瞭然ですね。
そして一途で健気な美咲の姿です。
記憶が戻るのも唐突にやってきてビックリ!(そんなもんでしょう)
すご~く苦手な超ベタ展開に、健気受け(涙)
エンドの描写が「ウォン、ウォン」と鳴く犬に幸せな朝を迎える恋人達・・・
あとがきで作者さんが「世界名作劇場」風でしたがいかがでしょうか?と書かれているとおりでしたorz。。。
すみません!撃沈です玉砕しました