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koi wa kenja no gukou
一人になってしまったホームレス(そしてニート)の水嶋知明(受け)は、公園で男に襲われていたところを偶然通りかかった歯科技工士の東雲十和(攻め)に助けられます。
それから攻め様の自宅でお風呂に入り、久しぶりのご飯までいただいちゃいます。
様々な理由からしばらく攻め様の家においてもらえることになった受け様なのですが、すべてにおいてやる気のない受け様はお世話になっているにもかかわらず、家事は一切手伝いませんし、パソコンをいじったりお菓子を食べたりして、しまいには攻め様に耳掻きや歯磨きまでしてもらっちゃう、かなり図々しい子なのです。
ですが攻め様はそんな受け様の態度に嫌な顔一つせず、今まで自分のまわりにいなかったタイプだ、と微笑みます。
図々しい受け様ですが、たまに変なところで遠慮するので、憎めない。
普段は働かずにダラダラしていますが、受け様は攻め様にとても懐いていて、攻め様がずっと仕事部屋から出なかった時には疲れていないかと心配し、怒らせてしまった際には仲直りをしようと、お茶を作ってみたりとなかなか健気な面もあるのです。
攻め様は怒るとこわかったですね~。怒鳴り散らすタイプではなく、ただ一言だけだったり、雰囲気で怒りをあらわすタイプで普段穏やかなだけにドキドキしました。
あとじつは両想いなのに、すれ違ってしまう二人が本当に切なかったです。
けれど最後はとってもラブラブで、ハッピーエンドです。
硬派な攻め様はほんとはエッチな方でギャップ萌えしました。
最初読んだ時は受け様の厚かましさっぷりに呆れてしまいましたが、「十和~、とわ~!」と攻め様に懐く姿はまるで子犬のようで、今では可愛くて仕方ありません。しっかりとお仕事も始めています。
とても気に入っていて、何度も読み返している作品です。
表紙イラストにはお話の中で登場したものやネタがいくつか描かれているので、ぜひ探してみて下さい。
ヒキニートとはなんぞや?
ということで、最近ハマっている川琴さんの作品です。
受けは20歳で元ニート、今はホームレスの小型犬タイプの千明。
親の会社が倒産し、その日から公園に一人暮らし(?)。
『嫌なことがあったらとりあえず笑っとけ』が心情。
攻めはもうすぐ30歳になる十和。
千明曰く『神様みたいなひと』。
歯科技工士で、真面目で、地味だけれどイイ男で…と、結婚相手としては最高ランクなタイプ。
ホームレスとなった千明は運良く十和に拾われ、なんと黄金比率の歯並びの持ち主だった!
なんじゃそりゃ!(笑
歯型をとることを了承し、しばらく十和のところでやっかいになることになります。
しかし、いないでしょう、こーんな穏やかな人!ってくらい十和の懐は底なし。
わたしなら五分だって千明の世話は無理ですよー。
千明が十和と出会うきっかけになったオッサンの被っている帽子のロゴだとか、アザラシの住民票など、細かいところがわたしのツボの川琴さん。
いちいち、章の始めに長ーいタイトルが入るのも面白いです。
今の段階で一番ハマっている川琴さんの作品は新刊('13年1月現在)の『今夜、きみと星につなごう』なのですが、こちらの作品もなにせ十和はメチャクチャ女子の結婚相手の理想かと思いますし、怒ったところもカッコ良いしー、ひじょうにお気に入りです。
最初読みづらいなあと思ったんですよ。
千明の今風な子の表現に合わせてあるのか、セリフ以外の部分も短縮語やかったるさ全開で。
ですが中盤からは、千明が十和に不器用な一所懸命さで対するさまがひじょうに可愛いくなりました。
前半は怠惰全開なので、かなり我慢を強いられましたけどね(苦笑
そして脇キャラの筧先生、カッコ良いです!
筧先生が攻めのスピンオフが出て欲しいー。
最後に、陸裕さんのイラスト、かなりマッチしていました。
歯磨きシーンや爪切りシーンはかなりの萌えですよ!
このシーンを選んで頂き、川琴さん、陸裕さんありがとうございました!という感じです(笑
「恋は賢者の愚行」なんとも気になるタイトルのこのお話は、恋の格言になぞらえてる
ような構成なんですよね。
そしてタイトルの賢者は攻め様の事なんですが、とすれば、必然的に愚者は受け様。
英国の作家のサミュエル・ジョンソンの格言、「恋は愚者の知恵、賢者の愚行」を
そのまま形にでもしているようなお話でした。
受け様のダメっぷりが、ここまでかっ!ってくらい酷いんですよね(笑)
どこかのお笑いタレントの自叙伝みたいなノリで始まる、父親から倒産し差し押さえで
今日から住むところもなくて、解散なんて一言で公園に置き去りにされた受け様。
でも、既に二十歳で独り立ちも出来るお年頃なのに、ひきこもりのニートで
お腹を空かせながらも公園の土管遊具で寝起きしてしまうホームレス状態。
ある日そんな受け様を狙って変質者に襲われそうになった時に助けてくれたのが
歯科技工士の攻め様、この攻め様、生真面目なのに、かなり人が良いのですよ。
受け様はそんな攻め様に甘え、攻め様の自宅に行くのですが、そこで攻め様に
黄金比率の完ぺきな歯並びだと、歯型を取らせるかわりにそれまでの3日間居候する事に
なんて思っていたら、いつの間にやら攻め様のペットとして暮らす事に決定。
何も出来ない手がかかる受け様のダメダメぶりはどこの王子様ってくらいで
お茶一つ入れられない、攻め様に食事を作ってもらって、毎日ダラダラして
家で仕事をしてる攻め様に、頭を撫でてもらって、耳かきしてもらって・・・・
恋人同士なら間違いなく初めから溺愛状態です。
ふとしたきっかけで出会い、一目ぼれでも無くて、ただ攻め様の親切心から始まる関係
そんな心がほのぼのするようなふれあいの中で二人の不器用すぎる恋が始まる様を
描いているのですが、攻め様の古風で、生真面目な恋愛観ではなかなか先に進まない。
そして、受け様も何だかんだと攻め様に言ってるけど、恋愛経験無しの耳年増系で
その為に、擦れ違いでお互いに辛い思いをしてしまうのです。
愚か者が恋をして若干まともになって、賢者が愚か者にこいをしておバカな事を
してしまうくらい、ワタワタしちゃうお話で、かなり甘めのお話になります。
表題作と、ショート続編の2作品収録されてます。
「恋は賢者の愚行」
題は「恋は愚か者の知恵であり、賢い者の愚行である」というイギリスの詩人かつ評論家からの言葉から取られたもので、それになぞられてます。
生真面目な歯科技工士である十和(攻め)が賢者で愚かな行動をし、余り深く物事を考えない知明(受け)は愚か者で知恵を得ていくという話です。当事者でない筧先生が冷静な分析により話されたのですが、正しくそのものでした。
「ハッピーバースデー」
後日談的なショートです。誕生日を教えてくれなかったとすねる知明と、充分幸せだという十和の甘い話でした。
二人の恋模様は楽しめました。初めての恋への戸惑い、恐れ、擦れ違い…そして仲直り!良かったです。エロチャットも面白かったですし。イラストも素敵でしたし、表紙の鏡に映った知明の耳とかほんと可愛らしかったです。
ただ、冒頭に出てくる「解散!」が…。あの本ですよね、と分かりますけど、評判になってから年月が経った今だからか、なんとも妙な気分になりました。こういう引用ネタって、元ネタを読者が笑えるかがポイントになるんでしょうが、私は芸人ネタにされていても当時の著者には過酷な現実であったわけで笑えませんでした。文中でも「解散」って言葉がちょいちょい登場するのですが、その度に可愛らしいストーリーの合間に「現実」がちらついてしまい、妙な気分になってどうにも集中できませんでした。
表紙買いしました
受け様は自分でもはっきり分かるようなヒキニートで
家族の借金で家族が離散してホームレスをしていて
変ないな方に襲われそうな所に攻め様に助けられます
それにしても 可愛いのはいいのですが
とにかくダメすぎる受け様で個人的には好みじゃなかったですが
最後の方で、周りの人がいいひとばかりで
まじめに職につけますw
攻め様は生真面目な歯科技工士で
受け様の歯並びにほれ込んで型どりをお願いして…という感じなんですがw
受け様のダメ人間からの脱出しようとする内容に
萌えました