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オレ様×人見知り、ココロとお腹を満たす恋
kumo to meringue no koi
人気漫画家ユニットのストーリー担当の攻め様と家政夫志望の受け様の
ちょっぴり切なくて、ほのぼのしててあったかいそんな素敵なラブストーリー。
受け様は、料理が上手で炊事洗濯が得意な癒し系男子、調理の専門学校を
男性のハウスキーパーを派遣する会社がある事を知り、自分がなりたかったのが
家政夫だとの思いから、勝手にやめてしまい、同居していた姉から激怒され追い出される
それでも、今まで面倒を見てもらった姉の許可がないままでその会社に面接に
いく事も出来ず、義兄が姉を説得するまで、義兄の担当する人気漫画家ユニットの家で
住み込みのメシスタントをすることになります。
漫画家ユニットの面々は明るく人当たりが良くてアイドル好きの流先生、寡黙で
スイーツオタクな哲先生、そして攻め様でもある、不愛想で一見すると怖い雰囲気で
口も悪くて、でもラブコメの天才、ストーリー担当の海先生の同級生ユニット。
一癖も二癖もある面々です。
攻め様はオレ様な面もあるのですが、素直じゃなくて意地っ張り気味で、照れ屋
口では散々受け様をこき下ろすのですが、実はその言葉は反対みたいで鵜呑みに出来ない
なかなかつかみどころが無くて、人見知りの受け様にとっては初対面から苦手な感じ。
でも次第に同じ屋根の下で暮らすようになると、攻め様の不器用な優しさが分かるように
受け様の姉と同じ感じの愛情表現をするタイプだと気が付く受け様。
受け様は気が弱くて人見知りが激しいけど、周りに癒しを与えるタイプなのですが
実は異性に興味が持てないゲイで、それも人見知りに拍車をかけているんですよね。
義兄や、友人に、女の子ならプロポーズしてるなんて言われて傷ついてしまう。
料理を作ることが好きで、家事も万能で、でも男なのにって思われるのが辛い。
でも、攻め様はそんな受け様の夢をあっさり受け止めてくれる。
攻め様は恋愛をしていないとラブコメが書けない恋愛体質みたいでその意外な
ギャップに面白かったと感じました。
書けなくなると公園のボートで雲を見て過ごすナイーブな一面もあるのです。
不愛想に隠された繊細で人を気遣う優しさを知ったら好きになってしまいますね。
普段の生活の中で育まれる優しい思いや愛情が感じられる作品でした。
待望の(ホントに待ってたんです!)松前さんの新刊です。いちばん好きな作家さんですので(新作が出たら無条件に即買うのは松前さんだけです)。やっぱりよかったですよ。大好きです。
でも、すごく松前さんらしいというか、まあパターンに嵌った設定でしたね。ハッキリ言えば既視感・・・
あ~この設定・エピソード、松前さん好きだよな~というのがいろいろありましたね。松前さんは全作読んでる(持ってる)ので、まあ正直なところ、読みながら他の作品がいくつも浮かびましたよ。
私は松前さんの持ち味そのものが好きなので、それでも一向に構わないんですけどね。
海斗(攻)が、ぶっきらぼうなだけで別に『俺様』じゃなかったですね。不器用で、言葉も行動も素直じゃないからわかりにくいだけで、ちゃんと優しさを持ってるんです。
彩樹(受)のキャラクターは、好みが分かれそうだな~とは思いました。私は好きなんですが。癒し系というか、ふわふわしたイメージでしたね。
脇キャラクターが相変わらず味があるんですが、いつもほど個性が強過ぎなくて(というよりも私の苦手なタイプではなかったので)、よかったですね。
ドラマティックなアップダウンストーリーもいいんですが、個人的にはそういうのはどちらかというとファンタジーの方で読みたいんです。だから私は、松前さんの起伏のない日常ものがすごく好きですね。
ただ・・・久しぶりだからなのか、文体が変わりましたね。わざとかなあ?地の文のモノローグがちょっとくどく感じました。多過ぎなければ、この形式自体はいいと思うんですが。
ただ、正直あまりにも『松前さんテンプレート』過ぎると感じたので、『神』にはできませんでした。松前さんを複数読んでれば、どれかには似てると感じるんじゃないかと思ったくらいです。
でも結論としては、松前さんやっぱり好き!でしたね、私は。
この作家さんの作品もちょっと可愛いと言うかふんわり雰囲気のイメージで若干苦手目。
しかし、ムクさんイラストに。。。
物語は悪くないのですが、組み合わせも悪くないのですが、お話としてはキュンもできるお話だとは思うのですが、やっぱり設定が苦手でした(涙)
なぜならば、主人公の男子が家政夫志望という、その奥を探っていくと、
実は、好きな人の世話をしたい、
まるで「お嫁さんになってかいがいしく好きな人のお世話をしたいの」な女の子的スタンスがチラチラと見えてしまったからなのです。
それはそれで、そういう男子もいてもいいし、そういう考えもあってもいいのですが、
どうにも個人的にやはり、男子にはそれを職業とするならば、それなりの「仕事」という部分が欲しかったからです。
それが恋愛と絡んでしまったことで、「お嫁さん」色が濃くなってしまい、
おまけに、専業主夫をしている男性も登場して。。。
あくまでも、こういう男子が受け入れられるかられないかの、これは個人的好みの問題なので。
お話としては、いいんですよ。
彩樹は小さい頃家に来ていた家政婦さんとの良い思い出があり、それで家事をするのが好きで料理の専門学校へ姉の援助で通わせてもらっていたのですが、パティシエを勧める姉の希望と自分の希望がそぐわず学校を辞めてしまう。
姉の家に居候していた身だったので、いくあてがなくて友人宅にお世話になっている時に、姉の夫で漫画の担当編集をしている義兄の紹介で、担当漫画家の住み込みメシスタントとして働くことになる。
そこには、彩樹の好きな漫画を描いているユニットの3人が住んでいて、彩樹の創る料理は喜ばれている。
しかし、態度がつっけんで感情が良く読めない海斗が気になって、という展開。
彩斗が、まめまめしいので、いつも好意を持つ相手に「女の子だったらお嫁さんにするのに」と言われてしまうので、ガッカリしてしまうために、最初から諦めて、ノンケは好きにならないようにしているというスタンス。
男の家政夫の会社があるのを見て、そこへ就職しようと思っていたのに、結局海斗が好きなことから就職を蹴ってしまうというのが、どうにも、やはりお嫁さん感覚だったのか、、がっかりだな~という感じでトドメを指されてしまったのですよ。
そして、攻めはわかりづらいです。
ツンデレというか、クーデレというか、なんというか。
おぼこな受けには強引な攻めのほうがむいているのかもしれないけれど、受け視点だけで読む分にはすごく切ないものを与えるのですが、言葉で言ってやれよ、、、何て思ってしまったり。
3人で住んでるのに、ひと組カプで同じ屋根の下にいるのにエッチしてる状態って!?ってちょっと。。。
だけど、売れっ子漫画家という設定だけあって、彼等の描写はお仕事ガッツリではありました。
だから余計に彩樹が女子を感じてしまったのかもしれないです。
対比として、彩樹の、バリバリに働いて家事が苦手な姉というのが出てくるのですが、今自分でも女子でも「嫁が欲しいよ~」なんてつい思って口に出してしまう位の世情ですから、彩樹はその理想形なのかもしれません。
松前さんは好きな作家さんですが、今回は凹凸がそこまでない割と平坦なお話だった気がします。
人気漫画家とそのアシスタント(といっても家事全般の)のお話。
主人公は大人しめの癒し系で、「ご飯をつくる」事が主なお仕事のため、最初から最後まで家庭的でほのぼのした雰囲気のお話でした。
主人公はゲイでのため「誰かを好きになる」という事に意識して歯止めをかけています。けれどそれがそこまで重い制約になっているかというとそういう事でもなく、恋に落ちてしまうのも割と早い印象でした。
幸せ感のあるお話は好きですが、今回はちょっと物足りなかったかなぁという感じです。一番の理由は、攻めである海斗にそこまで深い執着心や恋愛感を見出せなかった事でしょうか。
比較的短いお話だったのもありますが…。
それでも松前さんの書くゆるふわな雰囲気が好きです。
はまだまだ読みたいお話が沢山ある作家さんなので、次の作品に期待します。
小椋ムクさんのイラストなので、購入。
松前さんの作品を読むのは、三冊目。
受けの彩樹は家事が得意で、姉とその夫である義兄との三人暮らし。
姉に勧められ調理師学校へ行くはずだったが家政婦になりたいと思う気持ちが強く、黙って辞めてしまい姉と喧嘩に。
攻めは人気漫画家ユニットのストーリー担当の海斗。
ぶっきらぼうで口が悪いが、裏表のない性格。
若干、俺様。
姉との喧嘩で家を追い出された彩樹だが、義兄に自分が担当している海斗達のメシスタントに紹介され住み込みで働くことに。
夢だった家政婦の第一歩。
しかし顔合わせの前に偶然海斗に出会い第一印象はイマイチだった彩樹だが、気持ちが徐々に傾いていくといった話。
が、萌えやキュンはわたしにはなかったです。
家政婦になりたいという気持ちも共感するには弱い。
専門学校へ行って免許取ってからでも遅くないのではとも思いますし。
その日の食事をガチャガチャマシンで決めるといったお遊び要素は面白いですが、こういう感じの攻めは松前さんの作品で読んだことがあるような…といった感じが読みながらしてしまいちょっと夢中になれないストーリー展開で残念でした。